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Thermalrightからゲーマー向け製品ブランド「Leetgion」が誕生。サイドボタンにCherry青軸を採用したマウス「Hellion」が9月末に国内発売
Lea-Min Techによれば,同社Leetgionの国内展開を2012年9月末に開始予定。販売代理店であるディラックを通して,第一弾製品「Hellion」を9980円(税込)で投入するという。
ボタン構成は左右メイン,スクロールホイール,左右メイン脇各1,左サイド1となる。面白いのは,筐体左サイドのちょうどくびれている部分に搭載された赤いサイドボタンの仕様だ。どういうわけか,このボタンのスイッチには,メカニカルキーボードでおなじみのいわゆる“Cherry青軸”が採用されているとのこと。Lea-Min Techは耐久性の高さをアピールしているが,このスイッチを採用することで,使用感にどういった影響があるのかは興味深いところだ。
また,搭載ボタンのうち4つ――おそらく,左右メインとその脇にあるボタンだと思われる――には,オムロン製スイッチが採用されているという。
両サイドが大きくくびれた,特徴的な形状となっている |
サイドボタンにCherry青軸を搭載するという珍しい仕様だ |
ちなみに,ダイヤル部に書かれたプロファイル名は「CUSTOM」のほか,「TERRAN」「ZERG」「PROTTOS」だ。CUSTOM以外は見てのとおり,「StarCraft II」の勢力に合わせた名称なので,RTS向けとはいうものの,StarCraft II用として作られた製品なのだろう。
搭載センサーは,Avago Technologies製のレーザーセンサー「ADNS-9500」。トラッキング解像度100〜5000DPI,フレームレート11750fps,レポートレート1000Hzといった仕様は明かされているものの,肝心の最大加速度やトラッキング速度は未公開である。
形状や左右メイン脇にボタンを備える仕様から受けるイメージとしては,なんとなくLogitechの「Gaming Mouse G300」が思い浮かぶ。それに似たデザインに加えて,なぜかCherry青軸を使った変わり種のサイドボタンを備える製品ということで,なかなか面白そうな存在だ。
懸念点となるのは9980円という,近年のワイヤードマウスとしては高価な価格設定だろうか。しかも,海外での価格は89.9ドル(2012年8月28日現在,約7070円)なので,さすがに高すぎる印象は拭えないが,そのあたりも含めて,国内でどう評価されるのか。発売を待ちたいところである。
「Hellion」製品情報ページ
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