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ムービー-2013/01/10 13:43

ゲーム世界が飛び出す。Microsoft ResearchがKinectを利用した「IllumiRoom」コンセプトを発表

 Microsoftの研究機関であるMicrosoft Researchは,現在ラスベガスで開催中の2013 International CESにおいて,ゲームの新たなコンセプト「IllumiRoom」を発表した。これは,プレイヤーの背後に置かれたプロジェクタから,ゲームの内容に合わせた映像を投影するというもので,まるでゲーム世界が飛び出してきたような体験が可能になっている。
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ムービーHARDWAREHARDWARE/:Kinect開発地域:北米発売元:Microsoftライター:奥谷海人

 東京ゲームショウ2015には,ゲームメーカーだけではなく,日本各地の大学やゲームスクールも数多くブースを出展している。そんな中で筆者の目を引いたのが,北海道情報大学の学生が制作したPCゲーム「ころぼっち」だ。Xbox 360用Kinectのモーションコントローラを利用した,発想がユニークな作品を紹介しよう。

 2014年1月27日,日本マイクロソフトは,同社の研究開発動向に関する報道関係者向け説明会を開催し,その中でXbox Oneに付属する新型Kinectを使った動作デモを行った。日本ではいまだ発売日さえ明らかになっていないXbox Oneだが,新型Kinectがどのような認識能力を備えているのかその一端が披露されたので,簡単にレポートしたい。

 Appleが,「Kinect」で使われている3Dセンサー技術を開発したメーカーPrimeSenseを買収した,というニュースが複数の海外メディアで報じられている。BllombergやReutersの報道によれば,Appleの広報担当者は買収の事実を認めているという。なお,その買収額は約3億5000万ドル(約355億円)の見込みとのこと。

 毎年SIGGRAPHでは,商用化や製品化前の先端技術を発表する展示会場「Emerging Technologies」が開かれている。その中で,今年一番人気を集めた展示は,すでにレポートしたNVIDIA製HMD「Near-Eye Light Field Displays」だったが,それ以外にもユニークな展示が多く見られたので,前後編に分けてレポートしたい。

 Microsoftは,「Xbox One」とともに発表した新型Kinectセンサーを,Windows PC向けにも販売すると発表した。専用ソフトウェアを開発するためのSDK(開発キット)も公開される。現行のKinectセンサーより細かい動きを認識できるようになっただけに,どんな活用例が出てくるのか楽しみだ。

 Microsoftは「Kinect for Windows」の開発者向け公式ブログ「Kinect for Windows Developer Blog」を立ち上げ,22種類のサンプルコードを公開した。安価でありながら高度なセンサー技術を使用するKinectは現在,医療やロボット分野などでの活用が進んでいるが,さらに広い分野の開発者による使用を促そうとしているようだ。

 日本マイクロソフトは2013年1月28日,都内で,「人間にとって自然なユーザーインタフェース」に関する研究開発成果を報道関係者に披露した。PC用にさまざまな応用が進む「Kinect for Windows」がその主役。ゲームを想定したものもいくつか披露されたので,今回はその内容をまとめてみたい。

 Microsoftの研究機関であるMicrosoft Researchは,現在ラスベガスで開催中の2013 International CESにおいて,ゲームの新たなコンセプト「IllumiRoom」を発表した。これは,プレイヤーの背後に置かれたプロジェクタから,ゲームの内容に合わせた映像を投影するというもので,まるでゲーム世界が飛び出してきたような体験が可能になっている。

 日本でも有名な「Garry's MOD」がKinectをサポートしたと,制作者であるゲーリー・ニューマン(Garry Newmann)氏が発表した。プレイヤーはPCに接続したKinectを使って,自分の動きを画面上のキャラクターに反映できる。ヒモの先に付いたコンクリートブロックを振り回す男を描いた,笑えるムービーも公開されている。