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Huaweiのミドルクラススマートフォン「HUAWEI nova」テストレポート。持ちやすさは良好でゲームの動作もそこそこ
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印刷2017/02/23 12:00

テストレポート

Huaweiのミドルクラススマートフォン「HUAWEI nova」テストレポート。持ちやすさは良好でゲームの動作もそこそこ

Android端末本体
 2017年2月21日,Huawei Technologies(以下,Huawei)の日本法人であるファーウェイ・ジャパンは,東京都内で新製品発表会を開催し,Androidスマートフォン「HUAWEI nova」(以下,nova)と「HUAWEI nova lite」(以下,nova lite)を2月24日に発売すると発表した。上位モデルにあたるnovaは,SoC(System-on-a-Chip)にQualcomm製の「Snapdragon 625」を,下位モデルであるnova liteはHiSilicon製の「Kirin 655」を採用しているのがポイントだ。

 国内で販売中のスマートフォンは,Snapdragonシリーズを搭載するものが大半であるため,スマートフォン向けゲームの大半も,Snapdragon(とiPhone)での動作検証を優先しているのが実情である。そうした事情を踏まえると,ゲーム用途で選ぶスマートフォンとしては,novaのほうが無難だろう。そこで今回,4Gamerでは,novaを重点的にチェックすることにしたので,その結果をお伝えしたい。

 なお,Huaweiの直販サイトである「HUAWEI ONLINE STORE 楽天市場店」で確認したところ,novaの税込価格は4万1018円となっていた。同じSoCを搭載するASUSTeK Computer(以下,ASUS)の「ZenFone 3」(型番:ZE520KL)が,4万円前後の実勢価格で販売されているので,価格を合わせてきたと思われる。


手に馴染んで持ちやすいボディ形状が魅力的


nova(左)と筆者のiPhone 7 Plusを並べてみた。5.5インチ級のiPhone 7 Plusに比べると,5インチ級のnovaはだいぶ小さく見える
Android端末本体
 外観チェックからだが,novaの筐体は,部材に金属素材,おそらくはアルミニウム合金を採用しており,見た目にはなかなか高級感がある。
 5インチ液晶パネルを搭載する本体は,サイズが69.1(W)×141.2(D)×7.1(H)mmで,5インチ級としては小さめ。ベゼル幅を約1.8mmにすることで,横幅を削っているのがコンパクトさに貢献しているのだろう。5.5インチ超のスマートフォンに慣れたせいもあるのだろうが,novaを手にしてみると,見た目以上に小さく感じる。Huaweiによると,ベゼル幅の縮小によって,前面の面積に帯する画面占有率は76%になったそうだ。

前面(左):左右の額縁部分が狭いので,パネルサイズ以上に画面が大きく見える
背面(右):指紋認証センサーは定番の位置にある
Android端末本体 Android端末本体

緩やかな曲面による背面や,丸みを帯びた側面,金属の質感を強調したエッジなど,外観には流行のデザインを取り入れている
Android端末本体
 形状は,Huaweiが「マルチカーブ・デザイン」と呼ぶ,曲面を多用したものになっている。緩やかなカーブを描く背面の形状を初めとして,四辺がわずかに湾曲した前面カバーガラス「2.5Dスクリーン」や,エッジ部分を斜めにカットして金属の質感を見せる「360度ダイヤモンドカット」など,2016年以降のスマートフォンにおけるデザイントレンドをしっかりと押さえている印象だ。
 とくに,Huaweiが「アーク形状」と称する,湾曲した背面はフラットとラウンドフォルムの中間にあるような印象で,手のひらに収まりやすく感じた。片手操作中心で使いたい人や,大画面よりも手に収まるコンパクトさを重視する人向けといったところか。

上側面(左):サブマイク孔と4極3.5mmミニピンのヘッドセット端子がある。側面の複雑なカーブがよく分かるだろう
下側面(右):USB 2.0 Type-Cポートとスピーカー兼マイクがある
Android端末本体 Android端末本体

左側面:SIMカード兼microSDXCカードスロットがあるだけだ
Android端末本体

右側面:[電源/スリープ]ボタンと音量調整ボタンが並ぶ
Android端末本体


スペックは2016年後半のミドルクラススマートフォン相応


 冒頭で述べたとおり,novaの搭載するSoCはSnapdragon 625。ARM製CPUコア「Cortex-A53」を8基とQualcomm製GPUコア「Adreno 506」を統合する,ミドルクラス市場向けプロセッサである(関連記事)。
 メインメモリ容量は3GBで,多くはないが,少なすぎることもない。内蔵ストレージ容量は32GBで,別途,最大容量128GBのmicroSDXCカードにも対応する。内蔵バッテリー容量は3020mAhで,5インチ級としてはやや多めといったところか。
 2枚のSIMカードを同時に使える「デュアルSIMデュアルスタンバイ」(DSDS)に対応するのも,最近のSIMロックフリー端末では定番と言える部分だ。

novaのホーム画面。独自のホームアプリを搭載しているが,使用感はGoogle純正Androidとあまり変わらないので,悩まずに使えそうだ
Android端末本体
 プリインストールのOSは「Android 6.0」(Marshmallow)であり,最新版の「Android 7.1」(Nougat)ではない。同時に発表されたnova liteが「Android 7.0」(Nougat)を搭載しているので,逆転してしまっているわけだが,Huaweiによれば,これは製品の開発タイミングによるものとのこと。
 novaでもAndroid 7世代へのアップデートを予定しているそうなので,Android 6世代で打ち止めという心配はなさそうだ。

 採用するホームアプリは,Huawei独自の「Emotion UI 4.1」。かつての国内メーカー端末でよくあった,妙なカスタマイズは加えられておらず,比較的Google純正に近い。そのまま使っても違和感を覚えない人が多いだろう。

アイコンのデザインが分かりやすい「設定」の画面(左)。ホームアプリのUIをカスタマイズする独自機能「スマートアシスト」(右)
Android端末本体 Android端末本体

スマートアシストで設定する「フローティングボタン」という機能は,片手操作を楽にするランチャー的なものだった(左)。さらにスマートアシストでは,Androidの画面下部にある「ナビゲーションバー」もカスタマイズ可能。ボタン配列を変更したり,通知パネルを開くボタンを追加したりできる(右)
Android端末本体 Android端末本体


グラフィックス性能は高くないものの,全般的な性能は良好


 それでは,定番のベンチマークテストを実施して,novaの実力を調べてみよう。
 なお,筆者が行うスマートフォンテストは,2017年からいくつか新しいアプリを導入している。詳細は「2017年の4Gamer的スマートフォン検証はこうなる」で触れているので,未見の人はこちらも参照してほしい。

 今回実施したのは,グラフィックスベンチマークアプリ「3DMark」の「Sling Shot Unlimited」プリセットと,総合ベンチマークアプリ「PCMark for Android」の「Storage test」,CPUの動作クロックを見る「CPU-Z」,連打応答性を調べる「ぺしぺしIkina」の4種類。
 これに加えて,今回はゲームのテストとして,定番の「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」(iOS / Android,以下 デレステ)と,Android版「艦隊これくしょん -艦これ-」によるテストも行う。

 まずは3DMark Sling Shot Unlimitedから見ていこう。ここでは比較対象として,4GamerにあったNTTドコモ版「Galaxy S7 edge」と,筆者所有の「AXON 7」も用意した。ちなみに,比較対象はいずれも,SoCとして「Snapdragon 820」(MSM8996)を搭載するハイエンドスマートフォンなので,novaよりは高いスコアが出るはずだ。
 実際に測定した結果はグラフ1のとおり。ハイエンドスマートフォンの2機種と比べるのは酷かもしれないが,4分の1以下のスコアしか出なかったことには,ちょっと驚いた。OpenGL ES 3.0世代のグラフィックスは,Snapdragon 625には荷が重いということだろうか。


 ベンチマークテストに要した時間が,筆者の予想よりもだいぶ長く,1セットで約10分ほどもかかったのも気になるところだ。テストの動作時間が長いことから,いわゆる熱ダレを疑い,Sling Shot Unlimited実行中の温度推移を,3DMarkの「Monitoring data」で追ってみることにした。
 結果が左下の写真だが,SoCの温度は30℃台半ばで安定して推移している。それほど大きな温度の上昇は起きなかったようだ。実際,背面を触っても,極端に発熱している部分は見当たらなかったので,Sling Shot Unlimitedのスコアは,novaの実力に起因するものである可能性が高いということになるだろう。

Android端末本体
novaでのMonitoring data。赤線がSoCの温度グラフで,30℃台半ばで推移しているのが分かる
Android端末本体
AXON 7でのMonitoring dataも見たところ,32℃くらいから,徐々に30℃台半ばまで上がっていた

Storageテストの総合スコアは「4083」で,AXON 7よりも高い
Android端末本体
 PCMark for AndroidのStorageテストは,novaとAXON 7で実施してみた。
 結果は,novaのスコアが「4083」で,AXON 7のスコアは「3438」。novaのストレージ性能は総じて良好であり,ミドルクラス市場向けだからといって,性能の低いフラッシュメモリを使用しているわけではないと分かる。

novaにおけるStorageテストの詳細スコア(左)とMonitoring dataグラフ(右)
Android端末本体 Android端末本体

 アプリのインストールやベンチマークテストを行っている間に,CPU-ZでCPUコアの挙動も不定期で確認してみたが,すると,8基のCPUコアを2群に分けて動作クロックを制御するbig.LITTLE的な挙動ではなく,全CPUコアの動作クロックが揃って上下するのを確認できた。筆者がテストしてきたスマートフォンの中では,ちょっと珍しい動作だ。
 GPUコアの動作も同時に確認していたのだが,アイドル時は動作クロックが320MHz固定で,3DMarkのように高負荷のアプリが動作するときには,上限の650MHzまで上昇するという挙動を確認している。こちらはGPUコアの制御はシンプルと言えよう。

CPU-Zの動作を確認している様子。CPUコアは8基とも同じ動作クロックで動いていた
Android端末本体 Android端末本体

 ぺしぺしIkinaは,93〜96になるように連打して,1回めのテストでは「78」という結果になった。8タップめで飽和があり,それ以降も頻繁に飽和が発生するという,あまり思わしくない状況だ。そこで再テストしてみたところ,今度は「89」という良好なスコアになった。その後も6回ほど計測してみたのだが,スコアは76〜89の間でバラつき,飽和タイミングもまちまちという,よく分からない結果に終わる。
 8タップめ以下で飽和することはなかったので,だいたいのゲームでは問題ないとは思うが,シビアなタイミングでの連打が必要になるゲームだと,厳しい可能性もあるだろう。

ぺしぺしIkinaの結果。76〜89の間でバラつく結果となった
Android端末本体 Android端末本体


デレステは入力の取得ミスが気になる

艦これの動作は相応に快適


チュートリアル時の判定は3D標準
Android端末本体
 こういう傾向を踏まえて,デレステでのテストをしてみよう。
 まず,チュートリアル時の判定は「3D標準」で,他のSnapdragon 625搭載機と変わらない。

 3D標準で5回連続プレイをしてみたところ,もたつきらしい挙動はなかったが,それ以前に連続フリック(連結フリック)で取得ミスが目立つ印象だ。また,難易度「Master+」で必要なスライド操作でも,取得ミスが起きることがある。とくに,画面両端(※縦持ち時の上下端)に指が近づくほど取得ミスの発生確率が高くなり,しっかりと指を触れた状態でもミスになることがあった。一方,フリック入力の操作では,画面最下部の反応が気持ち鈍いかなという程度。いずれにしても,プレイ感が良好とは言えない。

赤い線で囲んだあたりの反応が鈍くなりがちだった
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テストした端末に限っていえば,MVのときだけ「3D標準」が無難といったところ
Android端末本体
 設定を「2D軽量」にしても,3D標準ほどではないが取得漏れは起きた。となると,タッチパネル自体に問題があるか,あるいはSoCが高負荷時にノイズでも生じているのだろうか。個体差という可能性も捨てきれないので,ほかの端末では挙動が異なる可能性はあるが,リズムゲームをプレイしたいという理由で本機を選択肢に入れるなら,こういう挙動が再現しうるのを考慮することをお勧めする。

 一方,もう1つのテスト対象タイトルである艦これAndroid版は,そこそこ軽快に動作するという印象だ。動画を撮影したのでそれを確認してほしいが,遠征回しだけでなく普通のプレイであっても,これくらい動けば許容できるという人が多いのではないだろうか。


 余談になるが,発表会でHuawei側は,novaのスペックで「ARゲームもOK」とアピールしていた。とはいっても,AR対応のカメラを搭載していたりするわけではないので,ここでいうARゲームとは,「Pokémon GO」のことだろう。
 そこで,ポケストップが林立する負荷の高い場所で,ゲームの挙動をチェックしたかどうかを尋ねてみたのだが,説明員から「挙動を確認した」という回答は得られなかった。なので,せいぜいPokémon GOの起動確認をした程度の意味であって,実際に歩き回ってプレイした結果ではないと考えるのが妥当と思える。


処理負荷が高いタイトルは不安だが,流行りのゲームを軽く楽しむ程度ならアリ


Android端末本体
 それではまとめに入ろう。
 ベンチマークパートで触れたように,ゲーム用途で使うスマートフォンとしてnovaを見た場合,高負荷時の入力取得漏れがどうしても気になった。個体差に当たっただけならいいのだが,高負荷時に生じる何らかのノイズが原因だとすると,どの製品でも発生する可能性は否定できない。ゲーム用途でnovaを検討している人は,可能なら店頭のデモ機で確認してみることをお勧めする。

 ただ,4万円前後の価格帯でこのスペックは悪くない。デザインや持ちやすさも良好だ。ゲーム以外のアプリやSNS利用が中心で,ゲームは負荷の軽いものや,単純なタップのみで遊べるタイトルくらいという人なら,novaは選択肢に入れる価値ありというのが,今回のテストにおける結論である。

●HUAWEI novaの主なスペック
  • メーカー:Huawei Technologies
  • OS:Android 6.0(Nougat)
  • ディスプレイパネル:5インチIPS液晶,解像度1080×1920ドット
  • プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 625」(MSM8953,CPUコア Cortex-A53×8,最大CPU動作クロック2GHz,Adreno 506 GPUコア)
  • メインメモリ容量:3GB
  • ストレージ:内蔵(容量32GB)+microSDXC(最大容量128GB)
  • アウトカメラ:有効画素数約1200万画素
  • インカメラ:有効画素数約800万画素
  • バッテリー容量:3020mAh
  • 対応LTEバンド:FDD-LTE 1/3/5/7/8/18/19/28,TD-LTE 38/40
  • 対応3Gバンド:W-CDMA 1/5/6/8/19
  • 待受時間:約720時間(フライトモード時)
  • 連続通話時間:約22時間(WCDMA)
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11n(※5GHz帯非対応)
  • Bluetooth対応:4.1
  • USBポート:Type-C
  • 本体公称サイズ:69.1(W)×141.2(D)×7.1(H)mm
  • 本体公称重量:約146g
  • 本体カラー:ミスティックシルバー,チタニウムグレイ,ローズゴールド

HuaweiのHUAWEI nova製品情報ページ

  • 関連タイトル:

    Android端末本体

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