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レビュー-2008/06/30 00:00

 「ATI Radeon HD 4850」の上位モデルとして用意されたGPU「ATI Radeon HD 4870」。世界で初めてGDDR5メモリと組み合わされる,2008年6月時点のAMD製GPU最上位モデルをさっそく検証してみよう。搭載カードの“初値”は3万円台後半〜4万円台前半と,コストパフォーマンスに振った印象を受けるが,その実,ハイエンドGPU戦線の勢力図を塗り替えられるだけのポテンシャルを持った存在だ。
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B!
レビューHARDWAREHARDWARE:ATI Radeon HD 4800GPUテーマ:Radeon発売元:AMD発売元:Sapphire Technology発売元:MSIライター:宮崎真一

 ATI Radeon HD 5000シリーズによって,DirectX 11世代の幕が明けた2009年下半期。DirectX 10.x世代のGPUを搭載した製品が大きく値を下げたりと,大きな動きのあったグラフィックスカード市場を,4Gamerのレビューとともに振り返ってみよう。年末年始に,グラフィックスカードの買い換えを検討している人は要チェックだ。

 COMPUTEX TAIPEI 2009で,グラフィックスカードの新製品を大量に展示していたMSI。そんな同社であれば,いろいろな業界事情にも詳しいだろうと,今回は日本法人であるエムエスアイコンピュータージャパンに,直近の製品ロードマップを聞きに行ってきた。気になる次世代GPUや,P55マザーボード関連も含め,一気にお伝えしたい。

 全体的に販売価格が下がったことで,1〜2万円で購入可能なミドルクラスのグラフィックスカードを狙っている人達にとって,相当にお買い得なシーズンとなりつつある2009年の夏。今回は,4Gamerのレビューを振り返りながら,そんな最近のGPU事情をコストパフォーマンス重視でまとめてみることにしよう。