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Acer,「VR Ready」認定取得のデスクトップ&ノートPCなど,ゲーマー向け新製品をニューヨークで発表
北米市場における各製品のメーカー想定売価と発売時期は以下のとおり。なお,国内展開については公表されていない。
- Predator G1:デスクトップPC,2016年7月発売予定,2299ドル(税別)
- Predator 17 X:ノートPC,2016年6月発売予定,2799ドル(税別)
- Predator Z1:液晶ディスプレイ,2016年6月発売予定,599ドル(税別)
Predator G1
各製品の特徴を簡単に見ていこう。まず,デスクトップPCのPredator G1(型番:G1-710)は,コンパクトな筐体に高性能なコンポーネントを搭載するというのが特徴の製品だ。
一般的なミニタワー型PC(約30ℓ)の半分程度という容積約16ℓのボディに,「GeForce GTX TITAN X」搭載カードを内蔵可能であるとのことだから,確かに小型デスクトップPCとしては,高いグラフィックス性能を実現できそうだ。
CPUにはSkylakeこと,第6世代Coreプロセッサを採用し,最大で容量64GBのメインメモリを搭載。ストレージは容量512GBのSSD,または4TBのHDDを内蔵可能となっている。
Predator 17 X
ゲーマー向けノートPCであるPredator 17 Xは,今回Acerが発表したゲーマー向け製品の中でも,とくに力を入っていると感じられる製品だ。
デスクトップPC向けの「GeForce GTX 980」を内蔵し,G-SYNC対応で解像度3840×2160ドットの17.3インチIPS液晶ディスプレイを搭載(※解像度1920×1080ドットのモデルも用意するとのこと)。CPUには倍率ロックフリー版の「Core i7-6820HK」プロセッサを採用しており,メーカーレベルのクロックアップによって,最大4GHz動作をさせることができるようになっているという。
NVMe対応SSDを3枚使ったRAID構成のストレージや,Thunderbolt 3対応など,それ以外のスペックも充実している。
相当に人を選ぶ製品ではあるだろうが,仮想現実コンテンツの開発やデモといった用途には適当な製品かもしれない。
Predator Z1
最後に取り上げるPredator Z1は,31.5インチ,または27インチサイズの湾曲型液晶パネルを採用するゲーマー向けディスプレイである。液晶パネルの曲率は1800R(=半径1800mmの円を描くカーブ)とのことなので,かなり大きなカーブを描くディスプレイといえよう。
31.5インチモデルの場合,解像度は2560×1080ドットで,アスペクト比は21:9。G-SYNCにも対応しており,最大垂直リフレッシュレートは200Hzとのことだ。液晶パネルの方式は公表されていないのだが,中間調(Gray-to- Gray)応答速度が4ms,視野角は左右178度というスペックからすると,IPSもしくはVA方式ではないだろうか。
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