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プレイヤーとの会話ができる高度なAIを持つPC向けアドベンチャー,「Bot Colony」の開発資金募集が,Kickstarterでスタート
「Bot Colony」公式サイト
Kickstarter:Bot Colony: now conversation is part of the adventure
Bot Colonyの背景となるのは,2021年の世界。ロボット工学で世界をリードする日本の大企業Nakagawa Corpに対して,北朝鮮に操られた新興企業KHT Corpが諜報活動を仕掛けてくる。機密情報の流出を恐れたNakagawa Corpはマリアナ諸島にあるアグリハン島を借り入れ,ロボットを大規模に活用した新しい社会の形成と,火星への移住に向けての準備を始める。しかし,そこにもKHT Corpの影が忍び寄ってきたため,スパイとしてプレイヤーが選ばれることになるというものだ。ゲームジャンルはアドベンチャーで,謎解きや探索に重点を置いたゲームプレイが楽しめそうだ。
本作がユニークなのは,ミッションに向かうプレイヤーキャラクターをバックアップするサポート役のAIとのコミュニケーションを,声に出して話しかけることでとっていくという点だ。もちろん現状では英語にしか対応しておらず,プレイするのにマイクやヘッドセットが必須となるものの,まるで映画「2001年 宇宙の旅」や,Xbox 360のデモとして公開された,「Milo&Kate」を思わせる斬新なゲームシステムになっている。
このゲームはまた,英会話の教材としても利用できるようで,AIは「5W1H」(Who,What,When,Where,Why,How)で始まる質問によく反応するように作られている。また,カーソルをオブジェクトに合わせることで単語を発音してくれるほか,自分が話した言葉が文字で表示されるので,それを見ることで自分の発音がどれだけ正確なのかということも判断できる。ゲームではAIだけでなく,バーテンダーからフィットネスジムのトレーナーまでさまざまなロボットがいるため,いろいろなシチュエーションでの会話にも挑戦することができる。
Bot Colonyはエピソード形式のアドベンチャーとして,11月1日に2つのエピソードのリリースを予定しており,その後のエピソードはKickstarterで10万ドルの開発費が調達できるか否かにかかっているという。続報を楽しみにしよう。
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