2012 International CESの開幕を直前に控えた北米時間2012年1月9日,MSIは,Intelの次世代CPU「Ivy Bridge」(アイヴィブリッジ,開発コードネーム)に対応するチップセット「
Intel Z77 Express」(以下,Z77)搭載のマザーボード2製品を公開。また,PCとの接続インタフェースにIntelの「
Thunderbolt」を採用し,単体グラフィックスカードをノートPC(など)で利用可能にする外付けグラフィックスボックス「
GUS II」のエンジニアリングサンプルも披露した。
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| 2012 International CESの会場近くで顧客および報道関係者向けのプライベートスイートを設けたMSIは,Z77A-GD80とZ77A-GD65を公開 |
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| GUS IIのデモシステム。MacBook Proと組み合わされていた |
PCIe 3.0&USB 3.0をサポートするZ77
基板上には「PCI-E 3.0」や「VIRTU」のシルク印刷も
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Z77は,「Intel Z68 Express」の後継に位置づけられるチップセットで,要するに,第3世代Core iプロセッサ向けの最上位モデルとなる製品だ。
MSIはZ77の詳細や対応CPUに関して「一切ノーコメント」という立場を貫いているが,公開されていたサンプルからは,2枚のマザーボードが
PCI Express Gen.3対応のPCI Express x16スロットを3本持つことと,
これといったコントローラチップを搭載しないままUSB 3.0を4ポート用意できていることが見て取れた。
また,上位モデルとなるZ77A-GD80が,「THUNDERBOLT」というシルク印刷,そして,Thunderboltコントローラを搭載するためと思われる空きパターンを用意しているのも見逃せないところだ。
Z77A-GD80(左)とZ77A-GD65(右)。VRM部のフェーズ数と,Thunderbolt対応の有無が両製品の主な違いということになるようだ
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 USB 3.0はI/Oインタフェース部に2ポート用意されるほか,PCケース前面インタフェース向けのピンヘッダで2ポート用意される |
 VRM部の近くにThunderboltロゴのシルク印刷がある。写真向かって左側にはコントローラ用とおぼしきパターンも |
外付けグラフィックスボックスは今度こそ製品化?
GUS II
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2010年6月のCOMPUTEX TAIPEIで公開された,外付けの“グラフィックスボックス”たる「
GUS」(Graphics Upgrade Solution)は,ExpressCardを接続インタフェースとして採用する製品だった。残念ながらGUSはドライバ対応などの難しさから製品化が見送られたが,今回のGUS IIは,接続リンクがExpressCardのPCI Express 2.0 x1から同x4相当のThunderboltへと変更されたことで,最大消費電力150Wのグラフィックスカードをサポートできるようになっているという。
MSIでマザーボードやグラフィックスカードのマーケティングを統括するKiner Liu(キナー・リウ)氏いわく,「
Thunderbolt対応のGUS IIでは,一般的な(AMDやNVIDIAリファレンスの)グラフィックスドライバで動作させられる」。冒頭でも紹介したように,氏は13インチ版MacBook Proを使ったライブデモを披露し,最大の懸案でもあったドライバ回りに目処が立ったことで,製品化がより現実的な話になったことを示唆していた。
 GUS IIの背面インタフェース部。写真下側にThunderbolt端子を備えているのが分かる。その右は電源用の端子だ |
 GUS IIデモシステムのデバイスマネージャ。ThunderboltインタフェースとRadeon HD 6700シリーズGPUが認識されている |
なおMSIはこのほか,音声でWindowsを操作できる「Voice Genie」や,iPhoneなどを使ってグラフィックスカードのオーバークロック設定を行う機能などのデモも披露している。
音声でWindowsを操作できるようにするVoice Genie。システムのシャットダウンやOC Genieのオン/オフなどといった処理が行えるという。ただし,現時点での対応言語は英語と中国語のみ
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 Voice Genieのデモ機に差さっていた制御用拡張カード |
 次期「Afterburner」ではiOSやAndroid搭載端末からOC設定が可能に |