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NVIDIA,次期「GeForce Experience」の公開βテストを開始。新機能「Share」で,現行世代のゲーム機と同じようなことが可能に
Early Access Beta版GeForce Experienceは,用意される機能群を,ゲーム画面にオーバーレイ表示できるUI(ユーザーインタフェース)から呼び出して使える「Share」を採用し,合わせて,特定のユーザーと自分のゲームプレイを共有できる新機能「GameStream Co-Op」も実装したのが特徴だ。要は,「GeForce GTX 950」発表のタイミングで予告されていた新要素を試せるようになったわけである。
フレンドを招待して一緒にゲームをプレイできる
「GameStream Co-Op」
完全な新機能となるGameStream Co-Opは,これまで,対応するGeForceを搭載したPCと「SHIELD」デバイスとの間でのみ利用できていた「GameStream」を,ホストとなるPCと,インターネット接続の先にあるクライアントPCとの間で実現する機能だ。あるゲームをプレイしているユーザーが,インターネット経由でフレンドを招待して,それを見てもらったり,代わりにプレイしてもらったり,ゲームがローカルでのマルチプレイをサポートしている場合は同時にプレイするといったことを行えるようになる。
PlayStation 4のシステムソフトウェアが備えている「シェアプレイ」と同じような機能を,GeForce Experienceで実現するものと表現したほうがいいかもしれない。
フレンド側にはゲームストリーミング機能でゲームが映像として配信されるので,ホスト側と同じゲームをインストールしている必要はなく,GeForceシリーズのGPUを搭載している必要もない。高速なネットワーク接続(下り通信速度7Mbps以上)と対応するWebブラウザ(Google Chrome 44以降)があれば,低スペックなノートPCでもフレンドとしてゲームに参加できるのが大きなポイントだろう。
今回のEarly Access Betaで公開されているバージョン2.6.0.74版GeForce Experienceが,どのレベルの完成度にあるのかは分からない。また,公開βテストがいつまで続くのかも明らかになってはいないので,GameStreamあるいはShadowPlay対応のGeForceを持っている人に広く勧められるかというと,残念ながらノーだ。ただし,非常に興味深い機能を試せるようになっているのは確かなので,普段からGameStreamやShadowPlayをガンガン使っているというのであれば,自己責任で試してみる価値はあるかもしれない。
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※お詫びと訂正:初出時,Share機能とGameStream Co-Op機能を混同して紹介しておりました。お詫びして訂正いたします。
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