連載
4Gamerの1週間を振り返る「Weekly 4Gamer」2013年6月8日〜6月14日
そのうちE3関連記事は140.5本。PlayStation 4とXbox Oneのローンチタイトルが勢揃いということで,なかなか華やかな記事が多かったわけですが,その陰には編集部の地下で鎖につながれた河童さん達が泣きながら原稿整理をする姿があったりするのです。ありがとう河童さん。
なお,普通に週間アクセスランキングを取ると,ほぼE3記事で埋まってしまうので(1〜8位まで!),今回はE3編と一般記事編の2つに分けてランキングを掲載します。それと,うすうす気がついている人もいるかもしれませんが,今回は代打の代打で,私auekiがお届けしています。では,まずE3編から〜。
先週のランキング(E3編)
ということで,E3編の1,2,4,9位はPlayStation 4で占められるという結果となりました。Xbox One……は6位ということで,4Gamer読者的にはPS4の圧勝という感じのようです。両者を比較した記事も3位に入っています。まだハードのスペックあたりに注目が集まっているようですね。
PS4もXbox OneもAMDのAPUを使い,同世代のGPUコアを使うということで,中身はあまり違いがないことから,次世代機ではマルチプラットフォームがますます展開しやすくなりそうです。
ゲーム機というと,PCと比較するとどうしてもスペックで劣っていたのですが,次世代では,そこそこの性能が期待できそうです。PS4の場合,1152SPの800MHz駆動で1.84TFLOPSというのがほぼ見えていますが,これは同世代のPC用GPUでいうと,Radeon HD 7850より少し上くらいの数字になります。悪くありません。
ゲームのほうでは,5位と8位にFFXV,7位にFFXIVとFF勢が健闘しています。とくにFFXV。以前,PS4の発表会で「Agni's Philosophy」のデモが披露されたときに,この技術を使ったFFが登場するだろうと予告されていましたが,意外と早かったようです。トレーラーはプリレンダー+実機映像のようですね。ライティングなどは,イメージベースのようで実写風な光の当たり方が実現されています。プレイ部分を見ると,レンダリング品質はまだまだ調整前という感じですが,今後どこまでブラッシュアップしていくかに期待しましょう。
先週のランキング(一般記事編)
一方のPSO2では,ついにスマートフォン版のCBT募集が始まっています。イマドキの定額課金とマルチプラットフォームのオンラインゲーム,ついでと言ってはなんですが,基本プレイ無料でやってきた「鉄拳レボリューション」。どれも今後どう展開していくのか非常に気になるところです。
先週の注目記事
6月8日(土)
[COMPUTEX]PCなしで低遅延HDMI&アナログ録画に対応し,ストリーミングやPC接続にも対応。気合いの入ったゲーム録画デバイスがAVerMediaから
さて,COMPUTEX記事の終盤に出てきた小ネタですが,小さくても,なんでもできるキャプチャデバイスが登場します。アナログも録れますし,PCの外部ビデオエンコーダとしても動くという優れもの。個人的にマストバイといえましょう(まあ,買ったとしても,もっぱらSDカードリーダーとして使われそうな気はするのですが)。
「ゲームを作るのが好きだから,一生続けたい」――ポイソフトはなぜ,“こんな”ゲームばかりを作り続けていられるのか。代表取締役社長の石川 泰氏とプログラマーの中川晃宏氏に聞く
……ゲームクリエイターを目指している人が読んでも,まったく参考にならない内容ですが,こんなところもあるのだよってことで。
6月9日(日)
「ファンタシースターオンライン2」新章「EPISODE2」は,7月17日始動。新種族「デューマン」,新クラス「ブレイバー」,新武器カテゴリ2種など盛りだくさんの内容に
この日行われた「ファンタシースターオンライン2」の感謝祭では,新章発表のほか,Android版のクローズドβテスター募集開始も発表されるなど,盛りだくさんの内容でした。
なかでも注目を集めたのが,新種族「デューマン」の発表です。オッドアイに角が生えた頭部,肌の色の選択範囲も広いということで,キャラクターメイキングの幅が広がりそうです。いや,そこにしか興味がないわけではないですよ。
6月10日(月)
「ワンピース」から「コップのフチ子さん」まで。旬なキャラクターがズラりと並んだ「第32回プライズフェア」フォトレポート
6月11日(火)
「Dragon's Prophet」,正式サービスが本日スタート。新ワールド「ワイバーン」のオープンと同時にイベントも開催
日本版については,軽いプレイレポートで紹介しているのですが,それ以外にキャラクターメイキング記事を書きかけたものの,仕上げるに至らず……。せっかくなので,ムービーだけでもここで紹介しておきましょう(スライドショウムービーなので,カクカクしているのは仕様です)。
ご覧のとおり,いわゆる「おっぱいスライダー」は5つあります(個人的には3つもあれば十分な気はしますが)。注目は「ヒップスライダー」のほうで,なんと4つあります。バスト周りにこだわるゲームは結構あるのですが,お尻にここまでこだわったゲームはほかにありません。本作のキャラ作成時はお尻にこだわりたいところです。
6月12日(水)
インデックスに粉飾決算の疑い。証券取引等監視委員会が強制調査
すでに発売が発表されているアトラス作品については,予定通り発売される旨が告知されていますが,先行きは楽観視できない状況です。今後の発表を見守りましょう。
[E3 2013]「EverQuest Next」は8月2日に正式発表か。FacebookページやYouTubeチャンネルも続々オープン
新作がどのようなものになるのかまったく不明ですが,いくつもの伝説を作ってきた作品の末裔がどのような形で登場するのか,8月2日の発表に注目したいところです。
6月13日(木)
[E3 2013]PS3とXbox 360で発売される「YAIBA: NINJA GAIDEN Z」プレイレポート。ゾンビを武器にしてゾンビを蹴散らす,突き抜けたシステム&演出は必見だ
ゲームのアクション性などはなかなかのようで,ゲームプレイムービーを見ても,小気味よい動きが確認できますね。サイボーグニンジャがゾンビと戦うという非日常なシチュエーションで,思い切り暴れまわってみたい人には期待の一作かも。
6月14日(金)
[E3 2013]今作の主人公はプレイヤー? 「Assassin's Creed IV: Black Flag」ディレクターに独占インタビュー。少しだけ“V”の話題も……
[E3 2013]なぜ399ドル? PS Vitaはどうなる? PS4に対するさまざまな疑問をSCEJAプレジデントの河野 弘氏に直接ぶつけてみた
PS Cameraにも注力ということですが,画像認識などに関するソニーのノウハウは一級品だと思う半面,Kinectが見せたような,人体のモーション認識やモーションデータベースの提供などといった分野でどこまで追いつけるのかに注目したいところです。
まったくの余談ですが,Xbox Oneの新型Kinectは指の動きまで取れるということで,かなり期待できそうな雰囲気ですね。Windows版が出てくれば,Reconstructmeを入れて,3Dプリンタを買って……と夢が広がりそうです。
先週のWeekly 4Gamerで予告されていたように,今週のプレゼントおよびプレゼント当選者発表はお休みです。いろいろと大人の都合があるのです。来週のスーパーゴージャスなE3おみやげセットにご期待ください。たぶん,なんかもらってきてると思いますので……。
毎年E3が終わると「今年も終わった」という気になるのが,この業界というものです。やあ,やっと終わりましたね。来週は,松PPが西海岸直輸入のナイスなギャグを引っさげて復帰する予定です。それでは皆さんよいお年を。
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