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ホログラフ映像を現実世界に投影するウェアラブルデバイス「castAR」のプロジェクトがKickstarterに登場
Kickstarter「castAR: the most versatile AR & VR system」(※英語)
「castAR」は,「The castAR glasses」と呼ばれるシャッターグラス型の3Dメガネに2つのマイクロプロジェクターが装着されており,ここから出力した3D映像を「castAR Surface」というスクリーンに表示させるという仕組みだ。
「castAR」は単なるディスプレイデバイスではなく,「The Magic Wand」と「The RFID Tracking Grid」という,ユニークな周辺機器も用意される。
「The Magic Wand」は,ジョイスティックとポインタを組み合わせたようなデバイスで,立体的な操作に対応したコントローラのようなものといっていい。
「The RFID Tracking Grid」は,「castAR Surface」上に置かれたRFIDタグを認識することで,タグのついたフィギュアにHPゲージを表示させたり,タグ付きカードの上に3Dモデルを表示させたりといったことが可能になるという。なお,「The castAR glasses」のマイクロプロジェクターの間には,小型カメラが設置されており,このカメラでマーカーのスキャンを行えるそうだ。
「castAR」の出荷予想時期は2014年9月とされており,入手できるパッケージは出資額に応じて異なっている。追加出資を行えば,北米以外の国にも出荷される模様だ。ちなみに,実際に「castAR」のセットを入手するには,189ドル(+追加80ドル)以上の「STARTER PACKAGE」以上のオプションを選ぶことになる。
目標額は40万ドルと少額だが,Kickstarterでは「Oculus Rift」や「Ouya」に続くヒット作品になりそうなデバイスだけに,今後の動向にも注目していきたい。
Technical Illusions公式サイト(※英語)
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