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印刷2008/08/18 12:00

イベント

主人公Faithのモデルは誰? EA,「Mirror's Edge」のプレゼンテーションイベントを開催

Electronic Arts AsiaのVice President Chris Thompson氏
ミラーズエッジ
 シンガポールのElectronic Arts Asiaは現地時間の8月15日,同社が開発中のアクションアドベンチャー「Mirror's Edge」(邦題 ミラーズエッジ)のメディアプレゼンテーションを行った。これは,「こちら」でお伝えした「Will Wright and Friends」のイベント,そして「こちら」のWill Wright氏インタビューに続く“EAシンガポールシリーズ”第3弾(命名,筆者)であり,つまりはストックホルムからきたEA DICEのプロデューサーによるMirror's Edgeのプレゼンテーションが行われたというわけである。

 まず,Electronic Arts AsiaのVice PresidentであるChris Thompson(クリス・トンプソン)氏は,「ゲームの歴史において,その後の流れに大きな影響を与えたタイトルがいくつか存在します」と切り出した。例えば「Prince of Persia」(1989年)はアクションゲームのスタイルを変え,FIFAシリーズがスポーツゲームのスタンダードを規定し,「The Sims」(2000年)がシミュレーションの新境地を切りひらいたというわけだ。
 「20年間この業界にいて,さまざまなゲーム(その中には世の中に出なかった本当にひどいゲームもあるのですが)を見てきた私の意見ですが,Mirror's Edgeはそうしたエポックメイキングなタイトルの一つになると信じています。本作のLook & Feel,そしてビジュアルはそれまでのゲームとはまったく異なるものなのです」と語る。そしてThompson氏によって紹介されたのが,EA DICEでMirror's Edge開発の指揮を執る,Tom Ferrer(トム・ファーラー)氏である。

EA DICE「Mirror's Edge」プロデューサーTom Ferrer氏
 Ferrer氏によると,もともとゲーム業界で働くことを希望していた彼は,テスターとしてEAに入社。イギリスのEAP(EA Partners)に移ったのち,Digital Illusions(当時)に出向して「Battlefield 2: Modern Combat」の制作に,コアメンバーの一人として関わり,2004年にDigital IllusionsがEAに買収されてEA DICEになると,手腕を認められてプロデューサーとしてのキャリアをスタートさせたとのこと。Mirror's Edgeは彼の最初の仕事であり,マーケッティング関係の打ち合わせからゲームデザイン(アートディレクターは別にいるが)まで,なんでもやっているらしい。

 Mirror's Edgeは,EA本社にいくつか提出したコンセプトのうちの一つで――ほかのはボツになった――,EA DICEが得意とするファーストパーソンジャンルにおいて,「本当に新しいもの」を打ち出そうと意図したものだ。とはいえ,Mirror's Edgeのすべてが彼のアイデアというわけではなく,コアチームでさまざまな意見を出し合って現在のような姿になったとのこと。制作に関係するスタッフは,アウトソーシングの部分を除いて80〜90人ほどだそうだ。

Mirror's Edgeのコンセプトアート
ミラーズエッジ ミラーズエッジ ミラーズエッジ

 さて,ここだけの話だが,本日のFerrer氏のシンガポール訪問はどうも私用らしいのである。複数の情報源によると,同氏はEA Asiaに勤める,ある女性と婚約しており,ストックホルム―シンガポールというギネス級の超遠距離恋愛ののち,結婚の準備をするためにこちらにやってきたのである。11月の発売に向けて,追い込みをかけるゲームのプロデューサーが,結婚のためとはいえ長期の休みを取れるEAは素晴らしい会社かもしれないが,ちょうどいいタイミングだと私用旅行中の彼にMirror's EdgeのプレゼンテーションをやらせるのもEAだと思うと,それほど甘くない会社なのかもしれない。

ミラーズエッジ
ミラーズエッジ
 それはいいとして,本作の主人公であるFaithがアジア系の女性であるのは,どうやら彼のフィアンセをモデルにしたためらしく,プレゼンテーションの最中にも,Faithを描いたポスターにいきなりべったりくっついて見せるなど,誰かこいつを止めろという雰囲気もなきにしもあらず。うーん,うらやましい。

 さて,これまでも何度かお伝えしてきたように,Mirror's Edgeの舞台は現在から数年後の世界。Farrer氏によると,快適だが自由が奪われている街である。政府の手厚い保護のもと,人々は不自由なく暮らしてはいるが,活動やコミュニケーションは厳しく制限された超管理社会であり,それに不満な人々が情報伝達の手段として使っているのが,Faithら情報の運び屋「Runner」というわけである。
 これは,「Faithと街の物語」である。タイトルとなっているMirror's Edgeの「ミラー」とは,コンクリートとガラスで作られたクリーンで快適な都市を暗喩したもので,エッジとは「ビルの端から端へ飛び移る」彼女のイメージであると同時に,彼女自身や彼女を使う社会に不満を持った人々がコミュニティのエッジに存在しているということも意味している。
 Faithは裏の稼業であるRunnerとなり,彼女の双子の妹は社会の側,つまり警官になった。対照的な二人はまさにミラーイメージだったのだが,ある日,その妹が突然失踪してしまった……というところからゲームが始まる。……と,ちょっとだけディテールが増えたものの,相変わらずここから先の物語についてはプレイしてからのお楽しみとなっているようだ。シンガポールまで訪れておきながら,すいません。
 余談ながら,よく管理された社会として有名なのは北欧とシンガポール。欧米やアジアなど,さまざまな都市をモデルにして作られたという本作の街だが,ストーリーの背景を含め,主となるイメージソースはやはりそのあたりにあるのではないだろうか。

ミラーズエッジ

ミラーズエッジ
ミラーズエッジ
 本作の最も個性的な部分は,やはりメインキャラクターの動きにある。Faithの手足が大胆に画面に飛び込んでくるグラフィックスは印象的で,これは一人称視点でゲームの中に入って自分が動き回っているような感じを与えるという開発目的のために取られたもの(ムービーを含んだ記事は「こちら」)。

 ただし,コントロールが必要以上に難しくならないように注意を払っており,「複雑な動きを実現するために100個のボタンを押すようでは困る」とFerrer氏は言う。もっとも,操作系はちょっと異色らしい。熱烈なマウス&キーボード派である筆者はよく分からなかったのだが,レクチャーのあとでMirror's Edgeの試遊(PLAYSTATION 3版)を行ったメディア関係者によると,ボタンの配置が「個性的」で操作が難しかったとのこと。
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 このゲームでは,Playstation 2用のBattlefield 2: Modern Combatで使われた操作系を採用したとのことだったが,あまり評判はよくなかった。まあ,このあたり,キーアサインを変更すればいいという話であり,少ないボタンで複雑な動きを実現するという目的はそれなりに達せられていたようだ。ともあれ,プレイ中,ビルから落下するFaithが続出したところを見ると,コントローラのボタン配置はかなり独特なものらしい。

 ちなみに,プレゼンテーションでのゲーム画面にはPC版が使われていたのだが,これは,予定していたPLAYSTATION 3と用意されたモニタがうまくつながらず,仕方なくそうなったのだそうだ。もちろんPCゲームメディアの筆者としては大歓迎である。見たところ,テクスチャがいささか粗く,また影になるところが光っているなど,ライティングなどにもまだまだ調整が必要そうな段階だった。
 Mirror's EdgeはPCのほか,Xbox 360とPLAYSTATION 3用にリリースされるが,それぞれの内容にとくに違いはなく,PC版では高解像度グラフィックスがオプションとして選べるようになる。ちょっと気が早いが,ダウンロードコンテンツや拡張パックなどについて聞いてみたところ,「今は言えない」(Ferrer氏)とのことだった。

ミラーズエッジ
ミラーズエッジ
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 いずれにせよ,コンクリートの白さを基調としたグラフィックスは美しく,今回は色彩設計についてとくに慎重に検討されているという。灰色やダークグリーンといったFPSによく出てくる色はできるだけ使わず,清潔で無機的な都市を描き出すことが,本作のグラフィックスデザインの基本だ。そんな色づかいの中,Faithの道しるべとなる“Runner Vision”と呼ばれる赤いルートだけが際だっている。深紅は彼女を導く生命の色なんだそうだ。

 ゲームの難度は「イージー」「ノーマル」,そして「ハード」の3段階で,キャラクターの動きそのものは変わらないが,敵の強さや銃撃の精度などが上がって戦いが難しくなる。また,ハードモードではRunner Visionが使えず,移動ルートは自分で探さなくてはならない。
 プレイ時間はシングルモードで10〜12時間が予定されているが,なにしろスピーディなゲーム展開に主眼が置かれており,慣れてくれば全力疾走したままマップを駆け抜けることが可能というデザインなので,プレイヤーによってはかなり早く終わってしまうかもしれない。
 マップの数はチュートリアル面を除いて10種類となる。開発が発表されてから現在まで,「ビルの屋上」以外のロケーションがほとんど公開されてこなかったが,7月のE3 Summitで「地下」が紹介されたように,ゲームの舞台はかなり多彩なものになる。アップダウンも豊富で,いずれも非常にユニークな場所だそうである。
 ゲームモードも何種類かあるらしいが,今のところ秘密。またマルチプレイモードについても,まだアナウンスできる段階ではないらしい(大丈夫か?)。

 というわけで開発状況が気になるところだが,Ferrer氏によれば,「作るべきものはすべて作ってあり,現在は動きのテストやインタフェースなど微調整の段階」だ。予定されている11月の発売は大丈夫かと聞いたところ,「信じてほしいけど,ぜーんぜん大丈夫。クリスマス前なのは間違いないよ。だけど,これからバグが600個も出てくるような状態になると,ちょっと分からないけど」と,やや何を信じていいのか分かりづらい回答を得たのである。
 まあ,いずれにせよ,公私ともに充実している様子が必要以上にうらやましいFerrer氏。現地時間14日夜に行われたEA Asia主催のパーティでも,また本日のプレゼンテーションでも元気いっぱい,笑いも止まらないといった同氏の手腕を信頼し,期待してリリースを待ちたいところだ。なお,Mirror's Edgeのさらに進んだビルドが,来週からドイツで開催される「Games Convention 2008」にも展示される予定なので,そちらの記事も期待してほしい。
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    ミラーズエッジ

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