本タイトルはオープンソースプロジェクトで,Deathmachのゲーム性を追求しようという有志によって開発されており,GPLに基づいて開発/配布されている。完全無料の作品だが,ちょっと面白い試みなので4Gamerでも簡単に紹介しておく。
冒頭で初代Quakeエンジンと書いたが,本作に使用されているのは,Quakeエンジンの改良版となる,開発コードネーム「Darkplaces」。Darkplacesではステンシルシャドウやバンプマッピングなどが利用可能になり,また最大64人で快適なマルチプレイが可能になるよう,ネットワークコードも一新されている。
ゲームは,QuakeシリーズやUnreal Tournamentシリーズと同様のスピード感溢れる展開だ。
使える武器はレーザーガン,ショットガン,ロケットランチャーなど,SFの世界感を踏まえた9種。Deathmatchのピュアなゲーム性を追求しているためか,オーソドックスな武器でプレイヤースキルの研磨を,複雑なマップで知識の蓄積を要求してくるタイトルである。
さすがにグラフィックスのクオリティは,第一線級のタイトルと比べると大きく見劣りし,キャラクター同士が近づくと平べったいテクスチャにしょんぼりしてしまう。とはいえ,ホラーとSFが入り交じったようなユニークなキャラクターがマップを縦横に走り回るため,画面上はかなり賑やかだ。
本クライアント(Version 1.0)には,28体のキャラクターと17枚のマップが収録されている。マップはどこも立体的で,踏むとポーンとマップの端から端まで移動できそうなブースターや,高速エレベーターなどのギミックが用意されている場所もある。そもそも操作形態は極めてシンプルなので,FPSプレイヤーなら知識ゼロの状態でもすぐに没入できるはずだ。
残念ながら6月2日現在は,日本国内のプレイヤーが少ないためか,Pingが150以下のサーバーには滅多にお目にかかれない。このプロジェクトに共感した人,また純粋に面白いゲームだと感じたグローバルアドレス所有者は,積極的にサーバーを立てて遊んでみてほしい。
なお開発元によれば,現在はWindows版とLinux版のみの配布となっており,近日中にはMacintosh版もリリースするとのことだ。
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