「Sid Meier's Civilization V」の拡張パック「Gods & Kings」が，2012年春に発売。新たな文明やさまざまなユニット，そして宗教要素などが追加

　2K Gamesは「Sid Meier's Civilization V」の拡張パックとなる，「Sid Meier's Civilization V: Gods & Kings」を2012年春に発売する。2010年9月にリリースされたSid Meier's Civilization Vには，これまでDLCがいくつか登場し，新たな文明やマップが追加されてきたが，今回はゲームシステムに大きな影響を与える大型の拡張パックとのことだ。

Civilization V Expansion Pack Announced!

「シドマイヤーズ シヴィライゼーションV 日本語版」公式サイト

　大きな点としては，前作「Civilization IV」ファンからの要望が最も多かった，宗教（Religion）要素の追加が挙げられる。プレイヤーは，新たな資源として加えられた「Faith」（信仰）を利用して，自分の宗教を作ることができ，ローカルなものからスタートして，やがては世界に広がる大宗教へ成長させることが可能だ。


　この宗教要素の追加に関連して，「Religious」（宗教的）属性を持った都市国家が登場するほか，「Mercantile」（商業的）属性の都市国家も追加される。商業的な都市国家はプレイヤーの文明に守られることで，ゴールドを提供してくれる。


　新たに9つの文明とリーダーが追加される予定だが，現在発表されているのは，オランダ（オレンジ公ウィリアム），ケルト（ブーディカ），そしてマヤ（パカル）の3つ。さらに，27種のユニット，13種の施設，9つの遺産のほか，さまざまなスキルも追加される。
　シナリオとしては，ローマ時代末期や中世のヨーロッパ，ビクトリア朝時代をモチーフにしたものなどが新たに加わる予定だ。
　コンバットシステムにも調整が入り，AIは従来よりさらにバランスのとれた軍勢を揃えられるとのこと。また外交面では，敵対する文明に大使館を建て，スパイ活動を行えるようになった。スパイを使って，技術や金銭を盗ませたり，都市国家への影響力を向上させたりなどができるのだ。

　何とも内容豊富な，大型拡張パックだが，現在のところ日本語版の発売についてはアナウンスされていない。また，価格や詳しい発売日なども明らかになっていないので，続報を待ちたい。