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タイ代表がRWC2連覇を達成。白熱した試合に大盛り上がりの「RWC2011パブリックビューイング」&「RAG-FES26 in Akihabara」観戦レポート
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印刷2011/10/17 20:01

イベント

タイ代表がRWC2連覇を達成。白熱した試合に大盛り上がりの「RWC2011パブリックビューイング」&「RAG-FES26 in Akihabara」観戦レポート

 2011年10月15日,MMORPG「ラグナロクオンライン」(以下,RO)の世界最強ギルドを決める「Ragnarok World Championship」(RWC)が,RO発祥の地,韓国で行われた。またRWCに出場する日本代表を応援するイベント「RWC2011パブリックビューイング&RAG-FES26 in Akihabara」が,東京・秋葉原のUDXギャラリーで開催された。

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「ラグナロクオンライン」公式サイト


 さてこのRWC2011パブリックビューイングは,RWC2011の観戦だけでなく,RO関連タイトルのカンファレンスや,ファン主催のイベント「RAG-FES」も併催という,かなり盛りだくさんのイベントだった。
 TGS 2011にも出展されていたPlayStation Vita用ソフト「ラグナロク オデッセイ」の試遊台エリアや,ROイベントでは恒例のラグナロク検定,コスプレ大会など,結果的には初夏に開催されたガンホーフェスティバル(関連記事)と同等か,それ以上の密度のイベントになったようだ。
 なお1000人以上の参加者が集結したこのイベントは,ニコニコ生放送でも生中継が行われたほか,RWC2011の全試合の模様は韓国からUstream配信が行われていたので,会場まで足を運べなくても,自宅観戦したという人も多いのではなかろうか。

 本稿では日本代表の試合の模様や,パブリックビューイングでおこなわれたカンファレンスなどについてレポートしていこう。

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TGS 2011と同様,ファイター,アサシン,メイジを選んでプレイできた「ラグナロク オデッセイ」。軽快な操作感のダッシュでスイスイと敵に近づき,連続攻撃でバシバシ敵を倒していく爽快感のあるゲームだ。ボスを攻撃していると部位破壊的なメッセージが表示されることがあり,その効果が気になるところ
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「ラグナロク オデッセイ」公式サイト



GRAVITYからの最新情報。忍者の上位職「朧」と「影狼」のスキルがついに明らかに


 2011年6月におこなわれた「ガンホーフェスティバル」で発表され,プレイヤーからの期待も高い忍者の上位職「影狼」と「朧」。そのスキルの一部が,韓国のRWC2011会場で発表となり,現地の中村聡伸氏とラグナロ娘の乾 曜子さんから,その内容が日本のパブリックビューイング会場にも伝えられた。

画像は,2011年6月に行われた「ガンホーフェスティバル」でのもの
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 それによると「影狼」と「朧」の職業コンセプトは“変化(へんか)”とのことで,4種類の「幻術」と「影と月」を使用して,敵を混乱させることができるという。
 例えば対象をモンスターに変化させてステータスを低下させ,装備の切り替えをできなくする「驚愕」,使用者より対象者のレベルが低い場合,無条件で戦闘不能にする「呪殺」,使用者と対象者の位置を入れ替える「幻惑」といった幻術スキルがあり,また空蝉の強化スキルに位置づけられる「残影」なども用意されている。

 また,男性の「影狼」と女性の「朧」では,それぞれ異なる固有スキルがあるとのこと。「影狼」はその名のとおり「影」にちなんだスキルを持っており,周囲のキャラクターを移動不能にしてハイディング系のスキルを強制解除する「影踏み」や,一定時間対象キャラクターの反射スキルを無効化する「虚無の影」が挙げられた。さらに一定時間ダブルアタックが使用可能になる「影武者」は,ほかのプレイヤーキャラクターに使うこともできるという。
 一方「朧」は「月」にちなんだスキルを持っている。対象のBaseLv.によってATKやMATKを変化させる「残月」は,味方に使った場合はBuffスキル,敵に使った場合はDebuffスキルとなるらしい。そのほかにも特定のHP回復スキルを攻撃スキルに変化させる「紅月」,対象のHPとMPをランダムに変化させる「朧幻想」といったスキルがあるとのことだ。
 また飛刀系スキルが強化されたものや,忍術スキルを強化する呪符系のスキルなどもあり,さらに両手に武器を持てるようにもなるとのこと。

 いずれもまだ開発中のものであり,韓国での実装日すら未定ではあるものの,今後の続報が楽しみな職業だ。なおスキル名などは,日本での実装にあたっては変更になる可能性がある。このため記事中の表記と後日発表のもので異なる場合がある可能性をあらかじめお断りしておく。


プランナーがマル秘情報を先出し。圧倒的人気の教皇様も,頭装備としてついに実装


 ガンホー・オンライン・エンターテイメントの満田健太郎氏長澤誠吾氏による「プランナーマル秘情報」では,今後のROのイベント等についての詳細が発表された。

顔が描かれた段ボールをかぶって登場した満田氏。そのまま話すのかと思ったら,あっさりと外してしまった。右は長澤氏
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 まず現在開催中の「オクトーバー釣りフェスト」で,一部情報が公開されていたものの,詳細が不明だった釣りとステータスの関係が明らかにされた。詳しくは以下の画像を見てもらいたいが,補足説明としてDEXによる「超速釣り」は,発動すると約3秒で釣ることが可能だという。INTによる「超速釣り」も効果自体は同様とのことだが,DEXよりも効果は2倍高いとのことだ。

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 次に発表されたのが,毎年恒例のイベント「ハロウィンパーティ」について。今回はルードマスク作成イベントがあるそうだが,実は既存の頭装備と併用することで,かなり実用的な特殊効果が得られるとのこと。その一例として挙げられたのが「亡者のヘアバンド」。ルードマスクと併用することで,イベント期間中なんとダブルアタックLv5の効果が得られるという。
 そのほかの頭装備に関しても,亡者のヘアバンドと同等かそれ以上の効果を得られるものが存在するそうなので,スライド中のシルエットから予想してみよう。また,同イベントでお馴染みの,作成可能な回復アイテムは,巨大なカボチャのケーキ。効果については後日,Webサイトで発表されるとのことなので期待して待っていよう。「ハロウィンパーティー 2011」は10月18日から11月1日まで開催の予定だ。

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 そして,今年9周年を迎えるROの9thアニバーサリーイベントが,11月29日に開催されることが発表された。今年の会場は,なんと飛行船! 空にちなんだミニゲームも多数用意されていて,「スカイコイン」を手に入れられるとのこと。その目玉景品は,今年の2月に行なわれた「バレンタイン モテ王決定戦」で,圧倒的な得票数で優勝した教皇様をモチーフにした頭装備「たれ教皇[1]」! さらにアニバーサリーイベント期間中は,たれ教皇に様々なカードの効果が付与されるサービスが行なわれるらしい。スカイコインが必要だが,何度でも上書き可能とのことだ。そして,こちらも恒例となっているバフォメット兄弟たちの襲撃も予定されてるので,しっかり準備しておきたい。

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 さらに10月27日に発売予定のPSPソフト「ラグナロク 〜光と闇の皇女〜」(以下,ラグヒカ)との連動クエストについても発表が行われた。これは特別なメモリアルダンジョンで,1人でもパーティーでも参加できるクエストとのこと。参加条件はBaseLv.30以上だが,レベル帯によって敵も変化するらしく,比較的レベルに関係なく楽しむことができるようだ。特定条件を満たすことで,頭装備「ティアドロップ[0]」が入手でき,ラグヒカのプレミアムボックスに封入されている頭装備「ダークエイジ[1]」と併用することで特殊な効果が得られるとのこと。クエスト用にラグヒカに登場するシンシア達のドット絵も用意されているようなので,そちらも楽しみに。

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「ラグナロク 〜光と闇の皇女〜」公式サイト


 お次はできたてホヤホヤという,9thアニバーサリーパッケージの特典アイテムのグラフィックスが初公開。見た目にもおしゃれな装備品で,思わずほしくなる物ばかり。9thアニバーサリーパッケージは11月20日予約締切で,12月1日発売予定。詳細は「こちら」を参照してほしい。

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 最後に詳細は公開されなかったが,11月中に「Episode9.0 Bifrost」の実装を予定しているとの発表をもって,「プランナーマル秘情報」のコーナーは幕を閉じた。


プレオープンまであと僅か。「ラグナロクオンライン ギルドマスターズ」カンファレンス


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 10月中に正式オープンが予定されているブラウザシミュレーションRPG「ラグナロクオンライン ギルドマスターズ」 (以下,ROGM)についてもカンファレンスが行われた。
 開発を担当しているガンホー・オンライン・エンターテイメントの廣瀬高志氏から,同作について改めての説明が行われたのだが,ここではとくに新しい情報はなし。ただ廣瀬氏によれば,チュートリアルは必ずプレイしたほうが良いとのことである。チュートリアルで得られる資源や,ご褒美でもらえるアイテムが結構大事らしく,飛ばさないほうが序盤の進行が楽になるとのこと。プレイ予定のユーザーはぜひ覚えておこう。
 またROGMのもうひとつのウリである,さまざまなイラストレーターによって描かれた職業イラストについても言及があった。ニンテンドーDSで発売された「ラグナロクオンラインDS」に登場した,シャーマンやダークナイトもROGMで使えるそうで,キャラクターのカラーもノーマルに加えてEXカラー1,2とバリエーションが多くなるという。カラーリングに一家言ある人も,これなら満足できそうだ。

 最後にROGM正式サービス開始後の予定として,上位2次職や3次職の実装,ラストダンジョンとそれを攻略するための中〜後衛陣営向けのダンジョンの実装,ROと連動開始が11月16日であることなどが発表され,カンファレンスは幕となった。
 10月19日からプレオープン予定のROGMでは,現在,IDの先行登録ができるスタートダッシュキャンペーンが実施されている。ROとはまた違った楽しさの,それでいて連動機能もあるROGMの展開に期待しておこう。

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「ラグナロクオンライン ギルドマスターズ」公式サイト



日本代表,無念の初戦敗退。ブラジル,アメリカ躍進なるも,地力の差でタイが優勝


 それでは最後に,RWC2011の試合を簡単にレポートしていこう。すべての試合が見られたわけではないので,日本の試合を中心に,関連した試合をレポートしていく。

■第6試合 韓国vs日本

 フィリピンを破って2回戦に進出した強豪韓国代表と,シード権を得ていた日本代表による第6試合。日本代表としては,これが本大会初の試合となる。
 1試合目,日本代表は戦闘開始直後にパラディンのゴスペルを使い,さまざまなメリットを得ようという,これまでにない作戦にでる。これが功を奏したのか開始早々に韓国代表のプロフェッサーを撃破し,その勢いのままに凍結した相手を次々と倒してまず1勝を得る。
 しかし,2試合目では開始直後に日本代表のパラディンが倒されてしまい,韓国に押されムード。さらには凍結までさせられてしまい,不利が重なった状態に。クラウンの寒いジョークとチャンピオンの阿修羅覇王拳を軸になんとか立て直そうとする日本代表だったが,韓国代表の防御が堅く決定力にならない。かなりの長期戦となるが,人数差もあって押し切ることはできず,逆に各個撃破されてしまい敗北。ここで1勝1敗。
 運命を決める3試合目。日本代表はチェイサーを外してジプシーを投入,スクリームのスタンで相手を崩す作戦に出る。それ自体は功を奏したようだが,チャンピオンがマークされていたのか,阿修羅覇王拳の不発で決定打には至らず。逆にそこを攻められる形で日本代表は韓国代表に敗北。初戦でトーナメントから消えてしまうこととなった。

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■準決勝 ブラジルvs韓国 アメリカvsタイ

 準決勝第1試合は,ブラジル代表対韓国代表。
 1試合目はブラジル代表の怒濤の攻めで,あっさりと韓国代表を撃破。2試合目は,韓国代表の阿修羅覇王拳が冴え,次々とブラジル代表を倒していく。そのまま一気に韓国ペースとなり,韓国代表が制して1勝1敗に。3試合目は踏み込みすぎた韓国代表のチャンピオンが倒れたところから均衡が破れ,お互い凍結に阻まれながらも,ブラジルが韓国代表を倒し,決勝へとコマを進めた。
 ……と思いきや,3試合目の途中,サーバートラブルでマシンが落ちたと韓国代表から物言いが入る。通常ならトラブルがあっても試合結果は変わらないはずなのだが,特別ルール(ブラジル代表7名,韓国代表はチャンピオン以外の6名。アイテムはある程度減った状態からスタート)で3試合目の再戦が決定。しかし,やはり攻撃の要であるチャンピオンがいないのはいかんともし難く,再戦でもブラジルが勝利し,改めて決勝進出を果たした。

 準決勝第2試合は,昨年RWC2010で優勝したタイ代表とアメリカの一戦。
 1試合目は,タイ代表をこごとく凍結させたアメリカ代表が優位に展開するが,タイ代表のスナイパーがファルコンアサルトの連打でアメリカ代表のチャンピオンを撃破。そこを切っ掛けとした攻勢で,1試合目はタイ代表が勝利する。
 2試合目は真っ向からの阿修羅覇王拳の撃ち合いという派手な攻防で進むなか,またしてもアメリカ代表がタイ代表を効率的に凍らせ,戦いを優位に進める。そして1試合目の勝負の鍵となったタイ代表のスナイパーを倒して雪辱を晴らし,アメリカ代表が1本を取り返す。
 3試合目も,2試合目と同様の阿修羅覇王拳の撃ち合いから。しかしやはり地力の差がでたのか,徐々にタイ代表がアメリカ代表を押していき,そのままタイ代表が勝利,決勝戦へコマを進めた。

■エキシビションマッチ 

 それではようやく決勝戦……の前に,各国のギルドから代表を1人選んでのエキシビションマッチが開催となった。総勢11人のチャンピオンによるバトルロワイヤルというわけだ。
 当然阿修羅覇王拳が飛び交う派手な戦いになるだろうと誰もが画面を見守る中,試合開始と同時にスタートしたのは,なんとも地味な気奪合戦(※対人戦では,気奪は相手の気弾を吸い取れる。阿修羅覇王拳には気弾が5つ必要なので,これを使われると阿修羅覇王拳が打てなくなる)。予想以上に地道な戦いに,パブリックビューイング会場は爆笑の嵐に。

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 そのほかにも阿修羅覇王拳の相打ちで双方がダウンしたり,三つどもえで牽制しあったりと,普段はなかなか見ることのできない楽しい戦いが繰り広げられた。そんな中,大いに魅せてくれたのがアメリカ代表。スタン武器を持って指弾で相手をスタンさせ,その間に阿修羅覇王拳を叩き込むという頭脳プレーが光り,会場を沸かせていた。最後はそんなアメリカ代表とフィリピン代表の一騎打ち。しかしアメリカ代表は惜しくもここで敗れ,優勝を手にしたのはフィリピン代表となった。


■決勝戦 タイvsブラジル

 ブラジル代表が初優勝を遂げるか,タイ代表による2連覇なるかで注目を集めた決勝戦。
 1試合目は,両ギルドがマップ下部でぶつかり合う形で展開する。ブラジル代表が徐々に下がるタイ代表を追撃するという展開だが,逆に角の辺りで迎撃されていまいタイ代表がまず1勝。
 2試合目もマップ下部での激突となるものの,今回はブラジル代表が押し切る形で1勝1敗,イーブンに持ち込む。
 3試合目はブラジル代表がパラディンをジプシーに,タイ代表がチェイサーをジプシーに変更。ブラジル代表は中央の高台から運命のタロットカードを使い,下にいるタイ代表を牽制。タイ代表は下からアローシャワーによる状態異常を撒き続けるという展開に。
 その形でしばらくの膠着が続くものの,タイ代表が高台に登る隙に,前に出すぎていたジプシーが倒されるというハプニング。しかし,それとほぼ同時にブラジル代表のチャンピオンが撃破され,3試合目はタイ代表がそのまま押し切って勝利を手にした。同じジプシーを投入する作戦でも,変えた職業によって明暗が分れる結果となった。
 タイ代表にリーチがかかった4試合目。ここでタイ代表は,ジプシーを伝家の宝刀ともいえるスナイパーに切り替え,勝負にでる。後がないブラジル代表が突っ込む形で試合が展開し,タイ代表のチャンピオンを撃破するも,タイ代表はあわてずスナイパーを攻撃の軸にしてファルコンアサルトを撃ちまくり,次々とブラジル代表を倒していく。結果RWCを制したのタイ代表,V2の達成となった。

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 最終的な結果は,優勝タイ代表,準優勝ブラジル代表,3位韓国代表,4位アメリカ代表。これまでのRWCでは,どちらかといえばアジア圏のギルドがトップをひた走っていたが,今回の大会ではブラジルやアメリカなどの大躍進が印象的だった。もうそれほど実力差はないと見るべきではないだろうか。来年以降の大会が,どういう結果になるか楽しみでもある。残念ながら日本代表は初戦で敗退してしまったが,来年はぜひとも雪辱を果たしてもらいたいものだ。


 この決勝戦のあと,優勝国予想投票の抽選がおこなわれ,幸運な投票者にゴスリンカードが進呈された。また,日本代表残念でした! ということで,日本代表に投票した人の中から何名かを選んでのプレゼントが贈られて,パブリックビューイングは幕を閉じた。
 さすがに海外からの中継のせいか,音声が途切れたり,画像が乱れたりなど,パブリックビューイングとしてはちょっと厳しいかな? と思ったりもしたが,やはり白熱する試合になるとかなりの盛り上がりで,筆者としてもこれはこれでなかなか楽しいという印象だった。試合以外にもさまざまなイベントが併設されていて,個々に楽しみを見つけられるような,良いイベントだったのではないだろうか。
 次のRWCがどこで開催されるかはまだ分からないが,来年も今回のような盛り上るイベントであってほしいものである。

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