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ファンフェスやパッチ,拡張パックへのきわどい質問に思わずポロリしそうな場面も。「新生FFXIV」第17回FFXIVプロデューサーレターLIVEレポート
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「新生FFXIV」1周年記念特設サイト
新生FFXIVのナンバリングにちなんだ14時間の長丁場となる今回の生配信では,さまざまなゲストを呼んでのトークが繰り広げられたほか,新生FFXIV 開発チームの高井 浩氏が放送時間内にアートマを集めたり,サウンドチームの祖堅正慶氏がインスタンスダンジョン「シリウス大灯台」で流れるBGMのロングアレンジバージョンを制作したりと,バラエティに富んだコーナーで視聴者を楽しませていた。
本稿ではそれらのコーナーの一つ,新生FFXIVの生配信ではお馴染みの「第17回プロデューサーレターLive」にスポットを当てて,プレイヤーが気になる質問と回答をまとめたので紹介していこう。
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○アップデート関連
まずは,もっとも多くの質問があったアップデート関連についてまとめていこう。
パッチ2.35が8月19日に実装されたばかりではあるが,やはり次のパッチ2.38と,双剣士/忍者が実装されるパッチ2.4のの内容と時期が気になるところだ。
吉田氏によれば,パッチ2.38の実装は9月18日〜21日に開催される東京ゲームショウ(以後,TGS)前後を予定しているとのこと。このパッチでは,ゾディアックウェポンクエストの続きが実装される予定だ。
パッチ2.4はかなりのボリュームということもあり,実装はもう少し先になりそうとだという。公開できる範囲では,シヴァと戦えるようになるらしいこと,目玉でもある双剣士/忍者の実装に伴い,いくつかの和風料理や調度品が実装されることが明かされた。
双剣士/忍者ギルドの本拠地は,外見こそエオルゼアの世界観に溶け込んでいるが,室内は「あれっ?」と驚くような雰囲気らしい。なお,パッチ2.4については,TGSから情報公開を行っていく予定だそうだ。
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また,MIP関連のリワードアイテムの追加も予定されているが,それがパッチ2.38になるか,パッチ2.4になるかはまだ決まってないらしい。
さらにその先となる,拡張パックへの質問も相次いだ。現在はタイトルが決定し,アートワークも順調に進んでいるという。モックアップ(クエストや出現するモンスター,F.A.T.E.の配置など,ざっくり作ったフィールドにイメージを重ねたようなもの)も全フィールドが完成しており,各チームが本作業を行っているという。
より詳しい内容について吉田氏は,「できるだけ全世界の皆さんに紹介したいと思っているので,ファンフェスを楽しみにしてお待ちください」と述べた。ここでは,いつのファンフェスとは話していなかったが,おそらく10月18日にアメリカのラスベガスで開催される,FFXIVファンフェスティバルのことだろう。
新種族の実装についても,すでに完成しており,基本モーションも作り終えているとのこと。肌の色のチェックも終えて,現在はフェイスのバリエーションを増やしている最中らしい。実装のタイミングは,「某NPCキャラクターが頭装備を外したときかな」と吉田氏は話していたが……それがいつになるのかが気になるところだ。
これまで何度か紹介しているチョコボレースは,ゴールドソーサーと同時に実装が予定されている。チョコボのスタミナやスピードといったパラメータの育成ができたり,ある程度はプレイヤーがレース中に操作できたりと,MMO(のレースコンテンツ)として,これまでとは少し違った新しい試みが入るとのことだ。
そのほかにもゴールドソーサーには,バスケットゴールにボールを入れるようなミニゲーム的なものや,不意に始まるイベントなども仕込んでいるとのことだ。
また,ゴールドソーサー以外でも遊べるコンテンツとして,トリプルトライアド(※FFVIIIに登場したカードゲーム)の実装も決まっており,どのNPCがどのカードを持っているのかなど,バトルとしての楽しみだけでなく,みんなでカードを探し出す楽しみも味わってもらえればと話していた。
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最後に,パッチ2.3で実装された水着など,入手の難しいオシャレ装備について。その入手難度に困ったプレイヤーからの入手方法を緩和してほしいという要望が多く,吉田氏も「僕もあの難度はちょっとやりすぎだったと思います」とコメント。全体的に(オシャレ装備の)リリース直後の難度が高すぎると思っており,もう少し普及しやすいように全体的に下げたいとのことだ。
○ダンジョン/バトル関連
続いて,大迷宮バハムート関連の話題を紹介しよう。
まず,侵攻編と零式:侵攻編の入場制限についてだ。これらは,一度該当するダンジョンをクリアすると火曜日にリセットされるまで,チャレンジできないという制限なのだが,判定が共有されており,どちらかをクリアすれば,その週はもう片方にもチャレンジできなくなっていた。これについて,その判定を分けてほしいという要望なのだが,侵攻編そのものについては,パッチ2.4でコンテンツファインダーに対応するため,どちらも制限がなくなるという。
では,続編となる大迷宮バハムート:真成編ではどうなるのかだが,そもそも真成編の零式を作るかどうかは,プレイヤーがどの程度,侵攻編の零式に挑んでいるかで決めるのだという。その上で,作ることに決まれば,制限を分けるのか,もしくは零式の入場制限をなくして,報酬もアチーブメントだけのチャレンジコンテンツにするのか,いま検討している最中とのことだ。
なお,拡張パックのエンドコンテンツは,大迷宮バハムートの進行状況に関わらずプレイできるとのことだ。
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○クラス/ジョブ関連
双剣士/忍者については,これまでにも情報が出ていたせいか,今回はあまり話題にはならなかったのだが,それ以外のロール(双剣士/忍者はDPS),つまりTANK/HEALERの追加についての質問が出ていた。
パッチ2.0シリーズでは,双剣士/忍者で追加は終わりと話した吉田氏だが,ほかのロールについては,「まあ,10月17日かな?」といった感じで言葉を濁した。10月17日(実際は17日にレジストレーションが開始され,開催は18日,19日になる)と言えば,先ほど拡張パックの話でも出た,ラスベガスでのファンフェスの日だ。どんな発表があるのか期待したい。
続いて,またもや先の話ではあるが,以前に吉田氏が話していた,パッチ3.0でクラス/ジョブシステムに変更が入るかもしれないという内容についてだ。
吉田氏は,まだ答えられる段階ではないが,レベルキャップが開放され,新たな成長とともに何かしらの追加要素がありそうだと話す。ただ,これまでのものがやり直しになることはないとのことだ。
○PvP関連
PvPコンテンツの発表当初は,海外メディアや多くのプレイヤーから「FFシリーズでPvPは考えられない」と言われていた。事実,1チーム4人で構成され個々の負担が大きなウルブズジェイルは,どちらかと言えばコアプレイヤー寄りのコンテンツだ。一方で,1チーム24人が三つ巴(最大72人)で戦うフロントラインは,個々の負担が少ないこともあってか,これならばと楽しんでるプレイヤーが多いのだという。吉田氏としては,このフロントラインでPvP自体の楽しさを知ったプレイヤーが,いずれウルヴズジェイルで雌雄を決してくれることに期待しているそうだ。
そのためにも,いまはフロントラインに集中してPvPプレイヤーを増やしたいと話す。その後に,ウルヴズジェイルにランキングやリワードを追加していくなど,段階を踏んだアップデートを計画しているという。
なお,開発チームとしてはウルヴズジェイルやフロントラインを問わず,PvP側だけの数値調整やHotFixを,もっと細かく行いたいとのことだ。
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○オフラインイベント関連
10月18日のラスベガスを皮切りに,三か国で開催予定の新生FFXIVのファンフェスティバル。このイベントの内容についても少し明かされた。アメリカと東京は2日間(ロンドンは1日のみ)開催されるファンフェスは,それぞれの日程でイベントの内容が違うようで,2日間通してのファンフェスだと思ってほしいとのことだ。
注目のイベントの内容は,新生FFXIVの展開について報告する基調講演のようなものや,コスプレ大会などステージを使ったイベントのほか,フロアイベントでは突発的に会場内でリアルF.A.T.E.が発生したり,マウントベヒーモスを乗りこなそうといった企画も準備されているという。「丸一日新生FFXIVにどっぷり浸れるイベントをご用意します」と吉田氏は話していた。
12月20日,21日に行われる東京会場のチケットは,TGS近辺の日程で販売を予定しているとのことなので,参加したいファンは公式サイトやファンフェスティバル ティザーサイトを小まめにチェックして,チケットを買い逃さないようにしよう。
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「新生FFXIV」ファンフェスティバル ティザーサイト
オフラインイベントとしてはほかにも,プレイヤーから装備品などのデザインコンテストを開催してほしいという要望も投げかけられた。これについて吉田氏は,新生FFXIVの装備仕様はおそらく世界一レギュレーションがキツく,まともにやったらプロしか参加できないかもしれないとコメント。もしコンテンストをやるとしたら,デザインを募集してそのニュアンスを吸い上げる形にするか,仕様を公開した上でやるかのどちらかになるのではないかと話した。
これに対して視聴しているファンからは,両方やれば良いのではとのコメントが多く届いたようで,それを見た吉田氏は「1回やってみるのも良いかもしれない」との見解を述べていた。
また,好評を博した新生FFXIVのサウンドトラックに続き,音楽関連でも何か企画が進行しているようなので,そちらの発表も待ちたいところだ。
新生FFXIVを影で支えるリードプログラマー春日氏
新生FFXIVの開発スタッフに話を聞く「コアメンバーに聞く」のゲストは,新生FFXIVでリードプログラマーを務める春日秀之氏が登場した。ハドソン出身の春日氏は,旧FFXIVから引き続いて新生FFXIVに関わっていてるスタッフで,過去には,「ファイナルファンタジーXI」や「ダージュ オブ ケルベロス -ファイナルファンタジーVII」「ジャイロマンサー」などの作品に参加している。
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現在はリードプログラマーとして,新生FFXIVのエンジニア関連全部を見ている春日氏。設計が必要な箇所や案件として大きいものは,すべて一度春日氏を通っていて,スケジュール関連も決めているという。そのほかにも不具合調査や,新しいプラットフォーム対応などについての判断も行っているそうだ。
これをさらっと話した春日氏に対して吉田氏は,「彼はすべてのプログラムスタッフの能力を把握して,行程とコストを弾き出せる人なんです。こんな全範囲にわたって対応できるプログラマーは見たことないです」と絶賛。室内氏も新生FFXIVの土台を支える人だとコメントを付け加えた。
ちなみにプライベートでは,ルガディンのナイトで遊ぶ新生FFXIVプレイヤーでもある春日氏だが,ダンジョン中に「赤電」が鳴るとみんなに迷惑がかかるので,今は別のジョブをやっているという。この「赤電」というのは,もっともまずいエマージェンシーコールのことで,かかってくる筆頭が春日氏なのだとか。吉田氏も担当者ではあるものの,「(春日氏が)僕に鳴る前になんとかしようとしてくれるんです。報告がなくて逆に悪くなったことは一度もないです。本当にヤバいやつは,必ず連絡をくれるので」と話した。
そんな春日氏に向けられたプレイヤーからの質問や要望について,吉田氏のコメントも交えて紹介していこう。
ここ最近のレターLiveで定番の話題となっている,ハウジングエリアの空き地問題について,春日氏によれば(追加の)検討はしていて,あとは吉田氏がジャッジする段階なのだという。それについて吉田氏は,パッチ2.38で土地を増やし,個人宅も購入できるようになるが,どれぐらいの土地をいくつ足すのか最後のコスト出しをしているところだと話した。
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前回のレターLiveで挙がった質問に,Sランクのリスキーモブにプレイヤーが集まりすぎて,リスキーモブが表示されなくなるというものがあったのだが,今回も同様の質問が出ていた。それについて春日氏によれば,実はすでに対策をしていたのだが,何らかの原因で見えなくなる状況が続いているのだという。その原因は分かったとのことで,次のパッチで調整される予定だという。
「コアメンバーに聞く」のあとには,お知らせのコーナーが行われた。その中での注目は,間近に迫るTGSと,福岡F.A.T.E.の開催情報だ。
TGSでは,プレイアブルイベントとして真ラムウ討滅戦と,8vs.8vs.8のフロントラインイベントを実施。さらにステージでは出張プロデューサーレターLiveも行われるとのこと。新たな情報が飛び出しそうで,注目のステージになるだろう。
そして,オフラインイベント「FINAL FANTASY XIV: Full Active Time Event in FUKUOKA」が,2014年11月に開催されることが決定した。詳しい日時や場所,応募方法などは後日発表されるので,公式サイトをチェックしよう。
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「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」公式サイト
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- ライター:山口和則
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