― 広告企画 ―

 韓国のRocksoft社が開発,国内ではGMOインターテインメントが運営する「デコオンライン」は,可愛らしい3Dキャラクターによるスピーディな戦闘と,二つの国家が互いの名誉をかけて繰り広げるRvRが魅力のMMORPGだ。独特の「コンボシステム」と攻撃スキルを組み合わせた戦いはアクション性が高く,それでいて初心者にも分かりやすいインタフェースが特徴だ。

 プレイヤーキャラクターが開拓者の一人として降り立つ,冒険の舞台は「クライス大陸」。プレイヤーはここに存在する二つの国家「ミレナ」と「レイン」のどちらかに所属し,いずれは国家間の戦いに身を投じることになる。同一国家のメンバーでチームを編成してPvPを楽しむ,「国家戦」と,所属国家に関係ないメンバーでチーム編成をしてPvPを楽しむ,「フリーバトル」それぞれが体験可能だ。
 ミレナとレイン,どちらを選ぶかでプレイスタイルは大きく変わる。山岳地帯に首都を構えるレインは,魔法研究によって発展し,この世のものならざる存在「プロイマ」の力を利用する神秘的な国。対して,周囲を山に囲まれ天然の要害を誇るミレナは,強靭さ,力強さ,肉体的な美しさに価値を見出す人々の国である。

 

レインの市街地は,石畳と建物に囲まれたヨーロッパ風のグラフィックスだ 対してミレナは木々が生い茂る街。すぐ隣には「トウィニブル森」が広がる

 

 

 ミレナとレイン,二つの国の違いを理解したら,いよいよ新規キャラクターを作成しよう。超常的な能力を持った生命体「プロイマ」を研究/利用した魔法を好むならばレインを,弓や剣による力強い戦闘を好むならミレナを選ぼう。二つの国は今のところPvP用特別マップを除いて接点がないので,友達と一緒にデコオンラインを楽しみたければ,同じ国を選ばねばならない。なお,1アカウントで作れるキャラクター数は3人までとなっている。

 キャラクター作成画面でまず選ぶのは国家だ。続いて性別,髪型,顔という3要素を好みのタイプに変更できる。顔は総じてアニメっぽい可愛らしさが特徴となっており,ふっくらして柔和な顔立ちからキリリと引き締まった表情まで数パターンあるが,髪型と合わせても組み合わせはそれほど多いわけではない。もう少し選択肢が多いと,より個性が出しやすいのだが,これは今後の展開に期待しよう。
 初めてデコオンラインの世界に降り立ったプレイヤーには,さすがに今後就くであろう各職業の特徴や二次転職後に使えるスキルなどまでは想像しづらいはず。まずは画面右下の「クラス説明」をクリックして,読んでみよう。キャラクター作成画面では,すべての職業のグラフィックスと得意な戦闘スタイルを説明してくれている。

 

 

Magician(マジシャン)

属性別の攻撃魔法のほかに,限定的ながら支援魔法が使える魔法初心者。同じレインのシャーマン(Shaman)系統に比べると序盤の育成は時間がかかるが,スキルが上がるにつれて,攻撃力に磨きがかかる後衛職

二次職

Priest(プリースト)

HP/MP回復,パーティ全体のHP回復,ディスペルといった保護/回復魔法を操る,いわゆる支援職

Holy Avenger(ホーリーアベンジャー)

プリーストに比べると支援魔法は弱いが,代わりに索敵や敵コンボ妨害,神聖属性による対暗黒系への攻撃も行えるオールラウンドプレイヤー。とくにコンボ妨害や強いシールド魔法はPvPに必須

Prominas(プロミナス)

Magician時代にすべて使いこなせた3大元素魔法のうち,一つだけ選んで磨きをかける属性魔法のプロフェッショナル。支援魔法をいっさい持たない,純粋なダメージディーラー

 

Shaman(シャーマン)

手にした水晶球を媒介に,“暗黒系プロイマ”を憑依させて戦うのがシャーマン。武器を使わず己の肉体とプロイマで,強烈な攻撃を繰り出す格闘家的な職業である

二次職

Psyche(サイキー)

同時に二つのプロイマを憑依させられるシャーマンの上位職。憑依させるプロイマの組み合わせを変えることで,三つの異なるスキルを習得可能。敵を選ばない前衛職となる

 

Swordman(ソードマン)

最も育成しやすい前衛職である剣士。コンボに続いて繰り出す攻撃スキルはまさに一撃必殺だ。片手剣と両手剣で攻撃力もスキルも異なる

二次職

Slayer(スレイヤー)

重装備と大剣を使いこなす近接職。攻撃速度はやや低いが,防御よりも積極的な攻撃スキルに重点を置き,破壊力を中心に据えたクラス

Knight(ナイト)

破壊力,敏捷性のどちらもほかの二次職業に比べると劣る代わりに,防御系のスキルに優れ,いわゆる“硬い”クラスに位置付けられているのがナイトだ

Mercenary(マーシナリー)

Mercenaryとは傭兵のこと。ハイドスキル「隠」「影」などを使いこなし,素早さに長けて急所への不意打ちが得意なアサシン系の職業だ

 

Archer(アーチャー)

弓を用いた遠距離攻撃が得意なのはもちろん,回復スキルも持ち合わせた珍しいクラス。魔法職がいないミレナで,唯一支援任務も可能な後衛職

二次職

Sniper(スナイパー)

魔法へのカウンターを得意とするスナイパーは,詠唱妨害やディスペル機能を持つ矢を放つ。遠距離・範囲攻撃も可能なので,PvPでソードマン系クラスを魔法から守る,心強い味方となるだろう

 

 

 MMORPGで,レベル上げはえてして単調な作業になりがちだが,本作でそれを防いでいるのが「コンボシステム」だ。敵をダブルクリック,またはスキル「基本攻撃」を使って通常攻撃すると,画面に一瞬,Z,X,Cというアルファベットが表示される。表示されたキーを有効時間内に押せば,攻撃がうまく連鎖したことになって,敵に反撃の暇を与えることなく攻撃がヒットする。おまけに「コンボゲージ」が伸びていき,このゲージがいっぱいになるごとに「コンボパワー」が溜まっていく。そしてコンボパワーを消費することで,強力な攻撃スキルの発動が可能になるのだ。
 表示されるアルファベットの組み合わせは,職業や使う武器などで変わる。例えばマジシャンなら,最初に覚えるコンボは「Z-X-Z-C」だが,シャーマンなら「X-X-Z-C」となる。
 コンボパワーを用いた攻撃スキルは演出も派手で,戦闘にスピードと爽快さを加えている。ほんの一瞬キータッチが遅れても,コンボは途切れてしまうため、デコオンラインの戦闘は常に真剣勝負,クリックするだけのお手軽なMMORPGにはない緊張感がみなぎっているのだ。

 

画面にアルファベットが表示されるのは,ほんの一瞬。油断するとコンボが繋がらず,敵の反撃を受けてしまう レベルが上がると,違ったコンボも覚えられる。コンボパターンはウィンドウでも確認可能

 

ベストヒットゾーンで止めるのがなかなか難しいアーチャー。慣れというより,ある種の“センス”と,向き不向きが出るかもしれない

 さて,ここまでに述べてきたのと若干異なるコンボシステムを持つのが,ミレナのアーチャーだ。弓を操るアーチャーだけはキー入力ではなく,攻撃時に表示されるコンボゲージの赤い「ベストヒット」ゾーンでスペースバーを押すシステムになっている。狭いベストヒットゾーンにタイミング合わせるのは,なかなか難しく,ある種のリズム感覚が必要かもしれない。2回以上タイミングを合わせて初めてコンボが成立し,高確率でクリティカルヒットが出るようになる。

 

 

 デコオンラインにおいて,すべてのキャラクターはLv10に達するまで一次職も決まっておらず,ミレナなら「ワンダラー」,レインなら「ストレンジャー」と呼ばれる。最初に降り立つマップは,アイテムの装備方法,基本的な戦闘,コンボとスキルの使い方を丁寧に教えてくれる,いわばチュートリアルとなっている。途中でよく分からない事柄が出てきても,チュートリアルの内容は納得ゆくまで繰り返せるので安心だ。コンボとスキルの関係はとくに重要なので,面倒がらずにしっかり受けよう。
 ここで講師の言うとおりに学べば,それだけで経験値を獲得でき,序盤のレベルはサクサク上がる。すべての課程をこなす頃には,とくに意識しなくても転職可能なLv10に達しているはずだ。

 

ソードマン志望の新キャラが送り込まれたのは「ミレナ士官学校」。レインでは「レインアカデミー」となる コンボゲージを溜めてから,スキル発動までの流れを練習中。好きなだけ繰り返せるので,実戦に出る前に習得しておくべし
アーチャーを目指すなら,ここでしっかりコンボが出せるまで,タイミングを体に覚えさせておいたほうがよい チュートリアルを終えた時点でLv10になっていれば,そのまますぐに1次転職が可能。転職時に流れるムービーは,職業ごとにポーズも少しずつ異なる

 

 

 転職を済ませたら,いよいよデコオンラインの世界での本格的な冒険が始まる。序盤に目指すべきは,なんといってもLv15になることだろう。装備品は基本的にキャラクターのレベルで着用の可否が決まっているので,1ランク上の武器/防具が使えるラインまで,とにかく育てなければならない。
 そこで活用したいのが,NPCから購入できる「任務」だ。街を出てすぐに見つかる「初級任務伝達」NPCに話しかけると,巻物を購入できるはずだ。自分のキャラクターがその任務の推奨レベルに達した巻物を買って,任務をこなしていく。任務の中身は,モンスターを一定数倒すか,モンスターから出る特定のクエストアイテムを収集するスタイルになっている。
 任務を達成できたら,再度NPCに話しかけるだけでボーナス経験値をもらえる。同じ任務の巻物を何度でも購入できるので,対象となるモンスターと自分のレベルのバランスが合っているうちは,繰り返し引き受けよう。これによって,Lv15くらいまではほんの数時間のプレイで到達できるはずだ。

 

レベル条件さえ充たしていれば,複数の任務を同時に遂行することも可能。受けられるものはすべて受けてしまうのが得策だ なかには,集めるアイテム数が相当多い任務もある。すべてを集め終わるころには,自然にレベルも上がっているだろう

 

 

 ここまで順調に育ってきたキャラクターも,Lv16あたりから少しずつ,成長が遅くなってきたと感じるはず。また,これまで相手にしてきたモンスターでは獲得経験値が小さく,とはいえ1ランク上のモンスターでは1匹倒すごとに長い休憩が必要になるなど,効率が落ちてくる頃だ。とくに攻撃魔法を多用するマジシャンはMPが保たず,戦闘よりも休憩時間が長くなりがちである。
 そんなときこそ,周囲のプレイヤーとパーティを組んで戦うことをお勧めしたい。パーティを組んだ状態で戦うと,ボーナス経験値が入るだけでなく,同じ任務を受けている仲間同士ならば,パーティメンバーが倒したモンスターもカウントされるので,あっという間に任務が遂行できる。Lv18あたりから必要な経験値は3万〜5万に跳ね上がるものの,パーティシステムをうまく使って任務を繰り返すことで,楽しみながらレベルアップできてしまう。ある意味一石二鳥だ。
 仲間同士で「フレンド登録」しておけば,次回ログインしたときにも,相手の接続状況はもちろん,今いるマップなどもチェックできる。都合が合うときには,積極的に誘ってしまおう。

 

現在のパーティメンバー一覧,各メンバーのレベルとHP/MPなどが画面左上に表示される。一定以上メンバーと離れてしまうと顔アイコンが消え,経験値なども入らなくなる シャーマンと違い攻撃スキルを連発するマジシャンにとって,ソロ狩りは厳しい。休憩中でもボーナス経験値,さらにクエストアイテムまで入手できるパーティ狩りはオススメだ

 

 

 Lv21からはいよいよ対人戦への挑戦が,さらにLv25からは生産系サブ職業の選択が可能になる。次回はまだ見ぬダンジョンや二次転職を目指しつつ,デコオンラインの魅力をさらにお伝えしていこう。

 

タイトル デコオンライン
開発元 Rocksoft 発売元 ロックワークス
発売日 2006/04/14 価格 基本プレイ無料/アイテム課金
 
動作環境 対応OS:Windows 2000/XP(+DirectX 9.0c以上),CPU:Pentium III/733MHz以上[Pentium 4/1.8GHz以上推奨],メインメモリ:256MB以上[512MB以上推奨],グラフィックスメモリ:32MB以上[64MB以上推奨],HDD空き容量:1GB以上(Cドライブ)

Copyright(C)2006 Rocksoft Co., Ltd.,(C)Copyright RoC Works Co.,Ltd. All rights reserved. / Published by RoC Works Co.,Ltd.