ニュース
Corsairのゲーマー向けキーボードとマウス計3製品が国内発売決定。キーボードは「光るキー」を自由に選べるバックライト搭載
販売代理店想定売価は,K70が1万8980円前後,M95が9280円前後,M65が8280円前後となっている。
Vengeance K70
K70は,ヘアライン加工されたアルミニウム製のフレームを備える,フルキー仕様のワイヤードキーボードだ。掲載している写真はどれも英語配列だが,日本で販売される製品は英語配列モデルと日本語配列モデルの両方が用意されるという。
そんなK70でとくに注目したいのは,4段階で明るさを調整可能な赤色LEDバックライトだ。キー1つ1つに埋め込まれたバックライトが光る……というだけれであれば,とくに珍しくもないのだが,K70では,どのキーを光らせるか,ユーザーが選択できるというのが大きなポイントになっている。
キーボードの上部に用意された設定用ボタンを長押しして「光らせるキーの選択モード」に入り,そこで光らせたいキーを1つ1つ押していけば設定完了。その後,バックライトを光らせると,そのキーだけが光るという仕掛けだ。解説ムービーが公開されているので,興味のある人はチェックしてもらえればと思うが,ゲームで使うキーだけ光らせるといったカスタマイズができる点に惹かれる人は多そうである。
[W/A/S/D]キーとフルキーの[1〜6]キーも一風変わっていて,内側にやや傾斜した独自の形状と,滑り止め加工を施した赤いキートップが装着されている。他のキーと同じタイプの交換用キートップや交換道具も付属しているので,好みに合わせて交換できるとのことだ。
背面側には,レポートレートを125/250/500/1000Hzの4段階で切り替えるためのスライドスイッチを用意。USB 2.0ポートを手前側に引き出す機能も備えている。
[W/A/S/D]キーと[1〜6]キーは,他のキートップと形状や加工が異なるキートップを採用する |
背面にはレポートレートを4段階に切り替えるためのスライドスイッチを装備。その横にはUSB 2.0ポートが1つある |
約1万9000円という想定売価は安価とはいえないが,機能だけでなく見た目にも凝ったキーボードが欲しいなら検討に値するだろう。
Vengeance M95,Vengeance M65
M95は,2011年11月に国内販売を開始したMMO向けマウス「Vengeance M90」(以下,M90)を,M65はFPS向けマウス「Vengeance M60」(以下,M60。関連記事)を,それぞれリニューアルした製品だ。
Vengeance M95。本体カラーはBlackとWhiteの2色を用意している |
まずはM95から見てみよう。M90と比較したスペック上の違いは,内蔵するセンサーにPixArt Imaging(旧Avago Technologies)製のレーザーセンサー「ADNS-9800」を採用したことにより,最大解像度をM90の5700DPIから,8200DPIへと引き上げた点にあるとされている。
また,左右メインボタンに高耐久を売りとするオムロン製スイッチを採用する点は同じだが,MM90で「800万回以上のストロークに耐える」と謳われていたところが,M95では「2000万回以上」に変わっている点も大きな違いといえそうだ。
●Vengeance M95の主なスペック
- 基本仕様:レーザーセンサー搭載ワイヤードタイプ
- ボタン:左右メイン,センタークリック機能付きスクロールホイール,左サイド×9,左メイン脇に×2,スクロールホイール手前×1
- トラッキング速度:未公開
- 最大加速度:未公開
- フレームレート:未公開
- 画像処理能力:未公開
- トラッキング解像度:最大8200DPI
- レポートレート(ポーリングレート):125/250/500/1000Hz
- データ転送フォーマット:未公開
- リフトオフディスタンス:未公開
- 本体サイズ:73(W)×120(D)×50(H)mm
- 重量:145g
- マウスソール:未公開
- ケーブル長:約2m
- 対応OS:Windows 8・7・Vista・XP
もう1つのマウスであるM65は,M60のセンサーやスイッチをM95と同じ仕様にアップグレードしたうえで,新たにM95と同じく本体内にフラッシュメモリを内蔵し,マクロ登録や切り替えを可能にしてきたのが特徴だ。
また,M60ではボディーカラーが黒1色しかなかったところを,M65では3色のカラーバリエーションが用意されるようになった。
一方で,計8個のボタンを備えた右手専用の形状,押している間だけDPIを下げる[スナイパー]ボタンの装備,剛性の高さを謳うアルミ製のフレーム採用と,錘(おもり)による重さの調整機能といった特徴は,すべてM60から継承している。
左側面に装備された赤い[スナイパー]ボタンは,押している間だけ設定した値までDPIを下げる精密操作用のボタンだ |
本体底面には3つの穴があり,それぞれに錘を装着できる。錘の総重量は約20g程度とのこと |
従来のM60とM90は,方向性が異なるマウスだったが,同じ仕様のセンサーやスイッチ,フラッシュメモリを搭載したことにより,新しいM65はM95から,ボタンを減らした下位モデル,という側面が強くなったように思える。M95ほどのボタン数は必要ないという人には,M65は適当な選択肢になるのではないだろうか。
●Vengeance M65の主なスペック
- 基本仕様:レーザーセンサー搭載ワイヤードタイプ
- ボタン:左右メイン,センタークリック機能付きスクロールホイール,左サイド×3,スクロールホイール前後×2
- トラッキング速度:未公開
- 最大加速度:未公開
- フレームレート:未公開
- 画像処理能力:未公開
- トラッキング解像度:最大8200DPI
- レポートレート(ポーリングレート):125/250/500/1000Hz
- データ転送フォーマット:未公開
- リフトオフディスタンス:未公開
- 本体サイズ:78(W)×120(D)×40(H)mm
- 重量:140g(ウェイト含む)
- マウスソール:PTFE
- ケーブル長:約2m
- 対応OS:Windows 8・7・Vista・XP
Vengeance K70 製品情報ページ
Vengeance M95 製品情報ページ
Vengeance M65 製品情報ページ
- 関連タイトル:
Corsair Gaming(旧称:Vengeance Gaming)
- この記事のURL: