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【西川善司】NVIDIA主催のカート大会で優勝した話〜レーシングカートの魅力とは?
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印刷2012/12/01 10:00

連載

【西川善司】NVIDIA主催のカート大会で優勝した話〜レーシングカートの魅力とは?

西川善司 / グラフィックス技術と大画面と赤い車を愛するジャーナリスト

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(善)後不覚

blog:http://www.z-z-z.jp/blog/


 NVIDIAは,報道関係者に向けて,ときどき面白い企画をやってくれます。
 「ゲーム世界の体験を現実世界でリアルに感じて欲しい」ということから,1年に一度(といっても今回が2回目ですけど),メディアを招いて「NVIDIAリアリティツアー」というモノを開催しているんです。

 ちなみに昨年は,「Battlefield 3」などのFPSをリアルに体験してほしいということで,PC及びゲーム関連メディア関係者を招いてのサバイバルゲームが開催されました(関連記事)。


カート大会と物理とアンチエイリアシング


 そんなNVIDIAリアリティツアーですが,第2回のテーマは「物理」です。
 NVIDIAは物理シミュレーション技術「PhysX」を自社で有しており,この物理法則の世界をリアルに体感してほしいということで,編集者や記者,ライターを招いてのレーシングカート大会が行われたということですね。

レースクイーンまでいる!
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NVIDIAリアリティツアーの前半のテクニカルセッションでは,「TXAA」など,NVIDIAが持つアンチエイリアシング技術の解説などが行われた。詳細は米田 聡氏のレポートを参照してほしい
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 ただ,大会に先だって開催されたテクニカルセッションのテーマはPhysXではなく,アンチエイリアシング関連でした(関連記事)。
 アンチエイリアシングとカートはあまり関係ない気もしますが,レーシングコースでは,ドライバー視点だと路面やコースの輪郭線が角度の浅い斜め線になることが多く,ゲームグラフィックス上でエイリアス(=ギザギザ感)を感じやすいのです。今回のツアーはきっと「現実世界ではジャギーがないことを体験してほしい」……という主旨なんだと思います。きっとそうに違いない(笑)。

「DiRT Showdown」より。クルマゲームのコース輪郭にはギザギザ感が目立つ(が,クルマゲームの画面は高速で動くため,ゲーム中はギザギザ感を感じにくいジャンルでもある)
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会場となった「サーキットスタジアム634」とは?


 さて,ツアー参加者一同はバスに揺られ――ボクは諸事情によりマイカー移動になりましたが――埼玉県は入間のレーシングカート場「サーキットスタジアム634」(634:ムサシ)へと移動しました。

サーキットスタジアム634。地理的には三井アウトレットパーク入間やコストコ入間店の近くにある。買い物ついでにいいかも!?
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 このサーキットスタジアム634は,2010年のオープンという,比較的新しいカート場です。最大の特徴は屋内にコースがあるというところ。コース全長は350m,最大直線は50mで,屋内カート場としては日本最大規模だそうです。
 面白いのは,コース全長を長く確保するためにコースが立体的に作られている点でしょう。長い直線は1階と2階に設けられており,2階に上がるときの上り坂と1階に下りるときのスロープは最大傾斜19%という,テクニカルかつスリリングなレイアウトになっているのがユニークと言えます。

左の写真奥側,ペプシの横断幕が下げられているところが上り坂。一方,下り坂は右の写真のような感じだ。難所ということもあり,初心者(=写真に写っている参加者)にまずコーナリングのコツがレクチャーされた
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 建屋はもともと工場だったそうで,内部は新規に改装しているため,トイレや更衣室なども清潔感が漂っています。
 新しいカート場なのと屋内型ということもあって電光掲示板が自発光ドットマトリクスのLEDディスプレイになっていまして,情報が見やすいし,表示演出も派手で楽しげです。

 施設スタッフによれば,時間貸し(時間設定の貸し切り)プランが団体レクリエーション大会用に定評あるとのことで,NVIDIAによる今回のツアーは2時間の貸し切りプランだそうです。時間貸しは企業のレクリエーション大会やサークルイベントなどの利用で結構な引き合いがあるとのこと。4時間以上の施設占有プランを使って,敷地でバーベキューをやったりする会社やグループもあるのだとか。
 無料駐車場は300台分もあるので,参加メンバーが各々自家用車で来ても大丈夫そうですね。

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巨大なLEDディスプレイによる電光掲示板。ラップタイムや周回タイムを表示するだけでなく,映像表示にも対応する。NVIDIAのGPUが組み込まれているかは不明
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屋内型カート場のよいところは,全天候対応という点にあるが,こうした情報ディスプレイが見やすい点も挙げられる。屋外カート場だと,太陽の位置によっては見づらいことがけっこうあるのだ


レーシングカートとは?


 さてさて,レーシングカートに乗ったことがない人もいると思うので,カートを楽しむための基本情報やカートの乗り方などを簡単に解説しておきましょう。
 レーシングカートは私有地での走行となるため,基本的には運転免許を持っていない人でも運転可能です。身長など,所定の条件さえクリアしていれば,小学生でも乗ることができます。もっとも,千葉の「ネオ・スピードパーク」のように,運転免許取得者限定かつ18歳以上専用のコースもあったりするので,各パークのの利用規約を事前にチェックしておいたほうがいいかもしれませんが。

 ここで1つ,誤解のないように言っておきたいのは,レーシングカートは遊園地にあるゴーカートとは別モノだということです。
 コースにもよりますが,最高時速にして70km/h以上の速度が出ることもあり,滅多にありませんけれども,怪我をする可能性もゼロではありません。「スポーツカート」という別名があったりもするように,歴としたモータースポーツレジャーという認識は,最低限必要だといえるでしょう。

 続いて走行時に乗り込む車両についてですが,レーシングカートは,エンジンが運転席のすぐ後ろにあります。F1レーシングカーなどと同じ,ミッドシップ4輪車となるわけです。サーキットスタジアム634では,210ccの4ストロークエンジンを搭載するイタリア製のインドア専用カート「N-35X」をレンタル用カートとして採用していました。

サーキットスタジアム634でレンタルカートとして貸し出される,イタリア製のインドア専用カート「N-35X」。エンジンは210cc
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サーキットスタジアム634の路面はアスファルトではなく,コンクリート路面のような感じになっていた。そのためか,カートは溝ありのレインタイヤを採用している
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練習走行時,そこかしこで初心者がコースの外壁へ衝突。もちろん,スピードが遅い状態での衝突なので,怪我も物損もない
 アクセルを踏んで加速,ブレーキを踏んで減速,ステアリングを回してコーナリングという基本の運転操作は乗用自動車と変わりません。一般的なレンタルカートだと,ギアチェンジ(=ギアシフト)機構を持つものはほとんどないので,いわゆるオートマ車感覚で乗れることになります。
 ただ,ブレーキを左足で踏むようになっている点や,パワーステアリングではないためハンドル操作は重いなど,細かな相違点はあります。

 サーキットスタジアム634では,最大8台のレーシングカートが同時に走行できるので,NVIDIAリアリティツアーでは,最初に8台(=8名)ずつ,5分間の練習走行が行われました。……カート初参加どころか,運転免許を持たない人も参加していたために,練習走行枠はカオス状態でしたが(笑)。

 レーシングカートは着座位置が低いので体感スピードが異様に高いことに驚いている人や,ステアリングが重いことに驚いている人はまだいいほうで,運転自体したことがない人が運転するカートでは,ゆっくりまっすぐ進んでそのまま壁に当たるという,コントのようなハプニングがそこかしこで起きていました。


レーシングカートのコーナリング


 「ステアリングを回し切っても車体が曲がらない」ことに驚いている参加者も多かったようです。
 レーシングカートでは,体重移動がとても重要で,コーナリングでは旋回中の外郭輪に体重を掛けたほうがよく曲がります。慣れていないと,旋回Gに耐えるため,コーナーの内側に荷重移動をしてしまいがちですが,むしろ逆の方が旋回はしやすいんです。

初心者は上のように遠心力に逆らいがちの姿勢になってしまうが,下のように,むしろ遠心力に身を任せて,旋回外側に荷重をかけた方が曲がっていける。なぜなら旋回力を作り出している大半は外郭輪だからだ
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 それと,今回のレンタルカートもそうでしたが,一般的なレーシングカートは乗用車とは違ってブレーキが後輪にしかありません。実はこの構造の理解が重要だったりします。
 「オーバースピードで突っ込んで怖いからブレーキ踏んじゃう」という,一般道でよく見られる乗用自動車の運転作法を持ち込むと,レーシングカートはスピンしやすいんですね。

 レーシングカートの場合,ブレーキによる減速は直線で行うのが基本で,コーナリング中にブレーキを強く踏むのは(基本的には)御法度。練習走行ではスピン続出でイエローフラッグ出まくりだったのですが,おそらくこれが主因だったはずです。
 一方,レーシングゲームや実際のサーキット走行経験者ならば日常的に使う「ブレーキ残し」(≒ブレーキリリースとアクセルオンのオーバーラップ)のテクニックはカートでも有効です。これはカートも乗用自動車のドライビングでも同じで,減速は,前にしかない操舵輪への荷重移動を行う手段としては有効なのです。実際,コースに慣れて来た人の中には自発的かつ自然と使っていた人も多かったようです。

 なお,レンタルカートの場合は,「機械構造に負担が掛かったり,ブレーキが熱を持ちやすくなるのでやめてください」と言われることもあります。もっとも,サーキットスタジアム634では,ブレーキ残しは使用禁止と注意事項には挙げられなかったので,問題ないはずです。


耐久レース前のタイム計測


チーム分けのためのタイム計測走行枠割り振りは,練習走行時の周回タイムを参考に行われた
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 今回のNVIDIAリアリティツアーでは,練習走行時に仮のタイム計測を行い,そのときのタイムを元に,続くタイムアックのための走行枠振り分けを行っていました。
 タイムアタックにおいて,遅い車と速い車の混走は危険なので,その配慮です。

 そして,タイムアタックの結果は,メインイベントである耐久レースでのチーム編成のための重要な情報として利用されました。
 そう,今回は,与えられた時間内(今回の場合は50分)に何周周回できるかを競い合う,3人1チームによるチーム対抗の耐久レースがメインイベントなのです。それにあたって,速い人が同じチームに集中しないよう,タイムアタックの結果で各チームの平均タイムが拮抗するようにチーム振り分けが行われたのです。マッチングですね。

 ちなみに,このチーム振り分けは,サーキットスタジアム634側のスタッフが担当してくれました。ここの事務局は,今回のような時間貸しイベントの運営には慣れっこのようで,そうした計測・チーム分けといった作業の手際がとてもよかったのが印象的でした。
 ちなみにタイムアタックで最速タイムを出すと最も遅い人がチームメイトになる可能性が高くなります。耐久レースで勝つためには,タイムアタックである程度調整するのも手かもしれない……なんてことを考えた輩は相当腹黒いヤツですよね。誰とは言いませんが。


いざ,耐久レース,スタート!


 タイムアタックが終わり,チームメイトが発表されました。
 筆者のチームメイトには,偶然なのかNVIDIA社員のお二人が振り分けられました。ちなみに,そのお二人とは平柳太一氏(NVIDIA, コンテンツ アンド テクノロジ事業本部,コンテンツ マネージメント部,コンテンツ マネージャ)と林 憲一氏(NVIDIA,マーケティング本部 部長)で,お二人ともカート初心者とのこと。いつもお世話になっている方々ですが,土俵の違う勝負事なので,そこはビシバシ指導することとしました(笑)。

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耐久レース開始直前,スターティンググリッドに付いた状態。スタートシグナル点灯間近という,緊張の一瞬
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スタート!
 サーキットスタジアム634は,基準タイムが1周およそ30秒程度なのですが(30秒未満ならば初心者としては平均的な速さ),お二人は30〜33秒くらいで,時々29秒台もでているのでまさに「平均的な速さ」の持ち主だと言えました。筆者は,以前ここに来たことがあり,そのときは最高で26秒台を出したことがあるのですが,この日は,初心者との混走と言った条件やマシンコンディションもあってか,27〜28秒台程度。それでも,他のチームでは40秒台近いタイムの人が混ざっているので,我々のチームは総合的になかなか優秀なのではないかと思います。

 いざレースが始まると,NVIDIA社員のお二人は,相手チームの車両がいないときは計測時の平均タイムを出してくれるのですが,アグレッシブに遅い車を抜こそうとする姿勢があまり見られず,とりあえずその後ろに付いたままという傾向が強く出ています。耐久レースは周回数で競いますし,しかもわずか50分のレースですから,追い越してナンボです。……と,いつの間にか順位が7チーム中,5位にまで転落してしまいました。

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初心者がレースでやりがちなのが,前方を走る車だけを見て走ってしまうこと。むしろコース先のほうを見て,相手の嫌がるラインを差し込んでいくことを考えなければならない。レースゲームと同じ
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筆者のチーム(カート番号5)は順位的には真ん中より下をうろうろ。一時的には5位まで転落してしまった

 レースの場合,相手車両への故意な幅寄せは悪質で厳禁とされますが,当然,相手の理想的な走行ラインをこちらの車両で先手を打って塞いでいくのは常套手段です。
 たとえば,コース幅を大きくとってアウトインアウトで曲がっていくようなレコードライン走行の敵車に対し,こちらが早くイン側に付く(クリップポイントに付く)ようなレコードライン外で走り,相手の望むライン上を走らせないというのは,よくあることです。
 レースゲームで,勝つために知らず知らずそうやっているプレイヤーも多いと思いますが,あれは現実でも当然アリのラインなんですよ。

レコードラインからあえて外れたラインを走行して,相手のレコードラインのトレースを阻み,アクセルオフやブレーキオンを引き出す。パッシングのチャンス!
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 今回のチーム対向の耐久レースでは,1チームにつき乗り換えを5回以上行うルールで,5回乗り換えればよかったのですが,持ちタイム上,チーム内エースとなる筆者が,残りレース終了10分前に6回めの乗り換えを行うことを決定しました。
 というのも,レース終了10分前あたりに走っていた相手の車両が,たまたまでしょうが,遅いラップタイムの人達で固まっていたのです。大人げはないですが,初心者達がコースに集中している時間帯であれば,ごぼう抜きができそうです。筆者が目を三角にしてピットロードからスタートしたのは言うまでもありません。

 とはいえ,レンタルカートの場合,性能差がほとんどないので,平面の直線で抜くのは難しいんですね。初心者でも直線はアクセルを全開にしてフル加速しますから。

耐久レースでは,ドライバーチェンジのタイミングがキモになる。ピットロードからのスタートでは,合流地点がクリアになるまでコースインできないルールで,大きなタイムロスにつながるからだ
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西川善司,ドヤ顔で勝因を語る


サーキットスタジアム634のコースレイアウト。図中の太線はレコードライン。ギザ線はブレーキングポイント
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 今回,サーキットスタジアム634のコースを周回していて,このコースならではの攻略ポイントに気がついた――といってもおそらく,常連さんにとっては当たり前のテクニックなのでしょうが――ことから,そこでは比較的容易に初心者を抜けるのでした。

 どこかというと「坂」です。
 このコースには上り坂と下り坂があるのですが,上り坂はスロープを上がるときにやや背もたれ側に体重を載せると若干速く上がれるんです。これは荷重が駆動輪の後輪に載ってタイヤがよりグリップし,エンジンの回転が路面に伝わりやすくなる(=トラクションが向上する)ためでしょう。
 また,コーナリングしながらの下り坂では,姿勢を前のめり気味にして荷重を前に載せながらだと,アクセルオンのままで曲がっていけました。これは前の操舵輪が,よりグリップして旋回力を向上したためだと思われます。
 この2か所で,前述のクリップポイントへ先に付くテクニックとを併用しながら曲がっていくことで「怒濤の追い上げ」を敢行しました。

走行時間50分の耐久レースが終了。50分程度の耐久レースは意外に短く感じる
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 レース後,ある人が「最後の西川善司は『パワフルダッシュキノコ』を取ったマリオカートさながらのクレイジーさだった」と言っていましたが,実際問題,やったことは,初心者集中時間帯で怒濤の抜きを行っただけです。まったくもって,胸を張れる行為ではありませんけどね。ははは。
 この華麗なる暴走の結果,レース終了1分半くらい前に周回トップに立ち,そのままチェッカーを受けることができました。

 当然,表彰台に上がったときにはひどいブーイングを受けました(笑)。
 しかし,先ほどお話したように,乗り換えはピットインを伴いますからタイムロスが大きいにもかかわらず,ルール上の規定乗り換え回数よりも多く乗り換えてこの結果なのだから,「作戦勝ち」だったと思っています。実際,我々のチームは,耐久レースでは優勝こそしましたが,ベストラップ賞は別チームの参加者が取っていましたし。

表彰台に上がるとブーイングが。全然聞こえません(笑)。勝てば官軍です
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表彰式の様子。ちなみにグローブとヘルメットは自分のもの。もっとも,ヘルメットはホームセンター島忠で買った原チャリ用だが
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ベストラップ賞は,新進気鋭のモータージャーナリストとして知られる(?)K原氏が獲得。彼もカート走行経験が豊富なのだ


おわりに


どっちが美人広報かは皆さんの判断におまかせします。ボクは2人とも美人だと思います!
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 優勝賞品は「美人広報との1日デート券」だと勝手に解釈して,同業者とそうだそうだと話していたのですが,手渡されたのはNVIDIAロゴ入りリュックだけでした(あれ?)。

 筆者はいいのですけれども,優勝した筆者のチームのチームメンバーは3人中2人がNVIDIA社員だったので,NVIDIAリュックが彼らに授与されたかどうかは謎です。
 それにしても,チームメイトのNVIDIA社員の2人が「勝つためにそこまでやりますか」という冷ややかな眼差しを筆者に送っていたのが気になっています。ちなみに,筆者は普段の対戦ゲームプレイでも負けるのが大嫌いです(笑)。

 ちなみ全7チームの最終結果はのとおりです。サーキットスタジアム634でカートを楽しむときの参考データにしてみてください。

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 という感じで,レーシングカートの面白さと基本ウンチクをお届けした今回の(善)後不覚はいかがだったでしょうか。
 お手軽に楽しめるモータースポーツなので,今回の記事で興味を持った人はぜひ一度,カート場に足を運んでみてください。

 そうそう,筆者が優勝賞品として受け取ったNVIDIAロゴ入りリュックを,読者プレゼントとして提供したいと思います。近々,Weekly 4Gamerで紹介する予定ですので,お楽しみに。

いやはや,楽しい一日でした。レーシングカート,面白いですヨ!
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■■西川善司■■
テクニカルジャーナリスト。ここの紹介文が毎回同じで面白くない。近況書け近況,と編集長のKazuhisaが言うので,どんなものでしょうと尋ねたら,「4Gamer読者には報告が遅れたんですけど,10年間乗り続けたRX-7(GF-FD3S)を昨年末に降りて,今年初めに新しい車へと乗り換えたんですよ。新しい相棒はGT-R(DBA-R35:MY12)。色はまた赤。ニートみたいな立場のクセに維持費大丈夫なの? と心配されがちですけど,実は,任意保険も一般条件での車両保険入れてもRX-7よりもだいぶ安くなったし,燃費もRX-7の1.5倍はいいからガソリン代もRX-7のときよりかかっていないんです。排ガスレベルも断然クリーンになったから,今回の乗り換えはボクなりにエコロジー(エゴロジー?)に貢献したと思っています」という長いメッセージが届いたので貼っておきますね。全然近況じゃないですが。
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