Kalypso MediaがGamescom 2010にあわせて制作発表した「
Dungeons」は,プレイヤーがダンジョンの主となって,そこに進入してくるヒーロー達を,手下のモンスターやトラップを利用して撃退するというリアルタイム戦略ゲームだ。そう聞くと,1997年にBullfrog Productions時代のPeter Molyneu(ピーター・モリニュー)氏が開発した「Dungeon Keeper」を思い出す人もいるだろう。実際,このDungeonsを手掛けているRealmforgeの開発者も,同作からの少なからぬ影響を認めている。
Dungeonsのストーリーは,元恋人に騙されて,地下世界ヒエラルキーの最下層に落ちてしまったプレイヤーが,ほかのダンジョンロード達を出し抜いて成り上がっていくという設定になっており,複数用意されたキャンペーンでは,常にライバルとなるダンジョンロードと競い合うことになるようだ。
本作がDungeon Keeperと大きく異なるのは,ヒーローが勝手にやってきてくれるわけではないという点。ヒーロー達に「こっちのダンジョンに潜りたいぜ!」と思わせるような,より魅力的なダンジョンにするために,ガイコツや石棺など雰囲気を出す小道具で飾り付けたり,トレジャールームを設置したりする必要がある。そうしてヒーロー達をおびき寄せて,ゴブリンを送り込んだり,罠を仕掛けたり,もしくは自分自身で出向いたりしてヒーローを倒し,ダンジョンロードとしての威信を高めたり,ダンジョンを拡張するための魂の源(Soul Energy)を得ていくのだ。
ダンジョンに進入してくるヒーロー達は,ウォーリアーやウィザードなどの10タイプからなり,それぞれの能力を駆使してダンジョンを攻略しようとするので,プレイヤーはそれに対応可能なダンジョンを製作する必要がある。ちなみに,プレイヤー(ダンジョンロード)側にはクモやトロールなど15種類のモンスターが用意されており,ダンジョンを飾り付けるためのオブジェクトは50種類に及ぶ。
Dungeon Keeperのクローンゲームと言ってしまえばそれまでだが,この手のダンジョンマネジメントゲームの数はそう多くないので,ファンにとってはうれしいところだろう。ダンジョンロード同士の競い合いをマルチプレイヤーモードに生かすことも考慮されているようだが,現時点では,正式には決定していないということだ。本作は
PC専用で,2011年の第1四半期にはリリースされる見込みだという。