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Razer,キーボード新製品「BlackWidow Chroma V2」を北米で発売。高速入力が特徴の「Yellow switch」をラインナップに追加
北米市場における直販価格は169.99ドル(税別)で,北米市場では発表と同時,世界市場では2017年1月中に発売予定となっている。
注目のRazer Yellow switchについて,Razerは,細かい情報を明らかにしていないのだが,「リニアで静音」な点が特徴のFPSやMOBAプレイヤー向けであると謳っている。スイッチがオンになるアクチュエーションポイントまでの距離が短くなり,従来よりも高速な入力が可能になったそうだ。
キースイッチの押下圧は45gで,約8000万回の打鍵に耐えるというスペックは,従来のRazer BlackWidowシリーズが採用していた「Razer Orange switch」と変わらない。
なお,BlackWidow Chroma V2はRazer Orange switchと「Razer Green switch」を採用するモデルもあるので,少なくとも世界市場では3モデル展開ということになる。
もう1つの特徴である付属リストレストは,奥行きの長い大きなもので,表面にはラバー製のクッションが貼られているようだ。キーボード本体とはマグネットでくっつく仕組みとのことなので,メンブレンスイッチ採用キーボードである「Razer Ornata Chroma」の付属リストレスト,もしくはそれと似たものを,BlackWidowシリーズにも採用したと考えていいだろう。
キーのレイアウトは,既存のRazer BlackWidowシリーズを踏襲したもので,メインキー左側に5個のマクロキーを備えたフルキーボードである点に代わりはない。各キーにRazer Chroma対応のカラーLEDイルミネーション機能を搭載する点も同様だ。
同時押しに関する仕様は,10キーロールオーバーとAnti-Ghosting(アンチゴースト)対応が謳われている。
Razer自慢の主力メカニカルキーボードがモデルチェンジということで,とくに新キースイッチの使用感に興味をそそられる人は多いだろう。適正な価格で日本市場に投入されれば,注目を集める製品となりそうだ。
Razer BlackWidow Chroma V2の主なスペック(※海外発表時点)
- 接続インタフェース:USB
- 基本キー数:英語109キー
- キーピッチ:未公開
- キーストローク:未公開
- 押下特性:50g(Blue switch),45g(OrangeおよびYellow switch)
- ロールオーバー:10キー
- 複数キー同時押し対応:10キー
- キー耐久性:約8000万回
- ポーリングレート(USBレポートレート):1000Hz
- マクロ機能:対応(※「Razer Synapse」による)
- バックライト:あり(※約1677万色,「Razer Chroma」による)
- サイズ:475(W)×171(D)×39(H)mm(※パームレスト含まず)
- 重量:約1500g(※パームレスト,ケーブルを含むかどうかは未公開)
- ケーブル長:未公開
- 対応OS:Windows 10・8.x・7,OS X 10.8〜10.11
- 発売予定時期:発表と同時(※北米市場),2017年1月(※世界市場)
- 価格:169.99ドル(税別)
- 保証期間:未公開
RazerのBlackWidow Chroma V2の製品情報ページ(英語)
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