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「エバークエストII デザート オブ フレイム」で,新たな冒険を始めよう(後編)

 「エバークエストII デザート オブ フレイム」(以下,DoF)特集の前編では,新たな冒険エリアとなるロー砂漠やファクションの仕組みなど,メインとなる要素を詳しく紹介した。これらのメインコンテンツを楽しもうとすると,レベル45以上が必要(ほとんどのクエストの発生条件にもなっている)となることが多いため,そこまでキャラクターが成長していないという人にとっては,あまり意味のないものと思うかもしれない。
 しかし,DoFには全レベル帯向けの要素も実装されているので,キャラクターレベルが低いという人が楽しめるコンテンツもある。特集後編では,アリーナやボイス再生エモート,ちょっとしたTipsなどレベルに関係なく楽しめる要素を紹介していこう。

 

アリーナで腕を競え

 DoFで追加された要素でもひときわ異彩を放っているのが,アリーナだ。モンスターを相手にキャラクターを成長させたり,クエストをクリアしたりという「エバークエストII」(以下,EQ2)の基本プレイスタイルとは異なり,プレイヤー同士で楽しめる要素となっているのが特徴だ。

 

 EQ2でのアリーナは,いつものキャラクターそのままで参加できるだけでなく,アリーナ・チャンピオンというモンスターに変化して参加するという方法もある。アリーナ・チャンピオンには,20種類以上が用意されているが,単純にベンダーから購入できるもの以外に,EQ2らしくクエストをクリアしなければ入手できないものもある。アリーナ・チャンピオンを使う場合は,キャラクターのレベルは関係なくなるので,低レベルのキャラクター(極論レベル1でも)で参戦できる。
 なお,いつも使用しているプレイヤーキャラクターで参加するには,アリーナを作成する時点で設定する必要がある。つまり,「キャラクター同士で戦うアリーナ」となるので,PvPが好きな人にとってはうれしい要素かもしれない。参加キャラクターのレベルは,レベル20からレベル60までの5段階が用意されており,それに達していないと参加できないので注意が必要だ(レベル55の場合はレベル50までのアリーナに参加可能で,レベルはその制限に合わせて自動的に下げられる)。

 

 さて,アリーナ・チャンピオンは,それぞれ能力に特徴があるほか,使用スキルも異なっている。例えば,Rock Pileは移動が非常に鈍重だが防御力は最高レベルという特徴がある。このほか,メイジタイプやスカウトタイプといったアリーナ・チャンピオンもいるので,これらを使えばいつものプレイ感覚で参加できるというわけだ。
 用意されているゲームモードは,チームデスマッチ,キャプチャー・ザ・フラッグ,デストロイ・ザ・アイドルの3種類。詳しいルールは以下にまとめておくが,基本的にはFPSのゲームモードに似たようなルールだ。EQ2ならでは(?)の面白さとしては,マップ上に体力とパワーの回復アイテムのほかに,スペシャルアイテム(取得すると特殊なスキルが使えるようになる)がランダムに出現するところ。これによって大きく不利な状況を逆転するまでは難しそうだが,拮抗する戦いでは大いに役立つものとなるだろう。
 どのゲームモードも最大人数は12人。マップは,いずれのゲームモードにもThe Maj'Dul Arena,The Dungeon,Protected,Court of Doomの4種が用意されている。オブザーバーモード(観戦)も設定次第で可能なので,切磋琢磨をしてもよし,アツイ戦いを観戦してもよしだ。ぎりぎりの戦いを制したときは,多大な満足感が得られるだろう。

 

ゲームモード一覧

・チームデスマッチ
最大12人のプレイヤーが,2チーム(6対6)に分かれて戦い合うモード。制限時間内で先に規定数を倒したチームが勝利となる。シンプルなルールなだけに,マップ構造やスペシャルアイテムの出現地点などを把握しておくのが重要だ。

・キャプチャー・ザ・フラッグ
8チームまでに分かれた6人から12人のプレイヤーが参加可能。エリア内にあるフラッグ(旗)を自チームの陣地に持ち帰った数を競う。ちなみに,相手のプレイヤーを倒した数もカウント(アリーナ・チャンピオンの入手に関わる)される。

・デストロイ・ザ・アイドル
陣地内にある自チームの像を守りつつ,相手チームの像を破壊するモード。防衛と攻撃のタイミングが肝要で,チームワークが重視されるのが特徴だ。

 

アリーナ・チャンピオンの入手条件

・購入可能なアリーナ・チャンピオン
Fearknight,Fountain Spirit,Frozen Magi,Tae Ew Hunter(各6s)

 

・ファクション別に購入可能なアリーナ・チャンピオン
Harbinger:コート・オブ・トゥルース(6s)
Bedazzler:コート・オブ・トゥルース(6s)
Luresong:コート・オブ・ブレード(6s)
Avenger:コート・オブ・ブレード(6s)
Tempest:コート・オブ・コイン(6s)
Sand Storm:コート・オブ・コイン(6s)

 

・アリーナでの勝敗で入手できるアリーナ・チャンピオン
Gnoll Trapper:100勝後NPCから購入可能
Reaper:100人倒した後NPCから購入可能
Shifter:1000人倒す&100勝後NPCから購入可能
Shimmering Sprite:100人倒した後NPCから購入可能

 

・そのほかクエストなどで入手可能なアリーナ・チャンピオン
Flame Master,Forlorn Ritualist,Moppet Master,Rock Pile,Rujarkian Blademaster,Skeletal Marauder,Spectral Assassin,Stonegaze,Tidal Lord,Tomb Guardian

 

ボイス再生エモート

 DoFでは,小粒ながら面白い要素もいくつか実装されている。その一つがボイス再生エモートだ。これはエモート(感情表現)が音声付きで行えるというもので,40種類が用意されている。エモートウィンドウ(ショートカットキーは「O」:オー)にある各エモートアイコンの右にふきだしが付いているのがボイスエモートだ。
 また,ステータスウィンドウで,戦闘時の声やボイス再生エモートの声を10種程度(種族によって異なる)から選べるようになっているので,好みのボイスで豊かな感情を表現してみると冒険も楽しくなるだろう。

 ちなみに,ボイス再生エモートはDoF未導入のプレイヤーには通常エモートとして処理される。つまり,未導入プレイヤーは,導入プレイヤーのボイス再生エモートを見た場合,チャットウィンドウに文字で感情表現が表示され,キャラクターアクションも行われるが,音声が聞こえないということになる。

 


・ボイスエモート一覧

同意救護を頼むあくび
ごめんなさい戦闘さよなら
応援含み笑い困惑
「しまった!」逃げろ!気取り
フォロー願います苛立ちありえない!
腹痛助けて挨拶
助けに来たぞ助けてヒロイック
おーいお腹へった…こちらに注目
気をつけろ私のだ!グループに入れて
いいえパワー切れこぶしを振る
待機タウントありがとう
のどカラカラ脅しトレイン
手を振るたじろぐ 

 

プレイに役立つTips集

 最後に,プレイにちょっと役立つTips集を紹介していこう。

 

カーペットを活用して砂漠を移動しよう

 ロー砂漠での移動で役立つ「カーペット(絨毯)」は,決まったポイント同士を結んでおり,アントニカやコモンランドでのグリフォンと同じような役目を果たすものだ。
 このカーペットは,ケイノスやフリーポートに戻るときに使うのだが,これ以外にもロー砂漠内にカーペットで移動できるポイントがいくつかあるのだ。うまく利用することで,危険なロー砂漠の移動が少し楽になるし,クエストもスムースにクリアしていけるだろう。ロー砂漠のエントランスとなる「ティア―ズ港」の近くにもカーペットがあるので,そこを基点に行動すると便利(シンキングサンドのEvacポイントも同地点)だ。

 

カーペットのポイント一覧

・シンキングサンド

 マージ・ダル
 ワンロック島
 ツインティアーズ
 アンダーシティ・アリーナ
 フリーポート東区かケイノス港

 

・ピラー・オブ・フレーム

 ジャイアント・フィールド
 預言者の霊峰
 トナレヴ
 東スティング島

カーペットを使うとスムースな移動が可能。位置をしっかりと覚えておこう ピラー・オブ・フレームのキャンプにあるカーペット。ここからトナレヴなどへと移動可能だ

 

 

スペル/コンバットアーツの習得方法の変更

 次に,スペル/コンバットアーツの入手について。DoFでは,レベルキャップの引き上げが行われ,キャラクターはレベル60まで成長できるようになった。レベル50までは,レベル上昇とともにスキル/コンバットアーツの「初級 I」を自動的に習得できたが,レベル51以上のスペル/コンバットアーツは,これがなくなる。つまり,スキル書を購入しなければ,使えないというわけだ。マージ・ダルの各勢力のタワー内で販売していることを覚えておくといいだろう。

 

 

インスタンスエリアの再入場時間

 最後のTipsは,インスタンスダンジョンなどの再入場までの時間。これはEQ2プレイヤーならばとくに説明は必要ないと思うが,インスタンスエリアに入場した後に退出すると,再入場までの時間が設定されるのだ。
 以下に,DoFのいくつかのインスタンスエリアの再入場時間をまとめた。うっかり入場してしまい,クリアできないので退出すると数日入れない……という状況になりかねないので,攻略目標のダンジョンの再入場時間をチェックして役立ててほしい。

 

一部のインスタンスエリアの再入場までの時間
キャゼルの洞窟失敗時4時間,成功時18時間
試練の間失敗時4時間,成功時24時間
知識の洞窟失敗時4時間,成功時24時間
詩人の広場Group:失敗時6時間,成功時4日間
詩人の広場Raid:失敗時20時間,成功時5日間
天空のいしずえ成功の可否に関わらず5日と5時間
ジンマスターのプリズム失敗時20時間,成功時5日間
リビングトゥームレイドインスタンス:失敗時20時間,成功時5日間
命の泉失敗時20時間,成功時5日間
サンクトリアム失敗時4時間,成功時24時間
ロックジョーのなわばり失敗時20時間,成功時5日間
埃の魔窟失敗時4時間,成功時20時間
スコーンフェザー・ルースト失敗時4時間,成功時18時間

 

ランプをこするとジンのハーレムに入れる。ここでの試練に耐えれば,なかなか良いアイテムが手に入る

 

 

 DoFがスタートしてからちょうど1週間が経過して,新たなエリアでの冒険に精を出しているプレイヤーも多いことだろう。一つ念頭に置いておいてほしいのは,全体的にDoFエリアは,いままでの既存エリアのプレイスタイルと少し違うところがあるということ。それは前作エバークエストと同様に「ファクションによって行動が分岐/制限される」ところだ。ギルドで統一して一つの勢力に属しておいたほうが,同じクエストを進められたり,同じタイミングで冒険が行えたりと,いろいろなシーンでスムースに行動できる。
 海外サーバーではプロモーションムービーでも登場していた,金と銀のドラゴンについての情報を入手している人もちらほらといる。彼らがストーリーにどのように関わっているかなど,ぜひとも自分の手で進めてみてほしい。

 

 

 

タイトル エバークエストII デザート オブ フレイム
開発元 Sony Online Entertainment 発売元 スクウェア・エニックス
発売日 2005/12/15 価格 オープンプライス
 
動作環境 N/A

EverQuest is a registered trademark of Sony Computer Entertainment America Inc. in the United States and/or other countries. (c)2005 Sony Computer Entertainment America Inc. Uses Granny Animation. (c)1999-2001 by RAD Game Tools, Inc. All Rights Reserved.