― 体験版 ―
 
Crashday[英](Atari Europe)
Text by 朝倉哲也

 

 武装したチューニングカーで敵車をぶっ潰すという,レースゲームとシューティングゲームをミックスしたような,ハイパーバイオレンスなレースが楽しめるゲーム「Crashday」のデモ版が登場した。

 デモ版では,「Wrecking Match」と「Stunt Show」というゲームモードで,シングルプレイとマルチプレイの両方を楽しめる。
 「Wrecking Match」とは聞きなれない言葉だが,要するに相手のマシンを多くぶっ壊した者が勝ちというルール。いかにもアメリカンマッスルカーといったIronhorse V8か,4WDピックアップトラックのPick'em'Up V8かの2台のオリジナルマシンが使用可能だ。
 レース(バトル?)の舞台となるのは,うねるような丘陵が続いているアメリカの牧草地といった草原。それぞれの車体には,ミサイルとミニガンの二つが搭載され,これで敵車を攻撃し,決められた台数(デモ版では10台)を最も早く破壊したプレイヤーが勝者となる。
 一方の「Stunt Show」は,派手なスタントでより多くのポイントを稼いだものが勝つというルール。垂直に切り立ったジャンプ台や,ジェットコースターのレールのような360度ループがそこかしこに設置されたアリーナで,ひたすらスタントを繰り返すというものだ。地味に聞こえるかもしれないが,ありえない高さまで飛び上がったあと地面に落下していく感覚など,一度体験したらヤミツキになるだろう。なお,デモ版では先に25万ポイント集めたプレイヤーの勝ちとなる。
 両モードとも,ジャンプからの着地や敵からの攻撃などで,マシンはどんどん壊れていく。スタート時こそピカピカの新車が,数秒後にはスクラップの一歩手前になってしまっているという,激しい壊れっぷりが楽しめる。

 マルチプレイでは,すでにインターネット上でプレイしている人達も見かけるが,2006年1月27日現在,全般にプレイヤー数はかなり少ないようだ。もっと混雑していてもよさそうなものだが,今後デモ版が広まって,マルチプレイ人口がもっと増えてほしいものである。
 マシンをガンガンぶつけ,マシンガンをバリバリ撃ちまくり,ジャンプしまくるという,ストレス発散にはもってこいといえる本作。レースゲーム的な難しさはないので,運転の下手な人もぜひプレイしてみよう。
 ちなみにDeleteキーでゲームポーズをかけられるのだが,ジャンプ中やマシンが爆発炎上した瞬間などにポーズをかけると,止まった状態で自車を中心にカメラがぐるりと一周し,かなり迫力あるシーンを見られるといった,細かいお遊びも面白い。お勧めの1本だ。

 

 

■キー操作

前進 / 後退(ブレーキ) ↑ / ↓
左 / 右 ← / →
ハンドブレーキ Spaceバー
ニトロ V
ミニガン B
ミサイル N
カメラ視点変更 C
マシンリスタート R
後方を見る Tabキー
ホーンを鳴らす H
ポーズ Deleteキー
メニュー Escキー

■動作環境

OS:Windows 2000/XP(+DirectX 9.0c以上)
CPU:Pentium 4/1.50GHz以上[2.50GHz以上推奨]
メインメモリ:512MB以上[1GB以上推奨]
グラフィックスチップ:GeForce 3またはRadeon 8500以上
グラフィックスメモリ:64MB以上[256MB以上推奨]


(315MB)


 

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http://www.4gamer.net/patch/demo/crashday/crashday.shtml