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Xbox Oneの次期システムアップデート「Creators Update」は2017年春にリリースの予定
開発途中版の配信はすでに,限定されたXbox insider programメンバーを対象に始まっており,それ以外のメンバーに対しては,今後2〜3週間以内に開始されるとのこと。正式版のリリースは,2017年春の予定である。PC用のWindows 10も,2017年春にCreators Updateと同名の大型アップデートの提供が予定されているので,それと足並みを揃えてのリリースとなるかもしれない。
公式Blogの内容を簡単にまとめると,まずXbox Oneのホーム画面や,Xboxボタンを押して表示する「ガイド」画面のデザインが変わるそうだ。「何かをしようとするたびに,何回もボタンを押さなくてはならない」というXboxユーザーの不満を踏まえて,UIの表示速度改善と簡素化を行い,目当てのゲームや機能にたどり着きやすくなるように再設計したそうだ。
その例としてMicrosoftが公開したビデオで挙げられていたのはガイド機能だった。ゲームをプレイ中にXboxボタンを押すと,即座にガイドが表示され,最近プレイしたゲームや使用したアプリをワンボタンで起動できたり,ゲーム録画・配信機能や実績機能にも素早くアクセスできたりするようになるという。
Creators Updateでは,音声アシスタント機能「Cortana」の機能も強化する。Cortanaを使って,音声で「何月何日の何時に○○を通知せよ」と命じておくと,その日時になったら画面上に通知を表示するといった機能が加わる。
たとえば,友人とオンラインゲームをプレイする約束の日時や,Twitchでお気に入りのゲーム実況が始まる日時を登録しておくと,ゲームをプレイしている最中でも通知が来るので,見逃さないというわけだ。
そのほかにも,システムアップデートの画面が改善されて,Xbox Oneが何を実行中なのかが分かりやすくなったり,画面を拡大表示したり,音声をテキストで読み上げたりといったアクセシビリティ機能「Ease of Access」(※日本語版では簡単操作)をより使いやすくするための改良が加わるという。
簡単操作の新機能では,「Copilot」(コパイロット,副操縦士と言った意味)が取り上げられていた。これは,2つのゲームパッドを1つのゲームパッドであるかのようにして使えるというものだそうで,片方のゲームパッドは手で,もう一方のゲームパッドは体のほかの部分――たとえば,足やアゴ――で操作するといったことが可能になるとのことだ。Windowsで長年,アクセシビリティ機能を実装してきたMicrosoftらしい特徴といったところか。
そのほかにも,サラウンドサウンド技術である「Dolby Atmos for Home Theater」や「Dolby Atmos for Headphones」をゲーム側で利用できるようになったほか,標準のBlu-rayビデオ再生機能のサウンド出力が改良されたりもするそうだ。
Xbox公式Blogの当該ポスト(英語)
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