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NVIDIA,WHQL版ドライバ「GeForce 352.86 Driver」公開。「The Witcher 3」への最適化を謳う
というわけで,入手したい人は,下に示したリンクをどうぞ利用してほしい。
なお,統合される「GeForce Experience」は2.4.3.22,「HD Audio Driver」は1.3.34.3,「PhysX System Software」は9.15.0428,「CUDA」は7.5で,Release 349世代最後の公式ドライバとなった「GeForce 350.12 Driver」と比べ,すべて新しくなっている(※一般に,CUDAは新バージョンのリリース前にドライバが先に対応する。CUDA 7.5対応は,それが今回生じたという理解でいいはずだ)。
→32bit版Windows 8.x・7・Vista用GeForce 352.86 Driver(217MB)
→64bit版Windows 8.x・7・Vista用GeForce 352.86 Driver(277MB)
→Windows XP用GeForce 352.86 Driver(195MB)
→ノートPC向けの32bit版Windows 8.x・7・Vista用GeForce 352.86 Driver(217MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.x・7・Vista用GeForce 352.86 Driver(277MB)
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
GeForce公式サイト「GeForce.com」および英文リリースノートの内容を見る限り,二大トピックを除くと,今回の352.86ドライバで目を引くのは,SLIプロファイルの追加と,ShadowPlay有効時や「World of Warships」などに関連したバグ潰しといったところだろうか。
機能追加や問題点の修正規模は小さく,また,「Windows 10対応の統合型ドライバが出た」わけではない点に注意は必要であるものの,対応GPUを使っているなら,The Witcher 3: Wild Huntをプレイする気満々の人もそうでない人も,自己責任で更新する価値はあるように思われる。
## 以下,GeForce.comの関連記事および英文リリースノートまとめ ##
●GeForce 352.86 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITANシリーズ(※Windows XPはGTX TITAN XおよびGTX TITAN Z非対応)
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900シリーズ(※Windows XPはGTX 980&970非対応)
- デスクトップPC向けGeForce GTX 700〜400シリーズ
- デスクトップPC向けQuadro Kシリーズ,Quadro 6x0&4x0シリーズ,Quadro 7000〜2000シリーズ,NVSシリーズ
- ノートPC向けGeForce 800M〜500Mシリーズ
- ノートPC向けQuadro Kシリーズ,Quadro 5000M〜1000Mシリーズ,Quadro 500M,NVS 5000M・4000Mシリーズ
- Tesla Kシリーズ,Tesla 20・10・8シリーズ
●GeForce 352.86 Driverにおける性能向上
- リリースノートに記載なし
●GeForce 352.86 Driverの新要素
・SLIプロファイルの拡張
- 「HairWorks: FurViewer」「Magicka 2」「The Witcher 3: Wild Hunt」用となるDirectX 11対応SLIプロファイルの追加
- 「World of Warships」用となるDirectX 9対応SLIプロファイルの追加
- 「Sid Meier's Civilization: Beyond Earth」用となるDirectX 11対応SLIプロファイルの更新
・3D Visionの拡張
- 「Battlefield: Hardline(Not recommended)」「Dying Light(Not recommended)」「Killing Floor 2(Not recommended)」「Lords of the Fallen(Not recommended)」「METAL GEAR SOLID V:GROUND ZEROES(Not recommended)」「Project CARS(Not recommended)」「The Crew(Fair)」「The Witcher 3: Wild Hunt(Not recommended)」「Total War: Attila(Not recommended)」用プロファイルの追加または更新
※タイトル名の後ろにある( )書きはレーティング - 「Battlefield: Hardline(Excellent)」「Dying Light(Excellent)」「Lords of the Fallen(Excellent)」「METAL GEAR SOLID V:GROUND ZEROES(Excellent)」「The Crew(Excellent)」「Total War: Attila(Good)」用3D Compatibility Modeプロファイルの追加または更新
※タイトル名の後ろにある( )書きはレーティング - 「Elite Dangerous」用3D Compatibility Modeプロファイルの修正
●GeForce 352.86 Driverで解決した問題(Windows 8.x・7・Vista)
- GeForce TITAN Xの4-way SLI構成時にNVIDIAコントロールパネルから4基のGPUによるAlternate Frame Renderingを選択できない問題
- 「GeForce 347.09 Driver」を導入したシステムで,NVIDIAコントロールパネル以下,「3D設定を管理」にある「電源管理モード」を「パフォーマンス最大化を優先」に指定し,ShadowPlayを利用すると,ゲームの終了後も,GPUがP0ステート(≒最大の電源電圧と動作クロックの状態)に留まる問題
- 3D Visionが有効なシステムにおいて,DirectX 11モードで「Grand Theft Auto V」を実行すると,ゲーム側ユーザーインタフェースの一部で左目用の描画がなされない問題
- 「GeForce 350.12 Driver」を導入したシステムで「World of Warcraft」を実行すると,テクスチャがちらついて見える問題
- SLI構成時に「World of Warships」を実行できない問題(※おそらくこういうことだと思われるが,実行できないのではなく,正常に動作しない問題という可能性もある。原文は「[SLI, World of Warships] SLI support needed for the game World of Warships.」)
- Optimusが有効なノートPCで,NVIDIAのGPUが有効になると,「Firefox」のNightlyバージョンがクラッシュする問題
- GeForce GTX 970を搭載した64bit版Windows 7環境で,平面視でゲームを実行しても,立体視が有効化されたことになり,GPUの利用率に一定の制限がかかる問題
- GeForce GT 640M LEを搭載し,Optimusが有効な64bit版Windows 7環境で,Steam標準で用意されるユーザーインタフェースのオーバーレイ表示機能「Steam Overlay」が機能しない問題
●GeForce 352.86 Driverで解決した問題(Windows XP)
- リリースノートに記載なし
※お詫びと訂正
初出時,記事タイトルを「Windows 10〜XPに広く対応するWHQL版ドライバ「GeForce 352.86 Driver」公開。「The Witcher 3」への最適化が謳われる」としていましたが,Windows 10には非対応でした。お詫びして訂正いたします。
- 関連タイトル:
GeForce Driver
- 関連タイトル:
The Witcher 3: Wild Hunt
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