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NVIDIAの「GeForce GTX 1080」訴求イベントに集結のプロゲーマー,それぞれの立ち位置から感じられる「方向性の違い」
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印刷2016/06/22 12:00

イベント

NVIDIAの「GeForce GTX 1080」訴求イベントに集結のプロゲーマー,それぞれの立ち位置から感じられる「方向性の違い」

画像集 No.002のサムネイル画像 / NVIDIAの「GeForce GTX 1080」訴求イベントに集結のプロゲーマー,それぞれの立ち位置から感じられる「方向性の違い」
 2016年6月18日,NVIDIAの日本法人であるエヌビディアは,東京秋葉原の「ベルサール秋葉原」で,新世代GPU「GeForce GTX 1080」など,NVIDIAの新製品や関連技術をアピールするためのイベント「NVIDIA Ultimate Festa 2016」を開催した。
 イベントでNVIDIAは2つのステージを用意し,片方でGeForce GTX 1080などNVIDIAの新製品に関するステージイベント,もう片方では「ULTIMATE e-Sports」と題してゲーム関連のさまざまなステージイベントを展開していたのだが,前者に関する内容は4Gamerでこれでもかと紹介済みなので,今回は後者,e-Sports関連のステージイベントを中心に,筆者の気になった部分をお伝えしたいと思う。

おかための技術セッション(左)や,NVIDIAがいま力を入れている自動運転に対応した自動車の展示(右)なども会場ではあったが,本稿ではe-Sports関連のイベントを中心にお届けする
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国内プロゲーマーが語るe-Sportsのあれこれ


レジェンドCounter-Strikeプレイヤーで,現在はエヌビディアにおいてマーケティングを担当している谷口“Noppo”純也氏と,総合司会の浦瀬ゆき氏が,イベントステージを進行した
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 ULTIMATE e-Sportsでは,題材を変えながら,合計4つのステージイベントがあったのだが,筆者がとくに注目したいのは,最後の「日本プロゲーマーサミット」である。
 このステージイベントは「座談会」と銘打たれていたが,実際には,壇上に上がった5人のプロゲーマーが,用意された質問に対して順番に回答していくというものになっていたため,まずは質問と彼らの回答を一気にお伝えして,その後,そこから感じたものを筆者なりに述べてみることとしたい。

登場したプロゲーマーは5名。左から順に4dN eTROVEのSTABA選手,DeToNatorのYamatoN選手,DetonatioN GamingのCeros選手とDustelBox選手,Team:GODSGARDENのかずのこ選手だ
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プロゲーマーの考える『プロゲーマーの定義とは?』

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STABA選手:
 大舞台でハイパフォーマンスなプレイができる人だと思っています。

YamatoN選手:
 「ゲーム盛り上げ屋さん」ですね。自分が良いプレイをすることで,応援してくれている人に楽しんでもらえたり,そのゲームを知らない人達に対して(ゲームの知名度を向上させて)裾野を広げたりする役割もあると思います。僕はそういったイメージですね。
 たとえば世界チャンピオンが,何も知らない人に対して「このゲーム,こういうところが面白いんだよ」と言えば,「世界チャンピオンが言うならそうなんじゃないの」という説得力が生まれる。そのためにも実績というのはものすごく大事です。そういったことも含めて,プロゲーマーは「ただゲームを遊ぶだけでなく,さまざまなことにトライするゲーム盛り上げ屋さんになるべき」だと考えています。

Ceros選手:
 大会で勝つこと,もしくは大会で勝つことを目標としている中で,給料や賞金といったお金を獲得している人ですね。配信者だったり実況者だったりという人も居るとは思いますが,そういう人をプロゲーマーかというと,自分の中には違和感があります。

DetonatioN BYCM所属のDustelBox選手。ゲーム実況者としても有名だ
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DustelBox選手:
 つまらなそうにプレイしていると悪い印象を与えることもあるので,まず自分が第一に楽しんでゲームをプレイしている様子を見せる,「ゲーム楽しむ屋さん」です。

かずのこ選手:
 ゲームでお金を稼ぎつつ生活している人がプロゲーマーというものだと思います。プレイしていないのにお金をもらっているというスタイルはどちらかというと実況者さん寄りであり,プロゲーマーとは違うジャンルなのかなと思いますね。
 大会での勝利を目指してゲームをやっている人に,何らかのモチベーションを与えれられるような人がプロゲーマーなのかなと,個人的には考えています。


プロになって良かったこと,そして良くなかったことは?

STABA選手:
 チームゲームで勝利したときにメンバーと喜びを分かち合えることですね。よくなくなかったことは,練習時間との兼ね合いもあり外出する機会が減ったところでしょうか……。

DeToNatorの「Overwatch」部門でリーダーを務めるYamatoN選手
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YamatoN選手:
 良かった点は,ゲーム以外にも,量販店などの店頭でスポンサー企業の製品を宣伝したり,その場で販促したりといた活動をするようになって,老若男女問わず様々な年齢の方々とお話をする機会ができたこと。
 良くなかった点は……プロゲーマーとして活動して,大好きなゲームと関わっていられるので何もないですね(笑)。

DustelBox選手:
 プロゲーマーを目指している方々に配信などでアドバイスができたり,夢を持ってもらえたりする点に生きがいを感じますね。良くなかったことは,運動しなくなってしまったために運動不足になりがちなところですね。

Ceros選手:
 大会に出て実績を残すということが好きで,プロとなった今は練習量が増え,さらにお給料ももらえる。最良の環境ですね。
 良くなかったことは思いつかない。体力的なことは,体を動かして,フィジカルな部分が弱くならないように気をつけています。僕がやっているゲーム(※「League of Legends」)は(決着がつくまで)最大で5時間かかりますし,海外渡航した場合に疲れたりもするので,体には気を使っています。

「Capcom Cup Finals 2015」覇者として知られるかずのこ選手
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かずのこ選手:
 スポンサーさんから遠征費用が出るようになったため,海外の人と交流ができる点は良かったと思います。また,ぶっちゃけて言うと,両親に(それまでは)ゲームをよく思われていなかったんです。でも,今は色々なメディアに出るようになって応援してもらえるようになったというのも,良かった点です。
 悪い点は,プロなら勝つことが重要なわけで,ただ対戦するだけでなく,「勝つための,ほかの練習」に時間を割かなければならないこと。これはキツいですね。


プロゲーマーになるということを親にどう報告したのか?

復活した4dNでCounter-StrikeをプレイするSTABA選手
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STABA選手:
 プロゲーマーになりたいと特別に話したわけでなく,ゲームをプレイしていて,最終的にプロになったと報告しました。とくに悩んだりもしませんでしたね。

YamatoN選手:
 「これこれこういう会社でこういう活動をして働きます」といった感じで,(家族に説明するにあたって)プロゲーマーという呼称を使ったことはないですね。

Ceros選手:
 アマチュア時代から「大会に行ってくる」と言ったりしていたこともあり,「プロになってくるわ」といった軽い感じでしたね。親は給料について心配もしていただろうとは思いますが,海外に行ったことや,給料について報告して安心してもらいました。

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DustelBox選手:
 シンプルに「プロゲーマーになりました」と伝えました。とくに反対されることもなく,前向きに応援してもらっていますね。今ではTwitterでご飯を食べたといったことを書くと,「野菜も食べた?」といった感じでLINEで聞かれたりしますが(笑)。

かずのこ選手:
 「俺,もしかしたらプロゲーマーになるかもしれない」と親に言ったときは,「頭大丈夫か? 本気で言ってるのか?」って反応でしたね。
 これこれこういうことで,自分がやりたいことが出来るかもしれないという説明を通じて理解してもらえました。一度怒られはしましたが,そんなに好きならばやれるだけやってみろと応援してもらえるようになった感じです。


こんなプロゲーマーはダメだ

STABA選手:
 海外の選手で,相手選手やチームメイトに暴言を吐く若いプレイヤーがいるのですが,そういったプレイヤーはダメですね。

YamatoN選手:
 信頼を損なう行為をすることですね。先ほどの「プロゲーマーとは何か」につながりますが,信頼を失うと,説得力がなくなります。大会で勝てなかったり,立ち振る舞いがよくない人はダメなんじゃないかと思います。

DetonatioN FocusMeのチームリーダー,Ceros選手。日本でも屈指のLeague of Legendsプレイヤーだ
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Ceros選手:
 勝つことが大事というのと,お世話になっている方々に迷惑をかけない(のが大事なので,それを実現できないのがダメという)ところでしょうか。
 スポンサーさんのイメージを損なうようなところはダメですし,自分の所属しているチームにマイナスになるようなことは良くないと思います。

DustelBox選手:
 仲間に対して頭ごなしに怒ったりするのはダメですね。何がよくないのか,ちゃんと分析,説明して理解を深めることが大事です。

かずのこ選手:
 暴言を吐かないというのは重要で,プロゲーマーがそのシーンで一番見られるということもあり,業界全体のイメージが悪くなってしまう。そういうのが意識できていない人はあまりプロゲーマーに向いていないのかなと思います。


プロゲーマーとして生活して行くにはどうしたらいい?

Ceros選手:
 極論,「強くなればいい」です。これはある意味の真理でして,僕がやっているゲームはランキングがあるのですが,そこで1位になれば必ずどこからか声がかかります。(1位にならなくとも)「あいつ強い」といった感じで噂になればトップチームから声がかかりますし,トップチームであれば待遇も良くなります。こうすれば,「食べていけるプロゲーマーになる」というのはクリアできます。
 でも,イメージとか信頼の話に戻りますが,周りも認められる人になることも大事ですね。

DustelBox選手:
 ファンがいてこそ稼げているので,(生活していくのに必要なのは)セルフプロデュースですかね。部門によっては声かかって給料もらってというのもありますが,すべてがそうあるわけではないので,動画を出したりイベントに出演したりというのが大事です。

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かずのこ選手:
 強いのは重要だと思うんですけど,強いだけでなく,セルフプロデュースできる人はやっていけると思います。
 自分の場合はゲーム以外のことが何もできないし,つながりもなかったのですが,周りに信頼できる人がいて,企業さんにアピールをしてくれました。なので,人とのつながりを大切にする人がプロゲーマーになれるんじゃないかなと思います。少なくとも僕はこういうパターンでしたね。

STABA選手:
 僕も強さは大前提だと思っています。強さを維持しつつ,スポンサードしてくれている企業のイベントに出たり,ゲームの面白さを伝えたりできるプレイヤーが大事なのではないかなと思います。

YamatoN選手:
 プロゲーマーとしての強みを活かせるかどうかじゃないでしょうか。第一にプロゲーマーになるということはそれなりの実力があるわけです。そういった自分の強みをいかに活かせるかですね。例を挙げると,DeToNatorのスポンサーの商品を店頭販売するときに,世界2位のプレイヤーがオススメしている製品であれば何も知らない人でも安心して手に取れるということだと思います。
 自分が携わっているゲームタイトルが広まれば,応援してくれる人も増えますし,グッズ販売でもお金になりますし,選手を引退したときに,それまでとは異なるアプローチでゲームに関われることもあるでしょう。自分を伝達していくことが大事だと考えています。


自分達の今後のキャリアについて

かずのこ選手:
 何も考えていないです。プロゲーマーって今後どうなるか分かりませんが,全力でやれるところまでやりたいと思っていまして,ダメになったときのことまでは考えていませんね。

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DustelBox選手:
 世界を取ることが目標です。現役を引退したとして(その後は)e-Sportsかゲーム関係の仕事に就きたいですね。

Ceros選手:
 引退がどうこうというのは今は頭になくて,実績を残したいと考えています。僕がやっているゲームでは,「引退後を考えてしまうとそれ以上伸びない」と海外で言われていて,これはかなり的を射ていると思います。

YamatoN選手:
 世界一のチームを日本から出したいですね。いま僕はプレイヤーとしてやっていますが,世界一になるのに不要と言われればスタメンから外れる覚悟はあります。それでも自分にできることがあれば,世界一のチームを作るために何かできるのであれば,さまざまなことで関わっていきたいと思います。

STABA選手:
 僕も引退後について考えていなくて,Counter-Strikeでは中国のチームがアジア1位で世界に通用し始めています。まずは最初にアジアの1位を取ることを考えています。そのあとは世界に行くしかないので,世界を取りに行きますよ。


プロゲーマー5人の語った内容から感じる微妙なズレ


 プロゲーマーとは何か,e-Sportsとは何かという,依然として答えの出ていない問いに対し,国内で“火中の栗を拾い続けている”5名が,自分の言葉で語ったという意味で,このステージイベントは価値があったように思う。

 プロゲーマーという言葉の定義について,配信者としての活動も充実しているDustelBox選手も含む全員が,配信者と競技者を分けて考えているのは印象的だった。ゲーム配信業でのみマネタイズできている人は「演者」であって「選手」ではないということなのだろう。

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 ただ,各選手の発言をよく確認してみると,微妙に異なる立ち位置なのも分かる。最前線の彼らがそうなのだから,そりゃ「プロゲーマーとは何か」を説明できないのも,さもありなんといったところだ。

 本来であれば,この問題を解決すべく団結し,競技者連盟を結成したうえで,プロゲーマーの認定基準などを定めるべきではないかと思うのだが,日本においては日本eスポーツ協会と日本プロeスポーツ連盟という2つの団体が存在しており,そもそもどちらとも距離を取っている一線級のプロゲーマーもいるなど,最初の一歩から足並みが揃っていない。
 とくに2団体については,ゲーマーコミュニティから見ると,ゲーマーにとって不利益になりかねない利権争いを繰り広げているようにしか見えず,戸惑うほかないといった状況だ。もちろん,日本におけるプロゲーマーが今後も職業として成立し続けるためには,業界団体があるべきなのだが,そこがコミュニティありきの姿勢を取らないと,プロゲーマーの定義のような重要な事項も決まらないままだろう。

 一方で,それ以外のところ,一般に「プロ意識」と呼ばれる部分では,5人の間にかなりの違いがあったように思う。
 本稿は各選手の考え方を肯定したり否定したりするものではないが,言葉として世界を目指していると発言するのは共通していても,その優先順位は異なるようなニュアンスを,各選手の発言全体から感じたのだ。プロゲーマーに求められる要素を大別すると,

  1. 世界で勝つこと
  2. 国内でファンを獲得し,ゲームジャンルの活性化を図ること
  3. マネタイズを行い,スポンサーにも利益をもたらすこと

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といったところになるかと思うが,これら3要素の重み付けが異なるのである。どちらかと言うと,世界で実績を残している選手のほうが,世界で勝つことについてこだわりがあり,国内リーグで実績のある選手ほど,ファンやスポンサー,マネタイズを重視する傾向が感じられた。
 3つの要素はいずれも大事なことだが,個人的には「世界がより近くに見えている」選手のほうが勝つことに貪欲で,そのために何ができるかを考えており,一定のファンを抱える国内リーグが主戦場の選手は地に足のついた活動を重視しているように見えるのが興味深い。彼らはプロとして食べていくため,知らず知らずのうち,もしくは意識的に自分の立ち位置を把握して,それに合った行動を取っているのかもしれない。

 依然として,職業としてのプロゲーマー,産業としてのe-Sportsは不安定な状況だ。そこにあって,5選手が,シーンに盛り上がってほしいと思っていることは,痛いくらい伝わってきた。
 ただ,それだけに,5人の間にある微妙なズレが気になった。やはり,コミュニティ,とくに世界規模のコミュニティをベースとした競技者連盟の立ち上げは,今後を考えると必須ではないだろうか。


プロゲーマー5人のステージイベント以外で気になったもの


 そのほか,NVIDIA Ultimate Festa 2016を通じて筆者の目を引いたものを,写真メインでお伝えしておきたい。

日本語版Overwatchでウィドウメイカー役を演じる声優の伊藤 静さんが登場。普段はゲームパッドを使ってプレイしているということで,キーボードとマウスでの操作に四苦八苦していたが,ステージイベントでは真剣にOverwatchをプレイ。最後には来場者に向けてウィドウメイカーの声で「私,ウィドウメイカーを使って楽しんでね」と呼びかけていた
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DeToNatorのOverwatch部門に所属するStylishnoob選手は,かねてから国内でもトップのゲンジ使いではないかと囁かれているのだが,チームメイトとなった伊藤 静さんに勝利を捧げるべく圧倒的な技術力で次々と手裏剣をヒットさせ,あっという間に蓄積されたアルティメットアビリティの龍撃剣で敵を倒すといった上級者のプレイを披露。拍手の混じった歓声を湧き起こした
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地味な展示ながらインパクトのあった,シャープ製の83インチテレビ。解像度は7680×4320ドットで,「8K ULTRA HIGHEND TV」として訴求されていた。3840×2160ドットの4K映像を4つ,2枚の「Quadro M6000」から出力して,8K映像を実現している。右は映像の一部に寄ったところだが,83インチという大型ディスプレイにもかかわらず,描かれているシートの素材感がハンパない
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HDR(High Dynamic Range)のデモ。写真ではお伝えしきれないのだが,画面の浮かび上がる炎の輝度感はこれまで体験したことのないもので,素直に「HDRすげー」となった
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新世代ゲーム画面キャプチャ機能「Ansel」のデモ。担当編集によると「COMPUTEX TAIPEI 2016にあったデモとたぶん同じ」だそうだ。カメラを自由に動かすことができ,会場ではプリントアウトのサービスもあった。ただ,実装時期は依然として未公開である
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システムビルダー各社のゲームPCは全部デスクトップタイプで,全部GeForce GTX 1000シリーズ採用という潔さ。来場者は自由にゲームをプレイすることができるようになっていた
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ULTIMATE e-Sportsステージイベントの集まりはまずまずといったところ。ただ,「“静御前”目当て」という人もけっこう多く,時間が遅くなるに従って,ステージ前の人だかりはややまばらになっていった。ただ,最初から最後まで見ていた剛の者もちらほら
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(撮影:佐々山薫郁)

NVIDIA Ultimate Festa 2016公式Webページ


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