いよいよPS4が北米でローンチへ。GameStopは現地時間11月15日0：00に4200店舗で「ミッドナイトローンチ」イベントを開催

　Sony Computer Entertainmentの新型据え置きゲーム機「PlayStation 4」が，いよいよ北米市場向けにローンチされる。アメリカでは，現地時間の2013年11月15日0：00に「ミッドナイトローンチ」と称した販売イベントが各地で行われる予定で，GameStopの4200店舗を始め，Best BuyやTarget，Walmartなどの大型量販店にて取り扱いが開始される。


　10月31日に行われたSonyの業績報告会においては，PS4のグローバルでのプレオーダーは100万台に達すると発表されており，これはPlayStationシリーズの中では最高のものになるという。PS4はイギリスを含むEU圏やオーストラリア，中南米でも11月29日に発売される予定で，セールスが順調なら，2014年3月中には500万台を販売できる見込みであるとのことだ。
　ただ，PS4を発売時点で入手するのは難しく，2013年内に遊べる人は予約購入していた人だけに限られる模様である。AmazonやGameStopなどのオンライン販売サイトでは，現在販売が一時的に中止されている状態だ。

　アメリカのメディア各サイトでは，すでにPS4タイトルのレビューや“スコア”が公開され始めた。Metacriticでは「RESOGUN」が14メディア中82点と高いスコアを獲得しているが，「KILLZONE SHADOW FALL」が20メディア平均で74点，「KNACK」が18メディア中59点と，甘く評価されがちなプラットフォーム独占タイトルタイトルにしてはやや厳しめのスコアとなっている。

KILLZONE SHADOW FALL

　これに関して，SCEワールドワイド・スタジオの吉田修平会長は，GamesIndustry International誌のインタビューに対して「低い点数があるのは残念に思いますが，ローンチ時には多くのタイトルがリリースされることから，オンラインモードやサービス面などが詳しく検証されていないと思われます。とくKNACKやRESOGUNは遊べば遊ぶほど楽しいゲームですので，購入していただいたゲーマーのみなさんは遊び込むほどに買って良かったと思っていただけるはずです」とコメントし，PS4が爆発的にヒットする商品になり得ると話している。

　「Battlefield 4」や「Assassin's Creed IV: Black Flag」など，PS4のローンチタイトルにはサードパーティの人気シリーズ作品も含まれており，これら作品がどのように評価されるのかも気になるところ。日本でのPS4発売は2014年2月22日と少し先だが，それまでは海外の評判や売れ行きを細かくチェックしていきたいところである。

　なお，ローンチにあたってはイギリス向けのTVCM映像も公開されている。この映像は，これまでPlayStationプラットフォームに登場したさまざまなキャラクター達が住む街に，いよいよPS4がやってくるという内容。よく見ていると，ICO（イコ）が歩いていたり，FFシリーズのシドが理髪店を営んでいたりと，ほぼすべての登場人物や看板，グラフィティ，ポスターなどのオブジェクトがゲーム関連のもので埋め尽くされている。ゲーマー達の間でも好評のようだ。

「PlayStation 4」公式サイト（日本）