お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
ハロー!Steam広場 第92回:スカッとしたいなら殴ればいいじゃない! チャーミングなゴア表現が気持ちいい「Paint the Town Red」
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2015/12/08 12:00

連載

ハロー!Steam広場 第92回:スカッとしたいなら殴ればいいじゃない! チャーミングなゴア表現が気持ちいい「Paint the Town Red」

画像集 No.002のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第92回:スカッとしたいなら殴ればいいじゃない! チャーミングなゴア表現が気持ちいい「Paint the Town Red」
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam 広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,レアアイテムのドロップ音で目が覚める上級Steamerにジョブチェンジできるかも。

 ハロー!Steam広場 第92回は,South East Gamesが手掛ける「Paint the Town Red」をメインに紹介しよう。本作は,あらゆる物を武器にして,バーやクラブで暴れまくるアクションゲームだ。アクションゲームだ。ボクセル人間が見せる“ゴア”表現はいろいろと注目に値する。このほか,蟻の一大帝国を築きあげていくストラテジーゲーム「Empires of the Undergrowth」もあるので,お見逃しなく。


画像集 No.005のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第92回:スカッとしたいなら殴ればいいじゃない! チャーミングなゴア表現が気持ちいい「Paint the Town Red」

ボクセル人間の喧嘩がゴア可愛いアクションゲーム「Paint the Town Red」


 アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回は,オーストラリアのインディーズ系デベロッパ, South East Gamesが手掛ける,一人称視点のアクションゲーム「Paint the Town Red」を紹介しよう。

画像集 No.014のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第92回:スカッとしたいなら殴ればいいじゃない! チャーミングなゴア表現が気持ちいい「Paint the Town Red」

 本作は,ボクセル化した人間(以下,ボクセル人間)を操作して,バーやクラブに巣食うギャング共を相手にバトルを吹っかけていくバイオレンスな作品だ。プレイヤーは,ステージ上のあらゆるオブジェクトを武器にして,次々と襲い掛かるギャング共をボコボコにしていく。

画像集 No.017のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第92回:スカッとしたいなら殴ればいいじゃない! チャーミングなゴア表現が気持ちいい「Paint the Town Red」

 現時点で用意されているステージは,前述したバーとクラブの2つとなっており,それぞれのステージには80人ほどのボクセル人間がたむろしているのだが,全部が全部ギャングという分けではない。なかには暴れたいだけの一般人も混じっており,ひとたびケンカが始まると,それに乗じてそこらじゅうで乱闘が始まるので,ゲーム画面はまさにPaint the Town Red(どんちゃん騒ぎ)といったところ。

画像集 No.019のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第92回:スカッとしたいなら殴ればいいじゃない! チャーミングなゴア表現が気持ちいい「Paint the Town Red」
画像集 No.010のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第92回:スカッとしたいなら殴ればいいじゃない! チャーミングなゴア表現が気持ちいい「Paint the Town Red」 画像集 No.015のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第92回:スカッとしたいなら殴ればいいじゃない! チャーミングなゴア表現が気持ちいい「Paint the Town Red」

 いざこざが始まったなら,何をするのもプレイヤーの自由だ。なぐり合いを華麗にスルーして呑気に演奏を続けるバンドマンに飛び蹴りを食らわせたり,安全な場所からひたすら灰皿やコップを投げつけたりなど,とにかく好き勝手に大暴れできる。クリア条件も,最後まで生き残るというシンプルなもので,とにかく頭を空っぽにして楽しめるのが本作の魅力といえるだろう。

画像集 No.020のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第92回:スカッとしたいなら殴ればいいじゃない! チャーミングなゴア表現が気持ちいい「Paint the Town Red」

 そして,本作がもっとも力を入れているのが“ゴア表現”だ。小さなキューブの集合体ともいえるボクセル人間は,殴られたり斬られたりとすると,その部分のキューブがはじけ飛び,(キューブ状の)血が噴き出したり,骨や内臓があらわになったりする。文字にするとなかなかエグいが,デフォルメ化されたゴア表現は,生々しいというよりコミカルな演出として楽しめるはずだ。

画像集 No.018のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第92回:スカッとしたいなら殴ればいいじゃない! チャーミングなゴア表現が気持ちいい「Paint the Town Red」

 物理演算もなかなかにハマっていて,蹴り飛ばした敵がほかの敵を巻き込んで階段を転げ落ちたり,こけて壊れたりと,ボクセル人間達が織り成すさまざまなリクションは面白く味付けされている。
 とくに,パワーゲージが溜まると使用できるShock Waveを使うと,周囲の敵が漫画のようなオーバーリアクションで吹っ飛んでいくいので,とても気持ちがいい。

画像集 No.021のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第92回:スカッとしたいなら殴ればいいじゃない! チャーミングなゴア表現が気持ちいい「Paint the Town Red」

 プレイヤーの行動を縛る要素がないことで,とにかくストレスフリーに楽しめる一方,大味なゲーム進行になることに加え,現状はステージ数が2つだけなので,飽きが来るのは早いかもしれない。
 とはいえ,まだアーリーアクセスの段階にある作品なので,開発が進む連れてコンテンツが充実していくのは間違いないだろう。Steamの紹介ページによると,協力(?)プレイの実装も予定しているとのことなので,今後どう化けていくのか,とても楽しみだ。ストレスのはけ口を探してる人は,ぜひ遊んでみてほしい。


「Paint the Town Red」Steamページ(980円)



画像集 No.004のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第92回:スカッとしたいなら殴ればいいじゃない! チャーミングなゴア表現が気持ちいい「Paint the Town Red」

外敵と闘いながら蟻の巣を拡張していくストラテジーゲーム「Empires of the Undergrowth」


画像集 No.026のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第92回:スカッとしたいなら殴ればいいじゃない! チャーミングなゴア表現が気持ちいい「Paint the Town Red」

 「こんなゲームをリリースしたい」という開発者に対して,ユーザーが賛成か反対かを投票できるサービスがGREENLIGHTだ。今回は,イングランドのゲームデベロッパであるSlug Disco Studiosの「Empires of the Undergrowth」を紹介しよう。

 本作は,蟻(アリ)にスポットライトを当てたゲームになっており,プレイヤーは働きアリ達に指示を出して,巣を拡張したり,外敵と戦ったりすることになる。舞台となるのは未知の惑星で,どうやら人間は存在しない様子。

画像集 No.023のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第92回:スカッとしたいなら殴ればいいじゃない! チャーミングなゴア表現が気持ちいい「Paint the Town Red」

 巣を経営する地下パートは,「ダンジョンキーパー」のように壁を掘って部屋を作っていくスタイルになっており,食料置き場や,卵の保管室,女王アリの部屋などを用意して,アリを生産できる環境を整えていくようだ。
 一方,地上の探索に出るパートでは,大量のアリを操作して食料を探したり,未踏の土地を開拓したりすることになる。働きアリだけでの探索は,アリジゴクやカブトムシなどの外敵に一方的に襲われてしまうので,軍隊アリと一緒に行動することが重要になりそうだ。

画像集 No.022のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第92回:スカッとしたいなら殴ればいいじゃない! チャーミングなゴア表現が気持ちいい「Paint the Town Red」

 地下パートは経営シミュレーション,地上パートはリアルタイムストラテジーといった具合で,プレイヤーは両パートを同時進行しながら,やがては蟻の一大帝国を築きあげていくことになる。ちなみに,本作にはちゃんとシナリオがあり,昆虫学者達がそれを監修しているとのことで,なかなかにマニアックな内容になりそうだ。

画像集 No.024のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第92回:スカッとしたいなら殴ればいいじゃない! チャーミングなゴア表現が気持ちいい「Paint the Town Red」

 GREENLIGHTは通過しているものの,Kickstarterでのキャンペーンがまだ達成出来ておらず,残り一週間で目標額の40%ほどしか集まっていないという状況だ。目標額の達成はなかなか厳しそうだが,すでに開発は進んでいる様子で,GREENLIGHTを通過したということを考えれば,アーリーアクセスという形での資金調達も選択肢には加わるはず。
 アリを題材にした作品はほかにもいくつか存在するが,経営シムとRTSの組み合わせはアリだと思うので(ごめんなさい),今後の動きに注目したい。


「Empires of the Undergrowth」GREENLIGHTページ

  • 関連タイトル:

    Steam

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:05月03日〜05月04日