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まさかのメカニカルキーボード採用。MSIの未発表ゲーマー向けノートPCをゲームトーナメント「Beat IT 2014」会場で発見
本稿では,これら未発表製品について,ごく簡単にだがレポートしたい。
Cherry MXスイッチ採用のハイエンドノートPC GT80 Titan
アクリルケース内に収まった状態で展示されていたのが,ゲーマー向けノートPC「GT80 Titan」だ。名称を見て,「まさか『GeForce GTX TITAN』を搭載しているのか?」と思う人がいるかもしれないが,さすがにそんなことはなく,実際に搭載されているGPUは,ノート用GeForce GTX 900Mシリーズ最上位の「GeForce GTX 980M」だった。
ただ,GT80 Titanで重要なのはそこではない。驚くべきことに,キーボードがメカニカルタイプなのだ。
残念ながら,会場にはGT80 Titanの製品担当者がいなかったため,採用するスイッチの種類や,Nキーロールオーバーのサポートなどといった詳細は分からないが,インパクトは相当なものだといえる。
GT80 TitanでPCでゲームをプレイするゲーマーなら,使い慣れたゲーマー向けマウスの1つも持っているだろうから,通常のプレイにはマウスを使うだろう。ただ,緊急時というのもはいつでも生じうるわけで,そういった場合には10キー部をタッチパッドとして使えるというわけだ。
そのほかの仕様で明らかにされていたのは,液晶パネルのサイズが18.4インチであることくらい。価格や発売時期,日本での投入予定も不明だが,最近のMSIは日本でゲーマー向けノートPCの展開に積極的である以上,GT80 Titanが日本市場へやってくる可能性は十分にある。興味のある人は続報を期待しておこう。
X99搭載マザーの最上位モデルは国内発売の予定あり
X99S GAMING 9 ACK
もう1つの未発表製品は,ゲーマー向けマザーボードの「X99S GAMING 9 ACK」だ。この製品は,海外では発表済みながら日本市場には正式投入されていなかった「X99S GAMING 9 AC」の上位に位置付けられる,Intel X99チップセット搭載のハイエンドマザーボードであるという。
X99S GAMING 9 ACKとX99S GAMING 9 ACの違いは何かと説明員にたずねたところ,違いはただ1点,搭載する無線LAN機能がX99S GAMING 9 ACのIntel製の「Dual Band Wireless-AC 7260」から,Qualcomm Atheros製の「Killer Wireless-AC 1525」に変更されたということだった。
マザーボード上にKiller Wireless-AC 1525無線LAN機能を搭載するのが,X99S GAMING 9 ACKの特徴だ。その特徴を強調すべく,無線LANアンテナ端子は赤いカバーで覆われていた |
X99S GAMING 9 ACの大きな特徴であるMini PCI Express接続型ハードウェアビデオエンコーダ「Streaming Engine」も,当然ながら搭載している。
MSIの説明員によると,日本市場にはX99S GAMING 9 ACではなく,このX99S GAMING 9 ACKのほうを正式投入するとのこと。これが控えていたため,あえてX99S GAMING 9 ACは日本に投入しなかったのだそうだ。
発売日は11月15日の予定。メーカー想定売価は5万3800円(税別)とされているので,単純計算した税込価格は5万8104円となる。Core i7-5000番台を使ってハイスペックなゲームPCを自作しようと考えている人は,検討する価値のある製品となるかもしれない。
MSI Beat IT 2014 Grand Finals 公式Webサイト(英語)
MSI 日本語公式Webサイト
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