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印刷2011/07/22 18:54

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稲船敬二氏が考える,現在のソーシャルゲームに足りないものとは? 「Dr★モモの島(仮)発表」共同記者会見詳報

左:グリー執行役員/マーケティング事業本部長 小竹讃久氏,中:インデックス代表取締役社長 小川善美氏,右:comcept代表取締役 稲船敬二氏
Dr★モモの島
 本日(2011年7月22日),グリー,インデックス,comceptは都内で共同記者会見を開催し,スマートフォン向けアプリの新たな取り組みについての発表を行った。
 稲船敬二氏が率いるcomceptが開発したスマートフォン向けソーシャルゲームの配信をグリーが行うというのが主な内容だ。
 この協業体制が成立したそもそもの経緯について,昨年カプコンを離れた稲船氏に,インデックスの小川氏がダメ元で連絡を取ってみたところ,稲船氏がソーシャルゲームに非常に乗り気で驚いたとの裏話が明かされた。
 このようにインデックスが取り持つ形で,グリーを加えた3社の協業が決まった。3社の役割分担としては,当然ながら,グリーは,1億人以上のユーザーを抱えるプラットフォーマーとしてゲームを世界中に配信するほか,プロモートなども担当する。comceptは,ゲームを企画/開発する。分かりにくいのはインデックスの立ち位置だが,すでにソーシャルゲームの開発経験がある同社のノウハウを生かして開発協力を行うほか,実際のゲームの運営を担当することになるようだ。

 では,稲船敬二が開発するソーシャルゲームとはどんなものになるのか?
 稲船氏は,まず,ソーシャルゲームの魅力として,以下の3点を挙げた。

  • 気軽さ
  • ソーシャル性
  • バイラル性

 ゲーム機や特別な性能を持ったPCなどを必要とせず,携帯電話だけで楽しめる,しかも基本無料という「手軽さ」,人と人のつながりをベースにし,かといって別にメールアドレスなどを教える必要もない,非常にゆるいつながりによる「ソーシャル性」。そして,面白いものであれば口コミでどんどん広がっていく「バイラル性」だ。

 それを踏まえて,稲船氏は,現状のソーシャルゲームに足りないものとして4点を挙げた。

  • エンターテインメント性
  • キャラクター性
  • ストーリー性
  • スマートフォンならではの操作感

 まあ,氏は少なからずゲームとしてはもの足りないと思っており,ソーシャルゲームの魅力的な部分を生かしつつ,さらなる魅力を加えていくことで,これまでにない新しい面白さを持ったゲームを作ることができると考えているようだ。

Dr★モモの島 Dr★モモの島
 
 とはいえ,現状のスマートフォン向けゲームでは「Angry Bird」などのシンプルなものがウケているわけだが,ストーリー性などを加えて複雑にしていくことは,市場のニーズにあっているのだろうか?
 こういった質問に対して,稲船氏はファミコン時代を振り返って,最初はシンプルなものがウケていたことなどを挙げ,必ずしもシンプルなものしか受けないわけではないことを示唆した。とはいえ,ゲームの面白さの本質的な部分は,むしろシンプルな部分に集約されることを強調し,その部分はしっかりと押さえることを前提として,さらに盛り上げる要素を追加していくことが重要で,やり甲斐のある部分だと語った。
 また,ゲーム機とは違ったスマートフォンの制約は問題にならないのかなどといった質問についても,ファミコンを事例に挙げ,制約のあるゲーム開発については慣れているので問題はないと回答。
 コントローラ部分がないことに関しては,新しいアプローチが必要になるため,その部分についてはいろいろ考えなくてはならないとしていたが,とくにそれが制約になるとは考えていない感じだった。とりあえず,今後もスマートフォンにアナログスティックが付くといったことはないと考え,タッチスクリーンをいかに使っていくかに知恵を絞っているようだ。

 なにかと引き合いに出されるファミコン時代だが,氏がゲーム開発に関わるようになったのは,まさにファミコン全盛の時代で,カプコンに入社して3年間で10本くらいのタイトルを作っていたとのこと。翻って,現在のコンシューマゲーム機だと,3年経っても1本のゲームが出るとは限らないことを挙げ,シンプルなゲームでもとにかく完成させて世に出すことの重要性を説いていた。市場からのフィードバックを受けて,次のゲームに反映していくことなどでゲームの完成度を上げていき,開発者のノウハウも蓄積されていく。そういった点で,比較的手軽に作れるソーシャルゲームなどはゲーム開発者を鍛える場としても悪くない環境ではあるようだ。

 さて,comceptが開発する「Dr★モモの島(仮)」Android / iPhone)だが,今回の共同記者会見でも,まだどのようなゲームかについてはほとんど語られていない。上記のように,ソーシャルゲームのメリットを生かしつつ,キャラクター性やストーリー性などを強化した作品になることは間違いないと思われるのだが,事前に情報を出しすぎると,勝手に想像されてケチを付けられることも多いようで,今回は簡単なコンセプトとキャラクター画像などだけが示された。

Dr★モモの島

 とりあえず,現状で分かっている範囲で情報をまとめておこう。
 タイトルにもなっている主人公は,可愛いものが大好きな天才少女「モモ」。舞台となるのは,とても「不思議な世界」だ。動物を「切り貼り」して,世界で一つの「カワイーモン」(ペット?)を作り上げるゲームになるらしい。
 ソーシャル性や操作性など,さまざまな工夫がこらされたものになると思われるので,今年10月頃に予定されているリリースに期待したい。また,comceptでは,第1弾から2か月置きくらいの間隔で,立て続けに第2弾,第3弾のソーシャルゲームをグリーからリリースする予定だという。すでに第2弾については構想ができているようだが,第3弾については,第1弾の反響を見つつ検討することになるかもしれないとのこと。

Dr★モモの島
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 このように,ソーシャルゲームに非常に意欲的に取り組む稲船氏だが,「ソーシャルゲームだけをやっていくわけではない」ことも強調していた。かつて,ホラーや侍などの大人向けのゲームを作っていたのと並行して,子供向けゲームも作っていたことなど挙げ,ソーシャルゲームとコンシューマゲームを並行して作っていくことを改めて明言していた。

 「失敗は怖くない。怖いのは,成功しないこと」と稲船氏は語る。コンシューマゲームで名声を得ているわけで,得体の知れないソーシャルゲームなどに手を出さないという生き方もあるのだろうが,「勇気のある人なので」と半ば茶化しつつ,自身のポリシーを語っていた。宝くじを例に出し,「買わなければ当たらない」という言葉のとおり,やってみなければ成功することはありえない。やりたいことは,とてもたくさんあるとのことで,すべての試みが大成功するわけではないだろうが,失敗しそうだから手を出さないという選択肢だけは氏の頭にないようだ。

 スマートフォンの普及期にソーシャルゲームという新しい試みに挑戦するにあたり,グリー,インデックスといったパートナーを得て,まずは万全のスタートを切ったといっていいだろう。発表会では稲船氏が非常に楽しそうだったのが印象的だった。成功するかどうかは分からないが,これまでにないソーシャルゲームを問うてくるのは間違いないところであり,どのような形のゲームに仕上がるのか非常に楽しみである。今秋の発表に期待したい。

  • 関連タイトル:

    Dr★モモの島

  • 関連タイトル:

    Dr★モモの島(仮)

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