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まさかのメカニカルキーボード採用。MSIの未発表ゲーマー向けノートPCをゲームトーナメント「Beat IT 2014」会場で発見
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印刷2014/11/01 23:54

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まさかのメカニカルキーボード採用。MSIの未発表ゲーマー向けノートPCをゲームトーナメント「Beat IT 2014」会場で発見

台北市の商業施設「ATT 4 FUN」で開かれたMSI Beat IT 2014 Grand Finalsの会場。一般来場者で観戦席は満員だ
画像集#011のサムネイル/まさかのメカニカルキーボード採用。MSIの未発表ゲーマー向けノートPCをゲームトーナメント「Beat IT 2014」会場で発見
 2014年11月1日に台湾台北市で開幕した,MSI主催の国際ゲームトーナメント「MSI Beat IT 2014 Grand Finals」。「Dota 2」と「StarCraft II」の熱戦が繰り広げられている会場の一角に,MSIやスポンサー企業の製品が披露されたコーナーがある。その中には,まだ正式発表されていないゲーマー向けノートPCとゲーマー向けマザーボードも陳列されていた。
 本稿では,これら未発表製品について,ごく簡単にだがレポートしたい。


Cherry MXスイッチ採用のハイエンドノートPC GT80 Titan


 アクリルケース内に収まった状態で展示されていたのが,ゲーマー向けノートPC「GT80 Titan」だ。名称を見て,「まさか『GeForce GTX TITAN』を搭載しているのか?」と思う人がいるかもしれないが,さすがにそんなことはなく,実際に搭載されているGPUは,ノート用GeForce GTX 900Mシリーズ最上位の「GeForce GTX 980M」だった。
 ただ,GT80 Titanで重要なのはそこではない。驚くべきことに,キーボードがメカニカルタイプなのだ。

GT80 Titanの試作機。アクリルケースの中なので,残念ながら触ることはできなかったが,メインキーボードがメカニカル仕様なのは見て取れよう
画像集#002のサムネイル/まさかのメカニカルキーボード採用。MSIの未発表ゲーマー向けノートPCをゲームトーナメント「Beat IT 2014」会場で発見

キーボードにはCherry MXのメカニカルキースイッチを採用。ご覧のとおりのLEDバックライト付き
画像集#003のサムネイル/まさかのメカニカルキーボード採用。MSIの未発表ゲーマー向けノートPCをゲームトーナメント「Beat IT 2014」会場で発見
 MSIのゲーマー向けノートPCは,長いことSteelSeries製のキーボードを採用してきたが,GT80 Titanが採用するのは,SteelSeries製のCherry MXキースイッチ採用モデルとのこと。単体キーボード製品とまったく同じメカニカルキースイッチを採用するノートPCというのは,おそらく世界初だろう。
 残念ながら,会場にはGT80 Titanの製品担当者がいなかったため,採用するスイッチの種類や,Nキーロールオーバーのサポートなどといった詳細は分からないが,インパクトは相当なものだといえる。

フラットなデザインの10キー。タッチパッドとしても使用できる
画像集#004のサムネイル/まさかのメカニカルキーボード採用。MSIの未発表ゲーマー向けノートPCをゲームトーナメント「Beat IT 2014」会場で発見
 本体にタッチパッドがないのは,いくらゲーマー向けノートPCだといっても斬新に過ぎると思ったかもしれないが,GT80 Titanでは,10キー部分がタッチセンサー式になっており,ここを大型タッチパッドとしても利用できるようになっている。
 GT80 TitanでPCでゲームをプレイするゲーマーなら,使い慣れたゲーマー向けマウスの1つも持っているだろうから,通常のプレイにはマウスを使うだろう。ただ,緊急時というのもはいつでも生じうるわけで,そういった場合には10キー部をタッチパッドとして使えるというわけだ。

メカニカルキースイッチを採用するため,さすがに本体の側面はかなり分厚い。写真は順に左側面と右側面で,トレイ式と思われる光学ドライブが,左側面の上側に付いているのが分かる。映像出力インタフェースは背面にあるものと思われるが,残念ながら確認できなかった
画像集#005のサムネイル/まさかのメカニカルキーボード採用。MSIの未発表ゲーマー向けノートPCをゲームトーナメント「Beat IT 2014」会場で発見 画像集#006のサムネイル/まさかのメカニカルキーボード採用。MSIの未発表ゲーマー向けノートPCをゲームトーナメント「Beat IT 2014」会場で発見

 そのほかの仕様で明らかにされていたのは,液晶パネルのサイズが18.4インチであることくらい。価格や発売時期,日本での投入予定も不明だが,最近のMSIは日本でゲーマー向けノートPCの展開に積極的である以上,GT80 Titanが日本市場へやってくる可能性は十分にある。興味のある人は続報を期待しておこう。


X99搭載マザーの最上位モデルは国内発売の予定あり

X99S GAMING 9 ACK


 もう1つの未発表製品は,ゲーマー向けマザーボードの「X99S GAMING 9 ACK」だ。この製品は,海外では発表済みながら日本市場には正式投入されていなかった「X99S GAMING 9 AC」の上位に位置付けられる,Intel X99チップセット搭載のハイエンドマザーボードであるという。

X99S GAMING 9 ACK
画像集#007のサムネイル/まさかのメカニカルキーボード採用。MSIの未発表ゲーマー向けノートPCをゲームトーナメント「Beat IT 2014」会場で発見

 X99S GAMING 9 ACKとX99S GAMING 9 ACの違いは何かと説明員にたずねたところ,違いはただ1点,搭載する無線LAN機能がX99S GAMING 9 ACのIntel製の「Dual Band Wireless-AC 7260」から,Qualcomm Atheros製の「Killer Wireless-AC 1525」に変更されたということだった。

画像集#008のサムネイル/まさかのメカニカルキーボード採用。MSIの未発表ゲーマー向けノートPCをゲームトーナメント「Beat IT 2014」会場で発見 画像集#009のサムネイル/まさかのメカニカルキーボード採用。MSIの未発表ゲーマー向けノートPCをゲームトーナメント「Beat IT 2014」会場で発見
マザーボード上にKiller Wireless-AC 1525無線LAN機能を搭載するのが,X99S GAMING 9 ACKの特徴だ。その特徴を強調すべく,無線LANアンテナ端子は赤いカバーで覆われていた

ゲーム画面をハードウェアでビデオエンコードできるStreaming Engineも搭載する
画像集#010のサムネイル/まさかのメカニカルキーボード採用。MSIの未発表ゲーマー向けノートPCをゲームトーナメント「Beat IT 2014」会場で発見
 それ以外の主な仕様はまったく同一で,EATXフォームファクタを採用し,対応CPUはHaswell-Eこと「Core i7-5000番台」で,DDR4メモリスロットは8基装備する。PCIe x16形状のスロットは5基を装備しており,そのうち4基を使った4-way SLI/CrossFireもサポートするとのこと。
 X99S GAMING 9 ACの大きな特徴であるMini PCI Express接続型ハードウェアビデオエンコーダ「Streaming Engine」も,当然ながら搭載している。

 MSIの説明員によると,日本市場にはX99S GAMING 9 ACではなく,このX99S GAMING 9 ACKのほうを正式投入するとのこと。これが控えていたため,あえてX99S GAMING 9 ACは日本に投入しなかったのだそうだ。

 発売日は11月15日の予定。メーカー想定売価は5万3800円(税別)とされているので,単純計算した税込価格は5万8104円となる。Core i7-5000番台を使ってハイスペックなゲームPCを自作しようと考えている人は,検討する価値のある製品となるかもしれない。

MSI Beat IT 2014 Grand Finals 公式Webサイト(英語)

MSI 日本語公式Webサイト


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    G Series

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