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【PR】「Black Shark 2」はゲーマー向けスマホの新たなスタンダードとなる。高性能SoC+ゲーマー向け特化機能は他にない魅力だ
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印刷2019/05/30 12:00

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【PR】「Black Shark 2」はゲーマー向けスマホの新たなスタンダードとなる。高性能SoC+ゲーマー向け特化機能は他にない魅力だ

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 ゲーマー向けを謳うスマートフォンが,海外の端末メーカーから次々と登場している。しかし,それらの製品は,日本における無線機器の法規制を満たした証明である「技術基準適合証明」――いわゆる技適――を取得していないことが多い。スペックや機能面でゲームに最適化していても,国内で合法的にゲーマーが使える製品ではないものがあるわけだ。
 そんな悩ましい現状に一石を投じる端末が登場する。TAKUMI JAPANが販売するBlackshark Technologies(以下,Blackshark)製のゲーマー向けスマートフォン「Black Shark 2」が6月7日に国内発売となるのだ。本稿執筆時点では,先行予約販売を受け付け中である。
 本製品の特徴と性能を確認するとともに,実際のゲームにおける使用感を検証してみたのでレポートしたい。

Black Shark 2
メーカー:Blackshark
問い合わせ先:TAKUMI JAPAN
価格:10万7870円(税込,※2019年5月30日現在)
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 なお,本稿はハードウェアの紹介とテストを編集部の小西が,実際のゲームによるプレイテストの部分はライターの箭本進一氏がそれぞれ担当している。

TAKUMI JAPAN公式直販サイト「KAZUNA eSHOP」



Blacksharkはスマートフォン大手Xiaomiの関連企業

国内向けモデルはLTEバンド19に対応


初代Black Shark。2018年8月に行われたChinaJoy 2018に参考出展したときの写真
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 製品の説明へと進む前に,BlacksharkとTAKUMI JAPANについて,簡単に説明しておこう。
 Blacksharkは,中国のスマートフォン大手であるXiaomi Corporation(小米集團,以下 Xiaomi)の関連会社で,ゲーマー向け製品に特化した企業である。2018年に中国で発売した「Black Shark」が同社初のスマートフォンだ。Black Shark 2は,その2代目にあたる。

KAZUNA eTalk5
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 一方のTAKUMI JAPANは,携帯型翻訳機「KAZUNA eTalk5」の開発と販売を行っている国内メーカーだ。かつて「FREETEL」ブランドでスマートフォンを手がけていた増田 薫氏を中心に,当時のスタッフが再結集して生まれた企業である。

 そうした経緯もあり,TAKUMI JAPANにはスマートフォンの開発に関するノウハウを有するスタッフが在席しているという。そのため,Black Shark 2の販売にあたり同社は,単に中国の製品を国内に持ってきて売る販売代理店ではなく,国内向け端末に必要な要素――とくに対応する周波数帯――を盛り込むといった製品の仕様変更にも関わっているとのことだ。実際,TAKUMI JAPANが取り扱う国内向けBlack Shark 2は,技適を取得しているのは当然のこととして,グローバルモデルが対応していないNTTドコモの800MHz帯(FDD LTE Band 19)に対応しており,NTTドコモ回線を使うMVNOのいわゆる「格安SIM」を利用しやすくなっている点が大きなポイントと言えよう。
 難しい話を抜きにして言えば,国内で合法的に使えて,掴める周波数帯も多いのが国内向けBlack Shark 2であるという理解でいい。


個性的なデザインの背面が目を惹く


 前置きはこれくらいにして,Black Shark 2の外観から見ていこう。
 Black Shark 2には,「シャドーブラック」「フローズンシルバー」「グローリーブルー」という3種類のカラーバリエーションが用意されている。今回,主に取り上げるのはフローズンシルバーのモデルだ。

Black Shark 2のカラーバリエーション。左からグローリーブルー,フローズンシルバー,シャドーブラックとなる
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2眼式のアウトカメラは,あえてレンズを強調したデザインを採用している
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 写真を見ても分かるとおり,どの色も背面のデザインは派手で個性的である。とくにグローリーブルーは目立ちそうで,いかにもゲーマー向け製品といったイメージをうまく演出しているのではなかろうか。2眼式のアウトカメラ自体は珍しいものではないが,あえてレンズ部分を円筒形にしてわずかに突出させることで,デザイン上のアクセントにしているのも面白い。
 なお,背面中央にある「S」の字をかたどったBlacksharkのロゴマークには,カラーLEDが埋め込まれている。

左から,グローリーブルー,フローズンシルバー,シャドーブラックの背面
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Black Shark 2の前面。平坦でノッチもない
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 筐体前面は,6.39インチサイズの有機ELパネルを中心として,上下には幅の狭いベゼルが,左右にもわずかだがベゼル部分がある。今どきのハイエンドスマートフォンでははやりの切り欠き(ノッチ)はない。
 有機ELパネル採用スマートフォンでは,左右端をカーブさせたデザインを採用する製品を見かけるが,左右端をタップしにくかったり,握った拍子に画面端を誤タップしやすいという面もあるので,ゲーマー向けとしては歓迎しにくい面もある。その点,Black Shark 2の前面は平坦で,上下左右ともそれなりにベゼルがあることもあって,縦持ちと横持ちのどちらで握っても誤タップする心配はないし,左右端をタップしにくいこともない。
 派手な背面に対して,前面はやや地味に見えるかもしれないBlack Shark 2だが,ゲーム用途における実用性という点では,これが正解だろう。

 なお,上端と下端のベゼルにはステレオスピーカーが組み込まれており,ゲームのサウンドをステレオで再生できる。また,実行中のアプリがゲームであるか,ビデオアプリであるかを検出して,最適な設定を自動で割り当てる機能もあるという。

上下のベゼル部分にはステレオスピーカーがある。なお,写真では端末前面に保護フィルムが貼られているが,製品版には貼られていない
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Black Shark 2の側面は,エッジを立たせた形状をしているのでつかみやすい
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 Black Shark 2は,側面にも目を惹く要素が多い。
 まず側面部分は,2つの面を組み合わせてエッジが立った形状となっている。机に置いた状態から端末を取ろうとしたとき,このエッジに指がかかりやすいので,取り落としにくいというわけだ。
 また,左右側面部分には,ライン状のカラーLEDが組み込まれており,充電中や[電源/スリープ]ボタンを押したとき,あるいは電話の着信や通知の受信といった特定の状況でLEDが光る仕組みとなっている。

左右側面に埋め込まれたLEDは,充電中や通知の受信時などに光る。写真では少し分かりにくいが,背面のロゴマークも同じ色で光らせている
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 左右側面に並ぶボタン類は,左側面に音量調整ボタン,右側面に[電源/スリープ]ボタンとありきたりだが,右側面にあるスライドスイッチは,他社製のスマートフォンにはないものだ。これはBlack Shark 2をゲーム用の動作モードに切り替える「Shark key」となっている。
 ゲーム用動作モードの詳細は後段で説明するが,スライドスイッチの切り替えで通常とゲーム用の動作モードを切り替えられるというのは,分かりやすくていい。

左側面:音量調整ボタンと,側面LEDが並んでいる
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右側面:左から側面LED,[電源/スリープ]ボタン,Sharkキーとなる。スイッチが下側(※写真左側)にある状態は通常の動作モードで,上側に動かすとゲーム用動作モードに切り替わる仕組みだ
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上側面(左):斜めになった部分にサブマイク孔があるだけ。下側面(右):SIMカードスロットとマイク孔,USB Type-Cポートがある
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下側面にあるUSB Type-Cポートの隣に,トレイ式のSIMカードスロットがある。トレイには2枚のSIMを装着できるデュアルSIMデュアルスタンバイ対応だが,microSDカードには対応しない
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 充電や有線でのデータ通信用ポートは,USB Type-Cとなっている。Black Shark 2で重要なのは,USB Type-Cポートからの映像出力が可能である点だ。端末と同時にKAZUNA eSHOPで6月7日に発売予定のBlack Shark 2公式アクセサリー,あるいは市販のUSB Type-C to HDMI Type-Aケーブルを使えば,Black Shark 2のゲーム映像を外部に出力できるので,大画面のテレビやプロジェクタにゲームを表示したり,ビデオキャプチャデバイスに接続してゲーム映像の録画や配信を行えるのである。実際,後段で掲載するゲームプレイ動画はすべて,Black Shark 2とビデオキャプチャデバイスをUSB Type-Cポート経由で接続して録画したものだ。

 スマートフォン上でゲーム映像を録画,配信できる機能を持つ端末はあるが,ゲームに余計な負荷をかけずに高画質の映像を録画,配信するとなれば,外部のビデオキャプチャデバイスを使うほうが合理的である。ゲーマー向けスマートフォンを名乗るのであれば,USB Type-Cポートからの映像出力は絶対に欲しいところで,Black Shark 2は文句なしに合格と言えよう。

付属のType-C Audio adapterを取り付けた状態
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 なお,側面写真を見て気付いた人もいると思うが,Black Shark 2は3.5mmミニピンのアナログヘッドセット端子を備えていない。製品ボックスには,USB Type-C to 4極3.5mmミニピンの変換アダプター「Type-C Audio adapter」が付属しているので,アナログ接続型ヘッドセットやヘッドフォンを使いたい人は,それを使うことになる。
 ただ,この変換アダプターはUSB DACを内蔵するタイプなので,内蔵スピーカーでの音声出力に比べると,多少だが遅延が発生するようだ。リズムゲームをプレイするときに変換アダプターとヘッドフォンを使う場合は,スピーカーの場合とは異なるタイミング調整が必要になるだろう。


タッチパネルはレポートレート240Hz対応で連打も余裕


 ディスプレイについても触れておくべき点が多い。「TrueView Display」と称するBlack Shark 2のディスプレイは,6.39インチサイズで解像度1080×2340ドット,アスペクト比は9:19.5という縦長アスペクトの有機ELパネルを採用したものだ。スマートフォン向けゲームではあまりメリットがないものの,HDR表示にも対応している。

ディスプレイの四隅は丸められているので,画面全体に表示するゲームの場合,若干だが欠けてしまう
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 先述したように,インカメラや前面センサー類は上側のベゼルにまとめられているので,切り欠き(ノッチ)部分はない。ただ,有機ELパネルの四隅は丸められているので,完全な四角形のディスプレイではないわけだ。縦長アスペクト比の画面全体を使って表示するゲームの場合,四隅が丸められた部分で隠れてしまうので,隠れる部分はごくわずかなのでプレイに影響が出るようなものではないだろう。

指紋認証センサーをディスプレイに組み込んでいるので,画面下側を指で押して指紋を登録できる
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 もう1つ,Black Shark 2のディスプレイ部分で触れておきたいのは,ディスプレイ部分に指紋認証センサーを内蔵していることだ。既存の指紋認証センサー搭載スマートフォンは,ホームボタンにセンサーを組み込んだり,背面や側面にセンサーを配置したりするのが一般的だった。しかし,2018年頃からディスプレイに指紋認証センサーを組み込んだスマートフォンが登場してきており,Black Shark 2も同種の機能を採用してきたわけだ。
 なお,センサーの方式――光学式か超音波式か――は明言されていないが,Samsung Electronics製の技術を使っているという情報もあるので,おそらくは超音波式センサーを採用しているのだろう。

 Black Shark 2はタッチパネルにも見どころがある。タッチパネルのレポートレートが240Hzと高速なので,素早い連打でも取りこぼすことなく認識できるというのだ。

オレコマンダーによる連打計測結果。連打の激しいアプリでも余裕で対応できそうだ
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 連打に対する応答性を調べるために,HORIの指装着型連射装置「オレコマンダー ブラック」(以下,オレコマンダー)を装着した状態で,連射測定アプリケーション「ぺしぺしIkina」による応答性計測を行ってみた。最も遅い連射速度で試したところ,10秒の測定時間で130〜136程度のスコアを記録している。最も速い連射速度では140以上を記録したこともあった。測定中はとくに飽和する様子もなくスムーズにカウントが上がっていたので,毎秒14連射程度は支障なく処理できるようだ。激しい連打を要求されるゲームであっても,Black Shark 2は余裕で対応できるだろう。

 Black Shark 2のタッチパネルは,レポートレートが高いだけでなく,タッチの圧力を検知するという珍しい機能も備えている。この圧力検知を活用したのが,「Master Touch」という機能だ。詳しくは後段で説明するが,Master Touchを設定すると,画面を強く押すことで画面上にある任意のポイントをタッチできるようになるのだ。


Snapdragon 855+12GBメモリのハイスペック


 ゲーマー向けスマートフォンで最も重要なスペック面も,Black Shark 2は非常に充実している。
 性能の要であるSoC(System-on-a-Chip)には,Qualcomm製の最新ハイエンドSoC「Snapdragon 855」を採用しており,CPUもGPUもAndroid端末最速クラスのスペックを誇っているのだ。

 それに加えて,SoCの性能を引き出すために,Black Shark 2は非常に凝った冷却機構「Advanced Liquid Cooling」を採用しているという。本体を分解して確認することはさすがにできないのだが,Blacksharkが公表した情報によると,内部のほぼ全体を覆う金属製のプレートに,ヒートパイプや面積の広い銅製プレートを組み合わせて,SoCが発する熱をディスプレイ表面に広く拡散する仕組みを採用しているそうだ。

Black Shark 2のAdvanced Liquid Coolingを説明した画像。左下に見えるヒートパイプ内部に液体が入っていると思われる
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 実際に,Black Shark 2で3Dベンチマークアプリ「3DMark」を1時間連続実行させて,発熱具合を検証してみたところ,最も熱い部分でも40℃を下回っているのを確認できた。側面やディスプレイ面も同程度の温度だったので,熱を拡散してホットスポットを作らない構造は,うまく機能しているようである。

Android用赤外線カメラ「FLIR ONE Pro」を使って,テスト前の低負荷状態(左)と3DMarkを1時間連続で実行し続けた状態(右)の背面温度を可視化してみた。計測時の室温は約24℃。テスト前はどの計測点でも26.1℃だったのが,1時間後には高温部が40℃弱になっていたが,広く熱を拡散しているのがうかがえる
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 スペック面での見どころの1つはメインメモリ容量で,12GBものメインメモリを搭載している。Snapdragon 855を採用する2019年夏モデルスマートフォンでも,メインメモリ容量は6〜8GB程度が相場だ。Black Shark 2なら,ほかのアプリを起動したままで大量のメインメモリを消費するゲームアプリを実行しても,余裕を持って対応できそうである。
 なお,内蔵ストレージ容量も256GBと多めだ。microSDカードには対応していないBlack Shark 2だが,これだけあれば多くのゲームをインストールしておけるだろう。

 スペックにおけるもう1つのポイントは,バッテリー容量だ。Snapdragon 855搭載スマートフォンは,3200〜3300mAh程度のバッテリーを採用する製品が多い。それに対してBlack Shark 2は,4000mAhと20%以上も容量の多いバッテリーを採用している。ゲームのプレイ中は,どうしてもバッテリー消費が激しくなるものだが,同じSoCを搭載するスマートフォンと比較しても,Black Shark 2は長時間ゲームをプレイできる可能性があるわけだ。

 Black Shark 2の主なスペックを表でまとめておこう。

表 Black Shark 2(国内向けモデル)の主なスペック
メーカー Black Shark
OS Android 9.0(Pie)
ディスプレイパネル 6.39インチ有機EL,解像度1080×2340ドット,アスペクト比 9:19.5,HDR対応
プロセッサ Qualcomm製「Snapdragon 855」
・CPUコア:Kryo 485(最大2.84GHz)×1+Kryo 485(最大2.4GHz)×3+Kryo 485(最大1.7GHz)×4
・GPUコア:Adreno 640
メインメモリ容量 12GB
ストレージ 256GB
アウトカメラ 2眼式,メイン:約4800万画素,F1.75,
サブ:約1200万画素,F2.2
インカメラ 約2000万画素,F2.0
対応LTEバンド FDD LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/19/20/28
TDD LTE Band 34/38/39/40/41
対応3Gバンド WCDMA Band 1/2/5/6/8,TD-SCDMA Band 34/39
無線LAN対応 IEEE 802.11ac
Bluetooth対応 5.0+LE
バッテリー容量 4000mAh(平均,Quick Charge 4.0対応)
USBポート USB Type-C(ビデオ出力対応)
公称本体サイズ 75.01(W)×163.61(D)×8.77〜9.57(H)mm
公称本体重量 約205g


国内向けBlack Shark 2は付属品も充実

本体と合体できる専用Bluetoothゲームパッドもあり


 国内向けに販売されるBlack Shark 2の付属品もチェックしてみよう。
 Black Shark 2の製品ボックスには,先述したType-C Audio adapterのほかに,急速充電機能「Quick Charge 3.0」対応のUSB ACアダプター,USB Type-C接続のカナル型ヘッドセット,そしてソフトタイプの端末保護用クリアケースなどが含まれている。ヘッドセットやクリアケースが標準で付いてくるのは嬉しいところだ。

Black Shark 2(中央)と付属のType-C Audio adapter(左),およびカナル型ヘッドセット(右)
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 それに加えて,6月6日までの先行予約販売期間中にBlack Shark 2を予約すると,公式ハードケース「Black Shark 2 ハードプロテクターケース」と,同ケースに取り付けられる専用Bluetoothゲームパッド「Black Shark 2公式ゲームパッド 2.0」(海外ではBlack Shark Gamepad,以下 海外名表記)がもらえる。総額にして1万5000円相当という周辺機器をプレゼントするというのだから太っ腹だ(※数量限定のため,キャンペーンが終了している可能性がある)。

先行予約すると貰えるBlack Shark Gamepad(左)と専用ハードケース(中央)。右は比較用に並べた製品ボックス付属のソフトケースだ
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端末付属のソフトケースは半透明なので,派手なデザインの背面を見せたちときに役立つ(左)。右はハードケースを付けた状態で,シャドーブラックに似たカラーリングとなっている
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 Black Shark Gamepadは,横持ち状態におけるハードケースの左右側面に取り付けることで,Nintendo Switch(以下,Switch)のような感覚でBlack Shark 2でのゲームプレイを楽しめるようになるデバイスである。Joy-Conのように,片側だけを手に持ってプレイすることも可能だ。

Black Shark Gamepad(左)。Joy-Conのように左右が独立しており,左側にアナログスティック,右側には小型タッチパッドがある。左右独立型であるため,それぞれがバッテリーを内蔵しており,下側面にあるUSB Type-Cポートで充電する仕組みだ。上側面側には小さなショルダーボタンを2つ備えている
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Black Shark Gamepadを取り付けた状態。Switchの携帯モード風に持ってゲームをプレイできる
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 Black Shark Gamepadは,後段で説明するBlack Shark 2の内蔵ソフトウェアによって,ゲーム画面上のボタン類にゲームパッドのボタンやスティックを割り当てる機能を備えているのが特徴である。ゲームパッドに対応していないゲームでも利用できるのは大きな魅力と言っていい。Black Shark 2においては必須のデバイスであると筆者(小西)は考えるので,本製品の購入を検討している人は,先行予約販売期間中に予約することをお勧めする。


ゲーム専用動作モード「Shark Space」は,かゆいところに手が届く


 さて,ここまでにも何度か触れてきたとおり,Black Shark 2におけるソフトウェア面での重要な点は,ゲーム専用動作モードである「Shark Space」を備えることだ。Black Shark 2にインストールしたゲームは,自動でShark Spaceに登録されるのだが,タイトルによっては自動登録が機能しないこともあるようで,手動で登録することも可能だ。意味があるかどうかはともかく,ゲーム以外のアプリも登録できる。
 ちなみに,Shark Spaceの状態でAndroid 9の通知バーからホームボタンを押すと,Androidのホーム画面ではなく,Shark Spaceのメイン画面に戻る。

Shark Spaceのメイン画面。登録したゲームのアイコンやイメージカットが表示されており,1タップでゲームが起動する
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 本体右側面にあるShark keyを切り替えると,Black Shark 2はゲーム向けのUIであるShark Spaceに切り替わり,同時にAndroidの設定もゲーム向けに切り替わるという。具体的には,

  • 着信の無効化機能の有効化
  • 通知の非表示機能の有効化
  • SoCの動作クロックおよび駆動電圧の最適化
  • 不要なメモリのクリア

などを行うようになっている。
 もちろん,Shark Spaceに切り替えなくてもBlack Shark 2でゲームをプレイすることは可能だが,不要な通知や着信でプレイを邪魔されないというのは,ゲーマーにとってはありがたい。

 今どきのハイエンドスマートフォンなら,ゲーム向けの機能を備えるものも珍しくないが,Shark Spaceは,それらと比べても非常に多機能であるのが特徴だ。ゲーム向けの機能には,Shark Spaceからゲームを実行した状態で画面の左上,または右上の隅から内側に向けて斜めに指をスライドすることで開く「Gamer Studio」というUIからアクセスできる。

 Gamer Studioには,画面左から「Gamepad」「MasterTouch」「WLAN」「NoNotif」「NoKeypad」「More」といったアイコンが並んでいる。それに加えて,「ゲーム名 ・ Gamer Studio」と書かれたバーのような部分もボタンになっていて,これをタップするとゲームを実行中における端末の動作を細かく指定できる設定画面を開くことが可能だ。

Gamer Studioを開いた状態
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 ゲームごとの動作設定画面では,以下の設定が可能だ

  • パフォーマンス:CPUやバッテリーをどれくらい使用するかを決める。デフォルトでは最高性能を引き出す「Ludicrous Mode」がオンになっている
  • ディスプレイ:有機ELパネルの表示設定を行う
  • タッチ:タッチパネルの感度や,画面端の誤タッチを防止する機能を制御する
  • オーディオ:スピーカー用のイコライザ設定や,マイクの動作モードを切り替える
  • ネットワーク:ネットワーク使用の詳細設定。ゲームの通信パケットを優先したり,ゲーム以外のアプリによるネットワーク使用を制限できる
  • 振動なし:英語版のUIでは「Multi-experience」となっており,実際はゲームのサウンドに合わせてカラーLEDイルミネーションを点灯させる機能をオン/オフする

ゲームごとの動作設定画面。パフォーマンスでは,右側にあるスライダーでCPUやGPUを性能をどこまで引き出すかを設定できる
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 Gamer Studioに並ぶ6つのアイコンについても簡単に説明しよう。
 Gamepadは,Black Shark Gamepadのボタンをゲーム画面上の仮想ボタンや仮想スティックに割り当てる機能だ。タッチパッドをマウスとして機能させることも可能である。ただし,対応するのはBlack Shark Gamepadだけのようで,市販のBluetoothゲームパッドをBlack Shark 2に接続してみても,この機能は使えなかった。

Gamepadの設定画面。青色のボタンやスティックが左手側,黄色は右手側のBlack Shark Gamepadに対応しており,これらを操作したい仮想ボタンやスティック上に配置する
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 MasterTouchは,先述した圧力感知機能「Master Touch」を設定する項目だ。
 これが何の役に立つかと言うと,たとえばFPSやTPSをプレイするときに,右手の親指でカメラの動きと武器の操作を行う場面で役立つ。Master Touchを設定しておくと,右親指を画面上で滑らせてカメラを動かしながら,発砲したいときには右親指を画面から離さずに力を入れて押し込むことで発砲できるので,いちいち指を発砲のボタン上に動かす必要がなくなるのだ。慣れれば,PCでマウスを使ってプレイしているときの感覚に近い操作が可能になるので,使い方次第で役に立ちそうである。

「アスファルト9:Legends」でMaster Touchを設定している様子。ゲーム画面に重ねて表示している青色と黄色の四角がMaster Touchで圧力を検知する領域で,たとえば青い領域を強く押すと,丸に「L」と書かれたボタンのところをタップしたのと同じ入力ができる。圧力検知領域は2つあるので,仮想ボタン2つ分の入力を設定できるわけだ
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 WLANのアイコンは,Androidの無線LAN設定と同じもの。NoNotifは,通知の非表示機能におけるオン/オフを,NoKeypadは仮想キーボードの有効/無効を切り替えるボタンだ。

 Moreのアイコンをタップすると,「Dashboard」「NoIncall」「Performance」「CleanRAM」「HangUp」「Setting」という6つの機能アイコンを並べたパネルが出てくる。

Moreのアイコンをタップすると,追加の機能アイコンが表示された
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 Dashboardは,ゲーム画面上にフレームレートやバッテリーの温度,CPU負荷を示すフローティングウィンドウのオーバーレイ表示が表示されるのをオン/オフし,NoIncallは着信拒否機能の有効/無効を切り替えるボタンである。

 Performanceは,CPU負荷や通信状況,メモリやバッテリーの使用状況を確認できるパネルを表示するボタンだ。このパネルは,Windowsにおけるタスクマネージャー的な機能があり,「Process Manager」の文字をタップすると,実行中のプロセス(※アプリやAndroid OSの機能モジュール)を選んで終了することが可能だ。
 ゲームをプレイ中にCPUを消費してほしくないアプリがあれば,ここから終了することで,Black Shark 2の処理能力をゲームに集中させることができるので,端末の動作を細かく管理したいというこだわり派には嬉しい機能だろう。

Performanceの画面。端末の動作状況を確認する機能だ
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Process Managerの画面。ここから不要なアプリを終了させられる。ただ,Android OSのプロセスはOSの動作に必要なこともあるので,無闇に終了しないほうがいいかもしれない
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 CleanRAMは,不必要なプロセスを終了してメインメモリを空ける機能である。HangUpは名前からイメージしにくいが,言わば「ボスが来た」モードで,ゲームの動作を止めずに画面を消す機能だ。ただ,筆者(小西)が試したところサウンドは消えなかったので,スピーカーから音を鳴らしている場合はバレバレである。

ゲームドックの設定画面
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 最後のSettingは,Gamer Studioには含まれない設定を行うもので,タップするとAndroidの設定アプリにある「ゲームドック」が表示された。ゲームドックでは,Dashboardで表示する要素の管理や,有機ELパネルの表示をSoCから独立したプロセッサで表示させる機能のオン/オフなどが行える。

 ちなみに,背面や側面のカラーLEDイルミネーションに関する設定は,Androidの設定アプリ内にある「照明効果の設定」で行う。背面にある「S」字のロゴマークと,側面LEDを個別に設定できるのだが,側面LEDはスリープ解除時や着信時,通知の表示時といった特定の場面で光るようになっており,常時付けっぱなしにはできないようだ。

照明効果の設定では,S字ロゴ(「S」サイン)と側面LEDの発光パターンや発光色を設定できる(左)。ただ,発光パターンは光らせる部分や場面によって選択できる種類が変わる。右の画像は着信時に選択できる発光パターンを選んでいるところだ
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S字ロゴの色をプリセットの8色から選んだ様子。左上から右に青,水,黄緑,黄。左下から右に橙,赤,赤紫,青紫となっている。なお,プリセット以外の色は選べなかった
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Snapdragon 855はさすがの高性能


 高いスペックによる高性能が売りのBlack Shark 2だが,実際の性能はどうなのか,ベンチマークテストで検証してみよう。
 今回は,定番の3Dグラフィックスベンチマークアプリ「3DMark」と,VR対応システム向けベンチマーク「VRMark」で検証を行ってみた。とくに3DMarkとVRMarkでは,Shark SpaceのLudicrous Modeで性能が変わるかどうかもチェックしている。

 まずは3DMarkのSling Shot Extremeテストの結果を見てみよう。グラフ1はOpenGL ES 3.1ベースのテスト結果を,グラフ2はVulkan APIベースのテスト結果をまとめたものだ。
 2018年のQualcomm製ハイエンドSoCである「Snapdragon 845」を搭載する端末の場合,総合スコア(※グラフのScore)はOpenGL ES 3.1ベースで4500〜5000程度,Vulkanベースで3700前後というのが相場であるが,Black Shark 2はそれを大きく上回っており,高性能ぶりがうかがえる。

 ただ,Shark Spaceによる性能向上はわずかに確認できるものの,その差は少ない。グラフを見てのとおり,性能向上が見られるのは主にCPU性能のようで,測定中におけるCPUの動作クロック変動を確認しても,Shark Space時のほうがやや高めのクロックで動作している時間が長いようであった。
 GPUの動作クロック変動を取得する手段がないので,あくまでも推測になるが,Shark SpaceではCPUの動作クロックが高めに推移しやすいように動作するのではないだろうか。

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 続くグラフ3は,VRMarkにおいて次世代のモバイルVRコンテンツを想定したという高負荷なテストモード「Amber Room」の総合スコアを比較したものだ。Snapdragon 845搭載端末の場合,4500前後のスコアが相場なので,Black Shark 2はそれよりも約10%は高速と言えよう。
 見てのとおり,通常のモードとShark Spaceでは,ほぼ誤差レベルの差しかない。ただ,CPUの動作クロックは,通常モードが1.8GHzまでしか上がらなかったのに対して,Shark Spaceでは1.9GHzまで上がっていたことが記録されていたので,やはりShark SpaceではCPUが高いクロックで動作しやすいという傾向が見えたのではないだろうか。

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Black Shark 2で「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」をプレイ。13人ライブも楽々


 さて,ハードウェアの話はこの程度として,実際のゲームにおける動作を検証していこう。
 Black Shark 2のパフォーマンスを体感するのに最適なアプリの1つが,「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」(以下,ミリシタ)。プロデューサーとしてアイドルたちと触れあう,アイドルライブ&プロデュースゲームだ。

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 ゲーマー向けスマートフォンを謳うだけあって,Black Shark 2では最も負荷が高いであろう13人ライブモードを最高画質でプレイしても,画質とタップ検知,どちらも何の問題もなかった。Dashboard機能を使ってチェックした範囲では,ほぼ60fpsをキープしたままでヌルヌルと動いていたのは驚きだ。タイミング調整はデフォルト値のままでプレイしていたが,遅れを感じることはなかった点も評価したい。もちろん,通常の5人ライブに関しては言うまでもないだろう。
 筐体の発熱は,さすがにまったく感じないわけにはいかないものの,バッテリー温度も33℃程度で,Black Shark 2にはまだまだ余裕があるという印象だ。ゲーム性能に重点を置いたというSnapdragon 855と,内部の温度を適切に保つ冷却機構が功を奏しているのだろう。

13人ライブモードでも60fpsを維持しているのはすごい
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Dashboardでfps,バッテリー温度,CPU負荷率をオーバーレイ表示した状態
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 高価なスマートフォンを買って気になるのは,「本当に支払った金額に見合う性能を得られているかどうか」だ。その点,Black Shark 2では,Dashboardを使ってフレームレートやCPUの稼働率,バッテリーの温度をリアルタイムにチェックできるので,ミリシタをはじめとしたさまざまなゲームアプリを走らせて,Black Shark 2のパワーを体感してみてもいい。

 また,Black Shark 2は6.39インチという大きめのディスプレイを備えているので,アイドルたちの姿を観賞するのにもちょうどいい。画面の小さいスマートフォンだと,ノーツをタップする指で画面が隠れがちになるが,Black Shark 2の大画面であれば,オートライブでなくとも,アイドルたちが歌って踊る様を見ながら遊べるのが嬉しいところだ。

スクリーンショットのために,オートライブ状態で撮影した画像で,画像のオリジナルサイズはディスプレイのスペックと同じ2340×1080ドットもある。可変アスペクト比対応のミリシタであれば,Black Shark 2の大画面全体にゲーム画面を表示できるので,額縁が付いたりはしない
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「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」ダウンロードページ



Black Shark 2で「アスファルト9:Legends」をプレイ。美麗なグラフィックスに酔いしれる


 「アスファルト9:Legends」(以下,アスファルト9)は,美しいグラフィックスで知られるレースゲームだ。もちろんBlack Shark 2であれば,画質を「パフォーマンス優先」に落とすことなく,最高のグラフィックスでレースを楽しめる。

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 本作では「TOUCHDRIVE」をオンにしておけば,ハンドルとアクセルを自動で操作してくれる仕様となっている。プレイヤーは「ドリフト」と「ニトロ」の操作に注力するだけでいいのだが,これがBlack Shark 2の大画面と相性がいい。「ニトロショックウェーブ」で加速を決めたときの輝きや,地面から吹き出す水柱,夕暮れの向こうにそびえる山々など,ダイナミックなエフェクトと雄大な景色の両方を存分に味わいつつ,レースの駆け引きができるのだ。


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 TOUCHDRIVEのレースで重要になるのが,ドリフトで車を一回転させる「360度ターン」。「ドリフト」アイコンをダブルタップすることで発動するのだが,Black Shark 2はタッチレポートレート240Hz,反応速度が約43.5msという低遅延のタッチパネルを採用していることもあってか,ダブルタップを取りこぼすことがない。バリバリと360度ターンを決め,周囲のライバル車や障害物を吹き飛ばしてニトロのゲージをチャージし,超加速のニトロショックウェーブを発動してレースを有利に進められる。

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 アスファルト9のように,メモリ使用量の多いアプリを立ち上げるときには,Shark Spaceが役立つ。不必要なアプリを自動終了してメインメモリの空き容量を確保してくれるうえ,設定次第では電話の着信も拒否するなど,ゲームに特化した状態に入るからだ。様々なアプリや機能が並んだAndroidのホーム画面とは異なり,インストールしたゲームしか表示しないメイン画面も,ゲームに徹底して特化しているという印象を受ける。
 スマートフォンでゲームを楽しんでいたのに,電話やメールがきて興を削がれてしまった……という経験は誰にでもあるはず。Black Shark 2であれば,Shark Spaceに切り替えることで,ゲームに集中する環境をととのえられるのだ。

「アスファルト9:Legends」ダウンロードページ



Black Shark 2で「PUBG MOBILE」をプレイ。大画面で目指せドン勝!


 最大100人のプレイヤーが戦場に降り立ち,最後に1人生き残る「ドン勝」を目指して戦うのが「PUBG MOBILE」。PC用バトルロイヤル「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」をスマートフォンにアレンジ移植したゲームだが,Black Shark 2なら楽々動く。

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 99人のライバルに勝つため有効なのがBlack Shark 2の大画面で,不意の遭遇戦という厄介な状況を有利にしてくれる。
 バトルロイヤルにおける大画面の優位性については,改めて説明するまでもないだろう。画面の小さなスマートフォンであれば,離れたところにいるライバルは点のようにしか見えないが,Black Shark 2の6.39インチサイズなら,見落とすことはない。
 とくにありがたいのが,不意の遭遇戦だ。待ち伏せであれば狙撃銃や高倍率のスコープもあるし,心の準備も整っている。しかし,移動中には相手を一刻でも早く発見することが生死の境を分ける。画面が大きければ相手の姿もよく見えるし,画面が指で隠れる比率も小さくなるため,それだけ有効であるというわけだ。

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 Gamer Studioで「タッチ調整」機能を設定しておくのもお勧めだ。「反応」の項目をあえて下げると,素早くスワイプしても画面が反応しすぎなくなって見た目が安定する。逆に反応を上げれば,敏感に反応するようになるのだ。
 それに加えて,ゲームごとの動作設定画面におけるパフォーマンスの項目を最大にしておけば,CPUとGPUを全力駆動させることが可能になるので,ゲームにおける性能を最大限に引き出せる。万全の備えでドン勝を目指そう。

Gamer Studioでタッチ調整を行うと,タッチやスワイプに対する感度を設定できる
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「PUBG MOBILE」ダウンロードページ



Snapdragon 855の高性能とShark Spaceの行き届いた機能がBlack Shark 2の魅力だ


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 ずいぶんと長くなったが,Black Shark 2にはまだまだ細かな特徴があり,そのすべてを紹介し切ることはできないほどだ。しかし,本製品のポイントであるSnapdragon 855による高性能と,それを引き出したうえで,ゲーマーが気になる細かい部分までカスタマイズできるShark Spaceの多機能ぶりは,理解してもらえたかと思う。

 単体でも優れているBlack Shark 2だが,Black Shark Gamepadを組み合わせれば,ゲームパッド非対応のゲームでもSwitchのようにプレイできるようになるので,タッチパネルでの操作にもどかしさを感じているゲーマーにも歓迎されるだろう。
 Android OS自体がこうした機能をサポートしてくれればいいのだが,現状では端末メーカー側で機能を作り込んだBlack Shark 2のようなゲーマー向け特化の端末でなければ,こうした利点を得られない。しかも,そんな端末が国内向けのLTEバンドに対応したうえで登場するというのは,なかなかない話だ。

 同じSoCを積んだハイエンドスマートフォンは,2019年夏モデルでいくつも登場する予定になっているが,ゲーマーにとって本当に頼もしい機能を搭載している点で,Black Shark 2は他にはない魅力を放つスマートフォンと言えるだろう。価格は税込で10万7870円と決して安い端末ではないが,それだけの価値はあるはずだ。

Black Shark 2製品体験イベント実施決定!
6月15日(土)にe-sports SQUARE AKIHABARAでBlack Shark 2の製品体験イベントが行われる。PUBG MOBILEをBlack Shark 2で実際に体験プレイできる機会だ。当日は,MCにシンイチロォ氏,ゲストとしてYouTuberのれいしー氏,ぽんすけ氏が登壇する予定である。さらに,Black Shark 2の実機が当たる抽選会も行われるという。
 無料で参加できるイベントだが,事前申し込みが必要なので参加を希望する人はこちらから申し込みをしてほしい。

  • 日程:6月15日(土)
  • 12:00 開場,13:00 開演,16:00 終了予定
  • 場所:e-sports SQUARE AKIHABARA
    (〒101-0021 東京都千代田区外神田3丁目2-12 Box'R AKIBAビル 2F)
  • Webサイト:https://e-sports-square.com/
  • イベント参加応募フォーム:https://forms.gle/SHNMVxwpGAcMgGZ6A


TAKUMI JAPANのBlack Shark 2製品情報ページ

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