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ハロー!Steam広場 第114回:YouTuberの朝は早い
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印刷2016/06/21 12:00

連載

ハロー!Steam広場 第114回:YouTuberの朝は早い

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「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam 広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,体中の穴という穴から常に蒸気を出している上級Steamerにジョブチェンジできるかも。

 ハロー!Steam広場 第114回は,動画実況者の日常に焦点を当てたシミュレーションゲーム「YouTubers Life」をメインに紹介しよう。プレイヤーは,バイトや学業を頑張りながらゲームの実況動画などをアップロードして,人気YouTuberになることを目指していく。このほか,広大な孤島で最大100人のプレイヤーが戦いを繰り広げる「Islands of Nyne」もお見逃しなく。

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バイトや学業を頑張りながら人気YouTuberを目指すシミュレーションゲーム「Youtubers Life」


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 アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回はバルセロナのゲームデベロッパ,U-Play Onlineが手掛ける「Youtubers Life」を紹介しよう。

 タイトルから想像の付くとおり,本作は動画実況者の日常に焦点を当てたシミュレーションゲームだ。プレイヤーは人気YouTuberになることを目指して,さまざまな動画をアップロードしたり,イベントに参加してほかのYouTuberとの友好関係を広げたりして,知名度を上げていくのだ。

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 人気YouTuberへの第一歩は,自分の分身となるアバター作りから始まる。顔のパーツや服装など,クリエイションにおける基本的な部分はカバーされているので,まずはビジュアルで個性を出していきたいところ。
 満足の行くアバターができたら,次に開設するチャンネルの属性を決める。選択肢として用意されているのは,「Gaming」「Fashion」「LifeStyle」「Cooking」「Music」の5種類だが,現時点で実装されているのは「Gaming」のみ。残りは今後のアップデードで順次開放されていくようだ。

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 何をもって人気Youtuberといえるのかは不明だが,本作にはYoutuberランキングなるものが存在するので,そこで1位になれれば,ひとまずゲームとしてはクリアといえるだろう。そのためにも,面白い動画をたくさんアップロードして,自分のチャンネルに登録してくれるファンを増やしていく必要があるわけだ。

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 現時点での唯一の選択肢となるGamingチャンネルでは,ゲームの実況配信を軸に活動していくことになる。そして,ゲーム実況で重要なのは旬のタイトルが何かを知ることだ。
 ゲームソフトは,プレイヤーの自宅にあるPCから「amazing on」という,どこかで聞いたことのあるようなショッピングサイトで購入するのだが,ここでは,レビュースコアの傾向や販売本数の動向なども確認できる。ここで人気のゲームは,動画にした時の注目度も高くなる傾向なので,視聴者数を増やすためにも,こういったリサーチはしっかりと行っていきたい。

ゲーム内のショッピングサイトで,ゲーム内で遊ぶゲームを購入するというのは,なかなか不思議な感覚だ
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 購入したゲームが届いたら,さっそくレコーディングを始めていく。録画中は,アバターが勝手にゲームをプレイしてくれるので,プレイヤーは編集にだけ集中すればよい。
 編集ではまず,シーンの切り抜きから取り掛かるのだが,ここはちょっとしたミニゲーム仕立てになっており,どのようにカット編集するかを,ドローしたカードから選択していくことになる。
 カードには,動画のクオリティを決める要素が数値で書かれており,例えば「Sound」の数値が高いカードばかりを選択していけば,実況はつまらないけど,サウンドのクオリティだけはやたら高い動画に仕上がるわけだ。当然,ゲームチャンネルにそんな動画は求められていないわけで……。

フィルムの右下にあるアイコンと同じカードを選択すると,それぞれの数値が+1される仕組みだ。配置できるカードの総コストは,その日の体調(電球の数値)で決まってくる
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動画のアップロードを繰り返してレベルが上がると,編集技術やコミュニケーションのスキルがアンロックできる
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 切り抜いたシーンをつなげて動画が完成したら,後はエンコードしてアップロードするだけ。これらの作業はPCが自動でやってくれるものの,完了までに時間がかかるため(ゲーム内時間で半日ほど),しばらくはPCを使った作業ができなくなる。
 ただ,本作では動画のアップロード以外にも,学校に行ったり,バイトをしたり,イベントに参加したりとやることはたくさんある。アップロードが終わるまでの空き時間を有効活用して,人間的なステータスも磨いていかなければ,人気YouTuberになることなんて,夢のまた夢なのだ。YouTuberって大変なんだなあ……(遠い目)。

実家にいる間は,月に一回のペースで学力テストがあり,成績が悪いとお小遣いが減ってしまう。動画を作るのも大切だが,学校に行くことも忘れてはいけない
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パーティーや映画の上映会に参加すると,ほかのYouTuberと交流できる。連絡先をゲットすれば,自分の動画に出演してもらったりといったこともできるようになる
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 プレイヤーのYouTuberライフは実家から始まるのだが,いかんせんネットの回線速度が遅い。ちょっとしたプレイ動画を上げるだけで半日以上掛かってしまうのだ。ISDNかな?
 これから人気YouTuberを目指そうというのに,光回線も通っていない家にいたのでは話にならない。そんなわけで,ある程度貯金が溜まったら,実家を出て1人暮らしを始めたいところ。1人暮らしのメリットは,回線速度が上がるので,動画のアップロード時間が早くなることと,(なぜか)学業から開放されるという点にある。

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一人暮らしを始めれば,イベントで知り合った女の子を連れ込んで……
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 回線速度が改善されるのは当然大きなメリットだが,高い家賃を払う必要も出てくるので,実家にいる時よりも多めにバイトを入れることになるだろう。ご飯も自腹で調達することになるので,1人暮らしを始めるタイミングはしっかりと見極めたほうが良さそうだ。

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 一日の時間経過が早すぎてスケジュールが立て辛かったり,コミュニケーション周りでプレイヤーの介入できる部分が少なかったりと,シミュレーションゲームとしては不満の残る部分もあるが,そこはアーリーアクセス中のゲームということで,今後改善されていくことに期待したい。
 YouTuberがテーマという部分で「それ,面白いのか?」と思ってしまう人はいるかもしれないが,たとえゲーム内の話だとしても,自分のファンが増えていく様子を見ているのは,なかなか心地よいものなので,気になる人はぜひ遊んでみてほしい。


「Youtubers Life」Steamストア(1480円)



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広大な孤島で最大100人のプレイヤーが戦いを繰り広げる「Islands of Nyne: Battle Royale」


 「こんなゲームをリリースしたい」という開発者に対して,ユーザーが賛成か反対かを投票できるサービスがGREENLIGHTだ。今回はアメリカのインディーズ系デベロッパ,Define Human Studiosが手掛ける「Islands of Nyne: Battle Royale」を紹介しよう。

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 本作は,とある孤島に集められたプレイヤーが,生き残りを掛けて戦いを繰り広げるデスマッチ式のオンライン対戦FPSだ。「バトル・ロワイアル」「ハンガー・ゲーム」aに触発されて制作を始めたとのことだが,ゲームのコンセプト自体は本連載の第106回で取り上げた「The Culling」に近いものを感じる。

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 ただし,1マッチの最大参加人数が16人であったThe Cullingに対して,Islands of Nyneでは最大100人のプレイヤーが参加できる。そのため,いくら広大な孤島といえども,ほかのプレイヤーとの遭遇率は高そうだ。

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 武器は現地調達となっており,大抵の場合は,自然に覆われた孤島ではひときわ目立つ建物のなかに配置されているという。おそらくほとんどのプレイヤーは,ゲーム開始後に近くの建物へと足を向けるので,マッチ時間は30分と多めに取られているが,開始から3分もしないうちにあちらこちらで悲鳴が上がることになるはずだ。ちなみに一度死亡するとリスポーンはできない様子。

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 そんな本作は,すでにKickstarterでのプロジェクトは達成しており,GREENLIGHTも通過済みだ。Unreal Engine 4で描かれる大自然も見どころの1つになりそうだが,Steam VRに対応予定という部分も見逃せないポイントである。ゲームのリリースは,2016年12月に予定されているので,気になる人はフォローボタンを押しておこう。


「Islands of Nyne: Battle Royale」GREENLIGHTページ

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