業界動向
任天堂が「Pokémon GO」による連結業績予想への影響に言及。業績への影響は「限定的」
公開されたIR情報によると,任天堂の関連会社である株式会社ポケモンは,ポケットモンスターの権利保持者として,Pokémon GOのライセンス料や開発運営協力にともなう対価(※対価の内容についての具体的な説明はない)を受け取ると説明。そのうえで,株式会社ポケモンは(連結子会社ではなく)任天堂が32%の議決権を有する持分法適用関連会社であるため,連結業績に与える影響は限定的であるとしている。
噛み砕くと,株式会社ポケモンが「Pokémon GO」によって得た利益が,そのまま任天堂の決算に反映されるわけではない,ということになるだろうか。
また,Pokémon GOの関連商品として販売予定であるウェアラブルデバイス「Pokémon GO Plus」についても,その影響はすでに任天堂の連結業績予想に織り込み済みであり,現時点での予想修正はないとのことだ。
任天堂の株価は,7月6日にPokémon GOのサービスが開始して以降,それ以前の2倍近い3万円前後まで急騰している。今回の情報開示は,Pokémon GOに対して加熱する一方の株価の動きに対する任天堂自身の一つの対応となるものかもしれない。
任天堂による当該ニュースリリース(PDF)
『Pokemon GO』の配信による当社の連結業績予想への影響について
本日、米国法人Niantic, Inc.は、日本でもスマートデバイス向けアプリ『Pokemon GO』を配信開始しました。
当アプリは、米国法人Niantic, Inc.が開発を行い配信しており、当社の関連会社である株式会社ポケモンは、ポケットモンスターの権利保有者としてライセンス料及び開発運営協力に伴う対価を受け取ります。
なお、株式会社ポケモンは、当社が議決権の32%を保有する持分法適用関連会社であるため、当社の連結業績に与える影響は限定的です。
また、当社は、今後、当アプリと連動する周辺機器『Pokemon GO Plus』の製造及び販売を予定しております。
これらは、既に平成28年4月27日に公表しました当社連結業績予想に織り込み済みです。直近の状況を鑑みても、現時点では、当業績予想の修正は行いません。今後、業績予想の修正が必要になった場合には、適時開示を行います。
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(C)2017 Niantic, Inc. (C)2017 Pokémon. (C)1995-2017 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
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