連載
新連載 ハロー!Steam広場 第1回:私とあなたとチョココロネ
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 新連載「ハロー Steam 広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者の独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,遊ぶ予定のないゲームを購入してしまう上級Steamerにジョブチェンジできるかも。
今回ご案内するのは,魔界戦争に巻き込まれたあげくSteamウォレットコードに上陸されてしまったウクライナの北部にある市“プリピャチ”。Deep Sword Fighting Systemによってチョココロネが絶滅してしまったこの広場では,団地妻が跳梁跋扈し,バッドコミュニケーションを熱唱しているようだが……。
TitanQuestの精神的続編作「Grim Dawn」
数あるDiabloクローンの中でも頭一つ抜きん出ていた,「TitanQuest」のリードデザイナーが手掛けるハック&スラッシュRPG。発表当初は2013年8月中にリリース予定だったのだが,開発が予定よりも遅れているようで,やっと第1章を公開できる段階まで進んだ感じだ。
開発に使用されているゲームエンジンは,TitanQuestで使われていたPath Engineの改良版ということで,グラフィックスの質感やUIの雰囲気は,どことなくTitanQuestを思わせるものがあり,ファンとしては嬉しい限り。
さて,実際のゲームプレイは,オーソドックスなハック&スラッシュRPGといった印象。基本的にクリックでの操作がメインとなり,スキルなどを使用する際にホットキーを使うといった感じだ。この辺は,同ジャンルのRPGで遊んだことのある人ならすぐに馴染めるだろう。
クラスはLv2から取得することが可能で,現段階で用意されているのは4つ。重装備を身に着け,近接戦闘を得意とする「Soldier」,銃や手榴弾といった現代的な武器で,遠距離から敵を圧倒する「Demolitionist」,西洋魔術を使って魔界のモンスターを召喚する「Occultist」,影に溶け込み,敵の死角から攻撃する「Nightblade」だ。
TitanQuestでは,2つのクラスの組み合わせで,40種以上ものクラスが存在したので,この辺りはGrim Dawnでも期待したい。
開発途中のゲームであるため,未実装な部分が多く物足りなさも感じるが,ロードマップによると,2014年中旬にマルチプレイを,後半には大型コンテンツの実装が予定されている。今のうちに購入して,少しずつゲームが完成しいく様子を楽しむのもいいだろう。
「Grim Dawn」Steamページ
たった2人で制作中のオンライン対戦RPG
「Kingdoms Rise」
開発途中のゲームにお金を払って参加する仕組みこそが,このアーリーアクセスだ。今回紹介する「Kingdoms Rise」は,なんとたった2人で制作しているという剣と魔法を使って戦うオンライン対戦アクションRPGだ。
公開されているムービーを見る限り,2人で作ってるとは思えないクオリティ。ちなみに,アーリーアクセス版をリリースして,5か月後には完成させたいとのこと。
本作の特徴の一つである,Deep 360°Sword Fighting System によって,プレイヤーは自在に剣を操ることできるんじゃよ,と言われたので,さっそく参加して剣を振り回してみたのだが……うん,さっぱり分からない!ただ,X-MENのナイトクローラーよろしくな感じで,瞬間移動しながら戦えるのはなかなか楽しいうえカッコいい。
明確なクラス分けはなく,武器や防具,魔法アビリティなど,キャラクターを自由にカスタマイズすることで,プレイスタイルに合わせた戦い方が楽しめるので,興味のある人はお試しあれ。
「Kingdoms Rise」Steamページ
Might&Magic風のダンジョンRPG
「Deathfire: Ruins of Nethermore」
「こんなゲームをリリースしたい」という開発者に対して,ユーザーが賛成か反対かを投票できるサービスがGREENLIGHTだ。今回ご紹介するのは,2タイトル。まずはこのMight&Magicの香りをプンプン振り撒いている「Deathfire: Ruins of Nethermore」だ。
本作は,「Realms of Arkaniat」や「Planescape:Torment」のプロデューサーを務めたGuido Henkel氏が率いる,G3Studiosの新作タイトル。ゲームはターンベースで進む3DダンジョンRPGで,旅の途中で出会うさまざまなNPCをスカウトしてパーティを作ることができるとのこと。
NPCにはそれぞれ性格が設定されていて,メンバーの構成によってパーティ内での会話などが変化するらしい。団地妻ばかり集めてバッドコミュニケーションを熱唱するパーティとか作れるんですかね。
ムービーやスクリーンショットが複数公開されているので,そちらを見ると雰囲気がつかめるはずだ。ダンジョンRPGが好きな人は見ておこう。
「Deathfire: Ruins of Nethermore」GREENLIGHTページ
“S.T.A.L.K.E.R”じゃないよ「Voice of Pripyat 3D」だよ
「お!“S.T.A.L.K.E.R”の新作来てるやんけ!」と思ったら違ってたオンライン対戦FPS。タイトルからも分かる通り,「S.T.A.L.K.E.R」でも舞台となったウクライナの北部にある市“プリピャチ”が本作における戦場となる。
戦場には対戦相手のほかにも,モンスターや,周囲に超常現象を引き起こすアノマリーなどが存在するようだ。メインターゲットとしているのが,S.T.A.L.K.E.Rや「Metro」シリーズのプレイヤーとのことなので,二言目には「ポマギーチェ!」と言ってしまう人は,抜かりなくチェックしておこう。
「Voice of Pripyat 3D」GREENLIGHTページ
「Steam ウォレットコード」が日本に上陸
「クレジットカードでいいじゃん」という,もっともな意見が飛び交っていたところを見ると,普段からクレジットカードを使っている人からすればピンと来ないサービスだろう。
とはいえ「PRO スチーマー」では,「コンビニ決済」「銀行振込」などを利用して「Steam ウォレットコード」が購入できるので,クレジットカードを使うことに抵抗があるという人や,そもそもクレジットカードを持っていない人からすれば朗報に違いない。
販売開始から5時間ほどで100ドルの枠が品切れになっていたところをみると,サービス自体は結構順調な様子だ。
関連記事:(https://www.4gamer.net/games/038/G003821/20131120074/)
「PRO スチーマー」公式サイト
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