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SIEJA,「PlayStation VR」の新モデル「CUH-ZVR2」を10月14日に発売。接続をシンプルにしてHDR映像のパススルーにも対応
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印刷2017/10/02 16:24

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SIEJA,「PlayStation VR」の新モデル「CUH-ZVR2」を10月14日に発売。接続をシンプルにしてHDR映像のパススルーにも対応

 2017年10月2日,ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアは,PlayStation 4(以下,PS4)用VRヘッドマウントディスプレイ(以下,HMD)「PlayStation VR」(以下,PS VR)の新モデル「CUH-ZVR2」と,外付けカメラユニット「PlayStation Camera」のセットモデル「PlayStation VR PlayStation Camera同梱版」(※セットモデルの型番は「CUHJ-16003」)を10月14日に発売すると発表した。
 税別価格は4万4980円なので,単純計算した税込価格は4万8578円となる。

PS VRの新モデルとなるCUH-ZVR2
画像集 No.002のサムネイル画像 / SIEJA,「PlayStation VR」の新モデル「CUH-ZVR2」を10月14日に発売。接続をシンプルにしてHDR映像のパススルーにも対応

製品ボックスの中身
画像集 No.003のサムネイル画像 / SIEJA,「PlayStation VR」の新モデル「CUH-ZVR2」を10月14日に発売。接続をシンプルにしてHDR映像のパススルーにも対応

 PS VRの新モデルとなるCUH-ZVR2は,以下の点で改良が加えられているという。

  • PS VR本体後部にステレオヘッドフォン端子を配置
  • PS VRと「プロセッサーユニット」をつなぐケーブルを1本に集約
  • プロセッサーユニットがHDR映像のパススルーに対応

 製品写真を見ながら,順に説明していこう。
 まず,1つめのヘッドフォン端子だが,既存のPS VR「CUHJ-16000」は,PS VR本体とプロセッサーユニットをつなぐケーブルの途中,インラインリモコン部分に,付属のインイヤーヘッドフォンを接続する端子があった。これが,PS VR本体に直接付けられるようになったことで,ケーブルの取り回しは楽になるはずだ。

既存モデルでインイヤーヘッドフォンはインラインリモコン部分につなぐようになっていたため,顔の周りにイヤフォンのケーブルがあって,いささか邪魔だった(左)。それに対して新型PS VRの付属インイヤーヘッドフォンが右の画像だ。本体後部に沿ってケーブルを回すことになるので,ケーブルが邪魔になるケースは格段に減るだろう
画像集 No.004のサムネイル画像 / SIEJA,「PlayStation VR」の新モデル「CUH-ZVR2」を10月14日に発売。接続をシンプルにしてHDR映像のパススルーにも対応 画像集 No.005のサムネイル画像 / SIEJA,「PlayStation VR」の新モデル「CUH-ZVR2」を10月14日に発売。接続をシンプルにしてHDR映像のパススルーにも対応

 2つめの「ケーブルを1本に集約」は,既存のPS VRが,VR HMD本体から延びるケーブルを別のケーブルに接続したうえでプロセッサーユニットにつなぐという構成だったことを思い出すと,イメージしやすいと思う。新モデルでは,VR HMD本体から延びるケーブルを,直接プロセッサーユニットに接続できるようになっており,これも,ケーブルの取り回しや接続の手間を改善するのに役立つだろう。

新モデルのPS VR本体部分とケーブル部に寄ったイメージ。左のケーブルを直接プロセッサーユニットにつなげられるようになった
画像集 No.006のサムネイル画像 / SIEJA,「PlayStation VR」の新モデル「CUH-ZVR2」を10月14日に発売。接続をシンプルにしてHDR映像のパススルーにも対応

新モデルのプロセッサーユニット
画像集 No.007のサムネイル画像 / SIEJA,「PlayStation VR」の新モデル「CUH-ZVR2」を10月14日に発売。接続をシンプルにしてHDR映像のパススルーにも対応
 3つめの「HDR映像のパススルーに対応」は,PS VR登場当時から,問題点として指摘されていた部分(関連記事1関連記事2)を改善したものである。
 簡単に言うと,従来モデルではプロセッサーユニットを介してPS4とHDR表示対応ディスプレイデバイスを接続した場合,PS4からは,ディスプレイデバイス側がHDR表示に対応していないように見えるため,HDR表示対応のPS4用ゲームでHDR表示を行えなくなるという問題があった。この問題が,プロセッサーユニットの改良によって解決したのである。
 HDR表示に対応するディスプレイデバイスをすでに使っている人はもちろん,次にテレビを買い換えるときはHDR表示対応にしたいと考えていた人にとっても,喜ばしい改良と言えるだろう。

 また,写真を見る限り,プロセッサーユニット自体も小型化しているようだ。設置や取り回しが楽になるかもしれない。

新しいプロセッサーユニットの前面(左)。既存のプロセッサーユニットは,PS VR側との接続コネクタを,前後にスライドするカバーで隠す構造を取っていたが,新型では前面に直接差すだけのシンプルな構造になった。一方,背面側の端子類に変更はこれといってないようだ。従来モデルでは,背面の放熱用開口部に小型の空冷ファンを備えていたが,新型にファンがあるかどうかは分からない
画像集 No.008のサムネイル画像 / SIEJA,「PlayStation VR」の新モデル「CUH-ZVR2」を10月14日に発売。接続をシンプルにしてHDR映像のパススルーにも対応 画像集 No.009のサムネイル画像 / SIEJA,「PlayStation VR」の新モデル「CUH-ZVR2」を10月14日に発売。接続をシンプルにしてHDR映像のパススルーにも対応

 ちなみに今回のCUH-ZVR2だが,これは,東京ゲームショウ2017に合わせて開催された独自イベント「2017 PlayStation Press Conference in Japan」において,「PlayStation Camera」とセットにして4万4980円(税別)で10月14日に発売すると予告された製品そのものだそうだ。当時は税別ベースで5000円の値下げとお伝えしたが,実のところはそれどころではなかったというわけである。

VR HMD本体に大きな変更は見られないが,後頭部を支えるヘッドバンドの側面に,丸いダイヤル状のものが付いているのが顕著な違いである
画像集 No.011のサムネイル画像 / SIEJA,「PlayStation VR」の新モデル「CUH-ZVR2」を10月14日に発売。接続をシンプルにしてHDR映像のパススルーにも対応 画像集 No.012のサムネイル画像 / SIEJA,「PlayStation VR」の新モデル「CUH-ZVR2」を10月14日に発売。接続をシンプルにしてHDR映像のパススルーにも対応
画像集 No.013のサムネイル画像 / SIEJA,「PlayStation VR」の新モデル「CUH-ZVR2」を10月14日に発売。接続をシンプルにしてHDR映像のパススルーにも対応 画像集 No.014のサムネイル画像 / SIEJA,「PlayStation VR」の新モデル「CUH-ZVR2」を10月14日に発売。接続をシンプルにしてHDR映像のパススルーにも対応

 ちなみにソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアは,CUH-ZVR2の発売に合わせて,PS VRの国内取り扱い店舗数を従来の394から913へと一気に増やす計画と,こちらは投入時期未定ながら,海外ではすでに販売済みの,接続端子をUSB Mini-BからUSB Micro-Bへ変更した新しい「PlayStation Move」(型番:CECH-ZCM2J)の国内販売計画も明らかにしている。
 PS VRに興味はあるけれども,全然手に入らないからとりあえず様子見していたような人にとって,2017年の年末商戦はひょっとすると,格好の入手タイミングになるかもしれない。

PlayStation VR 公式Webサイト



#### 以下,リリースより ####

PlayStation VR
最新モデル(CUH-ZVR2)
2017年10月14日(土)日本国内で発売

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア(SIEJA)※1はPlayStation 4(PS4)の魅力を高め、ゲーム体験をより豊かにするバーチャルリアリティシステムPlayStation VR(PS VR)の最新モデル(CUH-ZVR2)を、PlayStation Cameraとセットにした「PlayStation VR PlayStation Camera同梱版」として、日本国内に向けて2017年10月14日(土)より希望小売価格44,980円+税で発売いたします。

 最新モデルPS VR(CUH-ZVR2)は、ユーザーの皆様がより快適にお使いいただけるよう機構の一部を見直し、ユーザビリティの向上を図りました。

  • VRヘッドセット後部にステレオヘッドホン端子を配置。同梱ステレオヘッドホンの接続でケーブル配線をVRヘッドセットに一体化。
  • VRヘッドセットとプロセッサーユニットを繋ぐケーブルをよりスリムな一本のケーブルに集約。
  • プロセッサーユニットがHDR映像のパススルーに対応※2

 また、多くのユーザーの皆様のお手元にお届けするべく最新モデルPS VR(CUH-ZVR2)の発売にあわせて日本国内販売取扱店舗をこれまでの394店舗から913店舗※3に拡大いたします。販売を行う店舗やECサイトにつきましては、PS VR公式サイトの「販売店情報」をご覧ください。販売開始日時や販売方法については、各店舗またはECサイトにてご確認ください。

 日本国内のPS VR向けソフトウェアタイトルおよびコンテンツ数は、2017年10月1日(日)時点で100を超え、今後もソフトウェアメーカー各社様より強力なサポートをいただきながら、『MONSTER OF THE DEEP: FINAL FANTASY XV』(株式会社スクウェア・エニックス)、『サマーレッスン:新城ちさと』(株式会社バンダイナムコエンターテインメント)、『The Elder Scrolls V: Skyrim VR』(ベセスダ・ソフトワークス)を、またソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)からは『グランツーリスモSPORT』、『V!勇者のくせになまいきだR』、『Bravo Team』など、期待のゲームタイトルをお届けいたします。さらに、『NewsVR』(株式会社朝日新聞社)、『JAPAN Studio VR音楽祭』※4(SIE)などの動画サービスやビデオコンテンツも続々と配信予定です。

 2017年10月以降も、全国での体験イベントを継続して開催してまいります。10月7日(土)からは全国のソニーストア各店で、10月14日(土)より全国のイオンモール10ヶ所で、最新モデルのPS VRをいち早く試遊できる体験イベントを実施いたします。

PS VR 公式サイト:http://www.jp.playstation.com/psvr/
販売店情報の詳細について URL:http://pscom.jp/psvr/stores
今後発売予定の注目タイトル URL:http://pscom.jp/psvr/game-titles
体験会情報の詳細について URL:http://pscom.jp/psvr/event

 加えて、「PlayStation Move モーションコントローラー」(PS Move)(CECH-ZCM2J)についてもその性能を一部見直し、接続端子をUSB(Micro B)に変更したPS4専用モデルとして順次発売を予定しております。

 SIEJAは、今後もPS VRのさらなる普及拡大を推進してまいります。

【「PlayStation VR PlayStation Camera同梱版」商品概要】
商品名 PlayStation VR PlayStation Camera同梱版
型番 CUHJ-16003
発売日 2017年10月14日(土)発売
希望小売価格 44,980円+税
発売元 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント
内容物 VRヘッドセット × 1
PlayStation Camera × 1
プロセッサーユニット × 1
HDMIケーブル × 1
USBケーブル × 1
ステレオヘッドホン(イヤーピース一式)× 1
電源コード × 1
ACアダプター × 1

<PlayStation VR本体概要>
型番 CUH-ZVR2シリーズ
外形寸法 VRヘッドセット:約187 × 185 × 277 mm(幅×高さ×奥行き、最大突起部除く、ヘッドバンド長さ最短)
プロセッサーユニット:約150 x 39 × 114 mm(幅×高さ×奥行き、最大突起部除く)
質量 VRヘッドセット:約600g (ケーブル含まず)
プロセッサーユニット:約300g
ディスプレイ方式 OLED
ディスプレイサイズ 5.7インチ
ディスプレイ解像度 1920×RGB×1080 (左右の目それぞれに960×RGB×1080の映像を表示)
リフレッシュレート 120Hz、90Hz
視野角 約100度
搭載センサー 6軸検出システム (3軸ジャイロ・3軸加速度)
接続端子 VRヘッドセット:HDMI端子、AUX端子、ステレオヘッドホン端子
プロセッサーユニット:HDMI TV端子、HDMI PS4端子、USB端子、HDMI出力端子、AUX端子
プロセッサーユニット機能 3Dオーディオプロセッシング、ソーシャルスクリーン(ミラーリングモード/セパレートモード)、シネマティックモード
※デザイン、仕様については予告なく変更する場合があります。

【「PlayStation Move モーションコントローラー」商品概要】
商品名 PlayStation Move モーションコントローラー
型番 CECH-ZCM2J
希望小売価格 4,980円+税
質量 約145g
外形寸法 約 200mm × 46mm (高さ × 直径)
電池種類 内蔵型リチウムイオン充電池
電圧/電池容量 DC 3.6 V / 1900mAh
動作環境温度 5度〜35度
同梱物 ストラップ
搭載センサー 6軸検出システム (3軸ジャイロ・3軸加速度)
接続端子 USB(Micro B)
対応ハードウェア※5 PlayStation 4
※デザイン、仕様については予告なく変更する場合があります。

※1 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントのディビジョンカンパニーとして日本およびアジア各国・地域のセール
ス&マーケティングを担当。
※2 VRヘッドセットの電源がオフでPS4をTVモニター上でお楽しみになりたい際も、HDR映像データのパススルー対応によ
りPS4とTVモニターの間に接続されているプロセッサーユニットを取り外すことなく、お楽しみいただけます。
※3 2017年10月時点。
※4 2017年10月19日(木)までPS Plus加入者向けに先行無料配信中。
※5 本製品はPlayStation 3に対応していません。

※ 「プレイステーション」、「PlayStation」および「PS4」は、株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントの登録商標です。
※ その他記載されている名称は各社の商標または登録商標です。
  • 関連タイトル:

    PlayStation VR本体

  • この記事のURL:
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