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「FFXIV」,パッチ3.4「SOUL SURRENDER 魂を継ぐ者」が2016年9月27日に実装。オートアタックの仕様変更やソロ用の新コンテンツなどが登場
パッチ3.4の公開予定日は9月27日。冒険小隊やクロの空想帳など新コンテンツが登場
PLLの出演者は,おなじみとなるプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏と,コミュニティチームの室内俊夫氏。まず,吉田氏はパッチ3.4のタイトルが「SOUL SURRENDER 魂を継ぐ者」に決まったと発表した。
続けて氏は,パッチ3.4では闇の戦士に関わる話や伏線,さらにFFXIVの世界観の根幹にまつわる話題も出てくるので,そのあたりに注目してほしいと見どころを語った。そして,気になるパッチ3.4の公開予定日が,9月27日であることを明らかにした。
・新たなメインクエストの追加
パッチ3.4で実装されるメインクエストについて吉田氏は,アルフィノの妹のアリゼーが本格的に絡んでくると紹介。さらに,レイドダンジョン「大迷宮バハムート」をクリアしている人と,していない人とで,パッチ3.4のメインクエストにおいてセリフ分岐があるとのこと。
しかも,宿屋などの「愛用の紀行録」で,後から見ることができるカットシーンは,大迷宮バハムートをクリアしていない側の分岐のシーンだけで,クリアしている場合のシーンは見ることができないという。そのため,吉田氏はパッチ3.4までにぜひ大迷宮バハムートをクリアしておいてほしいと続けた。
・新たなサブストーリークエストの追加
パッチ3.1からの続編となる「聖アンダリム神学院記」,そして「ヒルディブランド 蒼天編」といったサブストーリークエストが追加される。「アニマウェポンストーリー」の続きについては,パッチ3.45で実装されるとのことだ。
・バトルシステムアップデート
パッチ3.4では,レイドダンジョンと蛮神戦のみ,全滅したあとのリスタート時に,リキャストがすべてリセットされるようになる。吉田氏は,世界中でリセットが熱望されたため,パッチ3.4で実装すると説明した。
さらに,オートアタックシステムの仕様がパッチ3.4で変更になる。吉田氏によると,パッチ3.3までは,近接職の場合,ターゲットに対して3m以内で,かつ自分を中心に前方90度の範囲内にターゲットがある場合に,オートアタックが発生する仕様になっている。しかし,パッチ3.4ではこの90度が360度に変更され,ターゲットまでの距離によってアタックが発生するようになる。
この変更について,吉田氏はオートアタックでDPSの差が付いてしまっていると,その理由を述べた。ただし,操作キャラの動きを静止させないといけないギミックについて,攻撃が発生しないように敵の正面から振り向いて対応していたプレイヤーは,オートアタックが360度で発動するようになるので,注意してほしいと吉田氏は話していた。
さらに,パッチ3.4では移動中のフェイスターゲットが無効になるとのこと。この変更について,吉田氏はPvPで側面や背面を取られないようにするために“気持ちの悪い動き”になっていることに加えて,使用しているデバイスによって差が大きくなり過ぎてしまっていると,その理由を挙げた。
そのほか,「蒼天幻想ナイツ・オブ・ラウンド討滅戦」からパッチ3.4で実装される最新のものまでの極蛮神戦がレイドファインダーに対応する。また,「パーティメニュー」に「カウントダウン」という設定が用意され,戦闘開始前に最長30秒からカウントダウンが行えるようになる。この機能は,「/countdown」でマクロに組み込むことも可能だ。
・新たなレイドダンジョンの追加
レイドダンジョンとして,機工城アレキサンダーシリーズのファイナルとなる「機工城アレキサンダー:天動編」と「機工城アレキサンダー零式:天動編」が追加される。
・新たな討滅戦の追加
新たな蛮神戦として,「女神ソフィア討滅戦」と「極女神ソフィア討滅戦」が実装される。吉田氏は,内容の詳細については東京ゲームショウ2016を待ってほしいと続けた。
・新たなインスタンスダンジョンの追加
新しいインスタンスダンジョンとして,「峻厳渓谷 ゼルファトル」と「稀書回収 グブラ幻想図書館(Hard)」の2つが実装される。クラフターを遊んでいるプレイヤーなら,ゼルファトルは「ゼルファトル天然水」でなじみのある地名だが,吉田氏はなぜまたイクサル族と絡むことになるのかを楽しみにしてほしいと語った。
・PvP関連アップデート
1対1のPvPとなる「デュエルモード」が実装される。このデュエルモードは,「ウルヴズジェイル係船場」に専用のエリアがあり,このエリア内で,サブコマンドから相手をターゲットし,「デュエルを申し込む」を選ぶと行える。吉田氏は,FCなどでのイベントに活用したり,マッチングの合間に使ってくれるといいな,と希望を語った。
さらに,パッチ3.4ではPvPの練習用の「カスタムマッチ」が実装される。これは,4人パーティを組んだ状態で,パーティリーダー同士が申し込みを行うと,そのパーティ同士のみでインスタンスエリアでのPvPが行えるというもの。5戦連続マッチも設定できるとのことだ。
こうしたPvPを観戦できる機能として,「観戦モード」も追加される。吉田氏によると,この観戦モードは,両方のパーティメンバーの状態がすべて把握できるほか,定点カメラが8個用意されており,それを切り替えて観戦したり,プレイヤー1人を指定してカメラを追従させたりできるとのこと。
ただし,現状では最大8人までしか観戦できず,対戦する側が観戦者を招待しないと観戦できないと吉田氏は説明し,今後のアップデートで自由に観戦できるようにするとした。
・ディープダンジョン“死者の宮殿”関連
パッチ3.45予定のアップデートで,51〜200階層が追加される。吉田氏によると,100階層まではシナリオを用意しているとのこと。それと同時に,ジョブ別のワールド内ランキングも実装されるという。
・グランドカンパニー関連
「冒険者小隊コンテンツ」が実装される。吉田氏は,このコンテンツについて,NPCで自分の小隊を作成し,用意された任務を遂行することで小隊を成長させていくソロでプレイできる遊びであると説明。さらに氏は,ゆくゆくは小隊をID連れて行くなどのアップデートも考えていると続けた。また,それに合わせて,階級“中尉”が開放され,交換装備が追加される。
・新コンテンツの追加
「クロの空想帳」という新しいコンテンツが用意される。吉田氏は,子ミコッテのクロに冒険譚を聞かせると報酬がもらえるコンテンツだと話し,日々やっていることを遊びっぽく進めたものと説明した。
・ゴールドソーサー関連
トリプルトライアドに関して,同じデータセンター内専用の対戦ルームが設置される。吉田氏によると,これは,コンテンツファインダーを使って,対戦ルームに移動できるというもので,同じデータセンター内のプレイヤー同士で対戦が可能になるという。
さらに,ロード・オブ・ヴァーミニオンは,コンテンツファインダーに対応し,こちらもデータセンター内での対戦が可能となる。そのほか,ジャンボくじテンダーの購入枚数が,現状の1枚から3枚に増える。
・ハウジング関連
これまで,たびたびPLLではマンションと呼ばれていたものが,「アパルトメント」として実装される。吉田氏によると,このアパルトメントは,3国の冒険者居住区の各区画に1棟ずつ建ち,部屋の代金は50万ギルになるという。さらに,アパルトメントには共同のロビーやチョコボ厩舎も用意されているとのこと。
さらに,パッチ3.4では,漁師をプレイしているプレイヤーが待望していた,水槽家具が実装される。吉田氏の話によると,この水槽家具はサイズが異なるものが用意され,大きなサイズのものには複数の魚が入れられるとのこと。また,水槽家具に入れられる魚は,今後少しずつ増えていくそうだ。
このほか,オーケストリオンにプレイリスト機能が実装される。このプレイリストでは,ランダム再生などの機能も用意されるとのこと。また,吉田氏は壁に設置する棚のスクリーンショットを紹介。この棚は,棚の上や中に物を置くことができる。
・そのほかのアップデート
雲海探索ディアデム諸島のマッチングに関して,「バトルでのみ」という条件が加えられるようになる。また,スポイル交換レートが変更になるほか,IL235のエーテリアル装備も追加される。
そのほか,アラガントームストーン“聖典”が追加される。吉田氏は,聖典で交換できる装備を紹介し,装備のデザインのテーマが「シャーレアン」であることを明かした。また,氏は新式と呼ばれる,クラフターで製作できる装備も紹介し,パッチ3.4ではクラフターが製作できる武器も用意されていると説明した。
そして,北米から要望が多かった「ロールプレイ中」というステータスが追加となる。また,キャラクターネームに「-」が利用可能となる。
システムアップデートで「ダブルクロスホットバー」が実装
PLLの後半では,リードUIアーティストの皆川裕史氏が加わり,パッチ3.4で実装される「ダブルクロスホットバー」を解説した。同氏によると,このダブルクロスホットバーは,セット切り替えや拡張クロスホットバーでもホットバーが足りないときに使用するための拡張機能とのこと。
ダブルクロスホットバーは,「キャラクターコンフィグ」の「XHBカスタム」タブに用意された「WXHBを有効にする」にチェックを入れると利用可能となる。この状態で[L2]もしくは[R2]ボタンを素早く2回押すと,ダブルクロスホットバーの入力状態になる。このボタンの押し方について,皆川氏はモールス信号で言うと「トン・ツー」で押すと説明した。つまり,ボタンを2回押す際に,2回目は押し続けないと入力状態にならないということなのだろう。
さらに,「キャラクターコンフィグ」の「XHB基本」タブには,「ダブルクロスホットバー表示設定」が追加され,その中の「WHXBを常に表示する」にチェックを入れると,ダブルクロスホットバーが常に表示されるようになる。ただし,この状態ではどこが入力状態か分かりづらいので,同タブにある「入力状態ではないXHBセットの透過度」に用意されたスライダーを調整することで,入力状態ではないホットバーを薄くしたり,消したりできる。
なお,皆川氏のオススメの透過度の設定は30〜40とのこと。また,氏は同じタブの「クロスホットバーのヘルプを表示する」と「操作ガイドを表示する」のチェックを外すと,クロスホットバー周りがスッキリし,ダブルクロスホットバーが使いやすくなると説明を続けた。
ダブルクロスホットバーは,標準では片側4枠ずつだが,これを8枠に増やすこともできる。それは,「キャラクターコンフィグ」の「XHBカスタム」タブにある「方向キーと4ボタンを有効にする」にチェックを入れることで実現する。
また,「キャラクターコンフィグ」の「XHB基本」タブの「ダブルクロスホットバー表示設定」にある「WXHBの表示位置をXHBと別に設定する」にチェックを入れると,HUDレイアウトモードでダブルクロスホットバーの表示位置を自由に設定することも可能だ。
吉田氏は,ダブルクロスホットバーをリキャストタイマーの確認用に,常に表示させるといった使い方についても言及した。
そのほか,ダブルクロスホットバーのボタンの入力受付時間も,「キャラクターコンフィグ」の「XHB基本」タブにある「WXHB使用時の入力受付時間」のスライダーで変更できる。標準は0.25秒だが,最大1秒にできるとのこと。また,「WXHBの入力を行うと自動的にXHBへ復帰する」にチェックを入れると,ダブルクロスホットバーで何かアクションを入力したあとに,[L2]や[R2]を押し続けた状態でも,クロスホットバー側に切り替わるようになる。
最後に,皆川氏はスナップショット機能もかなり充実したものになっているので,そちらも期待してほしいと話した。
最後に,吉田氏は1440日のベテランリワードが「ファイナルファンタジーVIII」の主人公「スコール・レオンハート」のアタイアであることを明かした。続けて,東京ゲームショウ2016の会期中の9月17日に,会場から「第32回FFXIVプロデューサーレターLIVE」を行い,今回紹介したコンテンツのいくつかを実機を交えてお届けすると述べた。パッチ3.4のリリース予定日まで1か月を切ったが,さらなる情報公開を期待したい。
「ファイナルファンタジーXIV」公式サイト
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