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[gamescom]「ライフ イズ ストレンジ」の前日譚,「Life is Strange: Before the Storm」に用意される新たなシステム“バックトーク”をチェックしてきた
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印刷2017/08/25 13:37

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[gamescom]「ライフ イズ ストレンジ」の前日譚,「Life is Strange: Before the Storm」に用意される新たなシステム“バックトーク”をチェックしてきた

 Square Enixが海外では2017年8月31日の発売を予定するエピソディックアドベンチャー,「Life is Strange: Before the Storm」PC/PlayStation 4/Xbox One)のデモを,ヨーロッパにおけるパブリッシングを担当するDeep Silverのビジネスブースで公開している。その模様をチェックしてきたので,お伝えしたい。

「Life is Strange: Before the Storm」公式サイト


「Life is Strange: Before the Storm」の開発を担当するDeck Nine Gamesの,デイビッド・ヘインズ氏(左)とアレハンドロ・アーキ―氏
画像集 No.005のサムネイル画像 / [gamescom]「ライフ イズ ストレンジ」の前日譚,「Life is Strange: Before the Storm」に用意される新たなシステム“バックトーク”をチェックしてきた
 「Life is Strange: Before the Storm」は,2015年にリリースされた(日本では2016年)「ライフ イズ ストレンジ」の続編で,前作の3年前,まだクロエが不良になる直前の,16歳の姿が描かれる。
 クロエの幼友達で,前作の主人公であるマックスは一時的に引っ越しており,生意気な性格のクロエにとって,信頼できる存在がいなくなってしまう。そんな彼女が,美貌とイケてる感,しかも優等生でもあるという,すべてを兼ね備えた学校のカリスマ的存在のレイチェルと友情を育んでいく物語が展開するという。
 前作でレイチェルは失踪しており,クロエが彼女を探すポスターを街中に貼っていたが,本作では,それまでの経緯などが描かれるのだろう。

 前作「ライフ イズ ストレンジ」が多くのファンを獲得できた理由は,ティーンエイジャーの女の子達の抱える日常の葛藤やコンプレックスを丹念に描くストーリーの面白さにあった。本作は,マックスが街に戻ってくるまでの間の知られざるクロエの姿にスポットライトを当て,プレイヤーは彼女の成長を見守っていくことになるわけだ。

画像集 No.004のサムネイル画像 / [gamescom]「ライフ イズ ストレンジ」の前日譚,「Life is Strange: Before the Storm」に用意される新たなシステム“バックトーク”をチェックしてきた

 時間を巻き戻す力に目覚めたマックスとは異なり,クロエはSFチックな能力を持っていない。しかし,頭の回転の速い彼女らしく,この「Life is Strange: Before the Storm」には,新たな会話要素である「バックトーク」(Backtalk)というシステムが加えられている。
 英語で“to talk back”とは,「口ごたえする」という意味だが,本作ではその意味どおり,クロエが会話の相手に口ごたえすることで,その後のストーリーに影響をおよぼすであろうさまざまな状況を,自分で作っていくというコンセプトだ。

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 具体的には,相手の会話に登場した単語をうまく使って話を広げ,自分の思惑どおりの成り行きに持ち込んだり,相手にぎゃふんと言わせたり,相手に共感を覚えさせたりするようなシステムになっている。相手の会話文のあと,画面には3つの短い選択肢が登場するが,そのうちの2つが,相手から何らかのリアクションを得ることができる。

基本的に選択肢は,

1)会話に登場した単語を含む文章
2)会話には直接出てこない単語だが,何らかの関連を持つひねりのきいた答え
3)会話とはまったく関係のない間違い

というオプションになっているようだった。一定時間内に答えを選択する必要があるが,どれが正解なのかという判断材料はなく,どれを選んでもストーリーは何らかの形で進行していく。

 例えば,あるシーンでクロエはマリファナのにおいがすると校長先生に問い詰められ,バックトークを使って何とかしのごうとする。正確な会話内容を書くのは避けるが,校長に「おまえみたいな子供が,明日の新聞に載ってしまうんだ」と悪態をつかれると,会話の「新聞」というキーワードから選択肢の1つを選び,「新聞と言うなら,学校がどれだけマリファナに汚染されているのか,報道関係者に垂れ込んじゃおうかしら」などと言い返すというわけだ。

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 このバックトークシステムの導入により,本作の展開は前作以上に変化するようだ。
 酒場の前に停められた車から札束を盗むか,盗んだ札束でマリファナを購入するのか,あるいは母親の借金を返すためにそれを使うかといった,物語の分岐点がさまざまな箇所に存在しており,仮に動画投稿サイトなどで誰かのウォークスルーを見て,それと同じようにプレイしたとしても,なかなか同じ体験はできないという。
 ほんのささいな選択で人生のコースが大きく変わっていくという,現実に似た世界を構築するため,開発を手がけるDeck Nine Gamesは膨大なストーリーを用意しているのだ。

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 今のところ,「Life is Strange: Before the Storm」の日本語版の予定は聞こえてこないが,面白そうなゲームに仕上がりつつあるのは,この記事からも分かってもらえるだろう。

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