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AMD,最新グラフィックスドライバ「Catalyst 7.9」と,ETQWデモ版のパフォーマンスを向上させるHotFixを公開
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印刷2007/09/11 20:28

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AMD,最新グラフィックスドライバ「Catalyst 7.9」と,ETQWデモ版のパフォーマンスを向上させるHotFixを公開

画像集#001のサムネイル/AMD,最新グラフィックスドライバ「Catalyst 7.9」と,ETQWデモ版のパフォーマンスを向上させるHotFixを公開
 AMDは,同社製GPUであるRadeonファミリーおよびグラフィックス機能統合型チップセット向けのグラフィックスドライバスイート「ATI Catalyst 7.9」(以下Catalyst 7.9)を公開した。対応OSは,Windows XPおよびVistaで,「Display Driver」のバージョンは8.411となる。
 いつものように4Gamerの最新ドライバページのリンクを更新しているので,あわてて入手したいという人はそちらからダウンロードしよう。
 で,行ってみれば分かるのだが,今回からドライバは「AMD GAME!」のページからダウンロードすることになる。AMDの(というよりATIブランドの)アイドルであるRubyがぐっとこちらを見つめるAMD GAME!には,ドライバのダウンロードだけでなく,さまざまなゲームのリリース状況やイベント情報などを確認できる。コンテンツはまだちょっぴり手薄という感じだが,ぜひNVIDIAの「nZone」と並ぶゲーマー御用達のページになってほしい。
 さらに,AMDは今秋最大の期待作の一つ「Enemy Territory: Quake Wars」デモ版のリリースにともない,ETQWのパフォーマンスを向上させるHotFix(一つの問題を解決する緊急措置)「737-29459」パッチをCatalyst 7.9用にリリースした。4Gamerの「こちら」にも掲載している注目のデモ版だが,もしあなたがATI RadeonファミリーのGPUを使っていて,ETQWも遊んでみようと目論んでいるのなら,このHotFixもダウンロードしておいたほうがいいだろう。詳細は不明だが,ETQWのデモのパフォーマンスを改善するというパッチのダウンロードは「こちら」だ。
 では,いつものように追加された機能や解決された問題などをざっと。


●ATI Catalyst 7.9の新機能

  • Catalyst Control CenterにColor Temperature Control(色温度設定)が追加。ATI Radeon X1000およびATI Radeon HD 2000シリーズで利用できる
  • 「Avivo Video Converter for Windows Vista(64-bit)」の追加

●ATI Catalyst 7.9でのパフォーマンス改善

  • 「Far Cry」とATI Radeon HD 2900 XTのCrossFire構成やATI Radeon HD 2600 XTのシングルカード構成,およびATI Radeon HD 2400 XTのCrossFire構成という組み合わせでパフォーマンスが14%向上
  • アンチエイリアシングを有効にしたとき,「Call of Duty 2」とATI Radeon HD 2600 XTのCrossFireもしくはシングルカード構成の組み合わせでパフォーマンスが12%向上
  • 「Half-Life 2: Episode One」とATI Radeon HD 2600 XTのCrossFire構成を組み合わせるとパフォーマンスが9%向上。ATI Radeon HD 2400 XTのCrossFire構成との組み合わせなら6%
  • アンチエイリアシングを有効にしたとき,「Serious Sam 2」とATI Radeon HD 2400 XTのCrossFire構成という組み合わせでパフォーマンスが46%向上。ATI Radeon HD 2600 XTのシングルカードとの組み合わせなら27%
  • アンチエイリアシングを有効にしたとき,「Quake 4」とATI Radeon X1600/X1550/X1300のシングルカードもしくはCrossFire構成でパフォーマンスが9%以上向上

●ATI Catalyst 7.9で解決した主な問題(Windows XP)

  • 「BioShock」でキャラクターが移動するとき画面表示がおかしくなる問題
  • ATI Radeon HD 2600 XT搭載環境,もしくは(GPUを問わず)CrossFire構成を採っていると,「City of Heroes」を実行できない問題
  • アンチエイリアシングを有効にして「World of Warcraft」をプレイすると,画面表示がおかしくなる問題

●ATI Catalyst 7.9で解決した主な問題(Windows Vista)

  • 「BioShock」で,テクスチャが失われたりフラッシュしたり,ポリゴンがランダムに空中に持ち上がったりする問題
  • 「GODS: Lands of Infinity」のデモ版で,画面解像度を1920×1200ドットに設定し,「Shadow」と「Texture Quality」設定を「High」にすると,マウスカーソル以外が表示されなくなる問題
  • 「Lost Planet: Extreme Condition」で画面がちらつく問題
  • 「Monsters.Inc」でDXVAを有効にすると画面表示がおかしくなる問題
  • ATI Radeon HD 2000シリーズで「Prey」を実行すると,テクスチャの表示がおかしくなる問題
  • 「Quake III Arena」のシステムセットアップ画面で,マウスカーソルを移動したときにおかしな挙動を示す問題
  • 「World of Warcraft」をWide-tentもしくはNarrow-tentのアンチエイリアシングフィルタを適用してプレイするとワイヤーフレームの表示がおかしくなる問題

●ATI Catalyst 7.9で未解決の主な問題(Windows XP)

  • 「City of Heroes」を終了させ,「Catalyst Control Center」を詳細モードで実行しようとすると,「fatal error」が発生したというメッセージが表示されることがある
  • CrossFire構成時に「Colin McRae: DIRT」を起動できないことがある

●ATI Catalyst 7.9で未解決の主な問題(Windows Vista)

  • CrossFire構成で「Call of Juarez」を実行し,グラフィックス設定をハイレベルにするとゲームが不正終了する
  • CrossFire構成でDirectX 10版の「Call of Juarez」実行すると,画面がちらつく
  • デュアルリンクDVIでディスプレイと接続した状態で「City of Heroes」を実行すると,Windows Vistaが反応しなくなることがある
  • 「Ghost Recon: Advanced Warfighter」をプレイ中にAlt+Tabキーを押すと,Windows Vistaが反応しなくなる
  • CrossFire構成で,AFRモードを有効にして「Grand Theft Auto: San Andreas」をプレイすると,ムービーシーンで画面表示がおかしくなる
  • アンチエイリアシングを4x AAもしくは8x AAにしてして「Lost Planet: Extreme Condition」を実行すると,ゲームが反応しなくなる
  • HDMI接続のディスプレイを接続し,ゲーム側で画面解像度を1600×1200ドットに指定して「Tom Clancy's Rainbow Six Vegas」をプレイすると,画面表示がおかしくなる

 いつもながらWindows XPに比べるとWindows Vista関連のバグフィックスおよび未解決の問題が多いようで,うーん,悩ましい。もちろん,ビデオ再生やCatalyst Contol Center周りで,ここには書かなかったさまざまな問題点が解消されているので,なんか画面が変だなあと頭をひねっているあなたはちょっとリリースノートに目を通してみるといいだろう。例によって,ドライバのアップデートは自己責任でお願いします。
  • 関連タイトル:

    AMD Software

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