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[TGS 2011]「BURST」からのデータ連動要素も!「GOD EATER 2(仮)」発表会の詳細をレポート
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印刷2011/09/16 04:53

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[TGS 2011]「BURST」からのデータ連動要素も!「GOD EATER 2(仮)」発表会の詳細をレポート

 昨日(9月15日),東京ゲームショウ2011にて発表されたバンダイナムコゲームスの新作「GOD EATER 2(仮)」PSP)。「GOD EATER」とそのパワーアップ版「GOD EATER BURST」に続く,待望のナンバリング最新作となる本作について,先にお伝えした記事に続き,発表会で明らかになった新要素について詳しくレポートしよう。

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「GOD EATER 2」公式Webサイト

関連記事:[TGS 2011]「GOD EATER 2」が2012年に発売決定。新世代のゴッドイーター達が新たな武器「ブーストハンマー」「チャージスピア」を手に神々に挑む


富澤祐介氏
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 今回の発表会ステージには,シリーズのプロデューサーを務める富澤祐介氏が“赤い腕輪”を付けて登壇。「GOD EATER 2」の話題の前に,まずはシリーズの特徴を簡単におさらいした。
 富澤氏が挙げるシリーズの特徴は,大きく分けて2つ。1つは「自由自在に立ち回り,攻撃し続けられるハイレスポンスで爽快なアクション」。もう1つは「自らが主人公となって,個性的な仲間と共に活躍するストーリー体験」である。
 さらに,この2大特徴をサポートする要素として「上達しながら主人公に感情移入できるミッション構造」と,「1人でもマルチプレイ気分が味わえるNPCの存在や,アバターによるマルチプレイ補助機能」が存在するとのこと。「2」の開発にあたり,富澤氏はGOD EATERがユーザーに支持されたポイントをこのように整理し,スタッフ間であらためて共有したのだという。
 また富澤氏はここで,シリーズのプレイヤー層に関するデータを公開した。まず,売上本数は初代「GOD EATER」が64万本,「GOD EATER BURST」が50万本弱で,合わせて約110万本にも及び,ユーザー数は約60万人となる。その内訳を見ると,キャラクターや物語に魅力を感じている層と,マルチプレイを中心とするアクションに魅力を感じている10代〜20代前半ユーザーが,それぞれ約25万人ずつおり,残りの10万人は,昔からゲームに慣れ親しんでいる20代〜30代のユーザーであるそうだ。

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 さて,こうしたシリーズの特徴やユーザー層を念頭に置いて開発が進められている「GOD EATER 2」は,果たしてどういった作品なのか。ここでいよいよ,今作のPVが初披露された。
 PVの中では,今作の主人公が属する部隊「ブラッド」の面々が,新たな武器「ブーストハンマー」や「チャージスピア」を使用し,アラガミ「マルドゥーク」に挑む様子が描かれていた。また,従来のアニメ調のキャラクターデザインとは打って変わって,今回のPVに登場するキャラクターは,よりリアルなデザインとなっているのも大きな特徴だ。

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吉村 広氏
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 ここでシリーズのディレクターを務める吉村 広氏が登壇し,富澤氏とともに今作の新要素を順番に紹介していった。

 まずは,前作から3年後の世界で主人公が所属している新部隊“ブラッド”について。吉村氏によると「特殊な能力を持ったゴッドイーターを集めた少数精鋭の部隊」であるらしく,腕輪の色も,従来のものとは赤と黒が反転している。この腕輪には,なにか秘密が隠されているようなこともほのめかしていたが,詳細はまだ不明だ。

 続いて,キャラクターグラフィックスの表現力の向上についても触れられた。今作では,プレイヤーが感情移入できる要素を強化するために“フェイシャルモーション”の技術を取り入れているそうだが,今回のPVで公開されたリアル調のキャラクターモデルは,あくまでそのイメージを表現するためのものであるらしい。そのため,吉村氏は「ファンの意見を参考に良いバランスを見つけていきたい」と述べ,実機上でのキャラクター表現については,従来のアニメ調のものからかけ離れたものにならないよう検討しているそうだ。

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 PVの中でもひときわ目立っていた新たな神機「ブーストハンマー」「チャージスピア」は,いずれもこれまでの神機とはひと癖もふた癖も違った特徴を持っている。
 「ブーストハンマー」は見るからに重厚感溢れる武器だが,先端部分が変形してブーストを放つことにより,見違えるほどの猛スピードで攻撃できるらしい。ブーストのON/OFFでまったく違った特徴の武器になるため,テクニカルな操作が要求されそうだ。
 「チャージスピア」のポイントとなるのは“溜め”の動作で,槍の特徴を活かした直線的な攻撃が可能。変形した状態で“溜め”るとリーチが伸びるため,相手の部位を狙って攻める際にはとくに役立ちそうだ。
 なお,従来の神機ももちろん健在で,いずれもその特徴を活かした改良がなされているらしい。

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 また,PVの中で新神機と同様に目立っていたのが,新アラガミの「マルドゥーク」だ。イヌ科の動物に似たフォルムだが,頭から生えた赤い触手や,ゴツゴツとした大きな前脚が非常に印象的である。この前脚はスタッフの間では“ガントレット”と呼ばれているらしく,攻撃の際にはガバッと変形するらしい。
 「マルドゥーク」はこれまでにない“感応種アラガミ”という種族らしく,いわばアラガミのリーダー格にあたる存在であるようだ。前作ではゴッドイーター同士が“感応”によって影響を与え合っていたが,今作ではアラガミ同士でも“感応”をするらしい。感応種が一体いるだけでも戦況に大きな影響を及ぼすことになるため,感応種をいかに迅速に撃破するか,プレイヤーの戦略が大きく要求されそうだ。

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 ちなみに,今回のバンダイナムコゲームスのステージには,裸眼立体視に対応したモニターが設置されている。このモニターには,今作の男女の主人公や,新神機,さらには等身大のマルドゥークまでもが登場。
 ここでは,富澤氏と吉村氏が揃って女主人公の足元で屈んでみたり,富澤氏が神機を構えてマルドゥークと対峙したりと,遊び心に富んだ演出がみられた。

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 今作で登場する新フィールドのイメージボードも紹介された。GOD EATERのフィールドは荒れ果てた廃墟が多いが,新フィールドでは「綺麗だけど悲しい」というイメージを強めているそうだ。

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 ゲームシステム部分での改良点としては,過去作のプレイヤーから上がっていた「ストーリーは自分のペースでじっくりと楽しみたい」「マルチプレイ時には相応のやり応えとメリットがほしい」という要望に応え,今作では“マルチプレイ推奨ミッションルート”が新設されている。これにより,みんなで遊ぶときにはマルチプレイ推奨ミッションで良い素材を獲得し,1人で遊ぶときにはじっくりとストーリーを進める,といったプレイスタイルが可能となる。もちろん,従来どおりストーリーミッションにマルチプレイで挑戦することも可能である。

 また,マルチプレイにおける新システムとして「エンゲージシステム(仮)」が登場している。これは,ミッション中に他のPCやNPCに“エンゲージ申請”を行い,それが受諾されることで,2人のリソースゲージを合算・共有できるというもの。
 たとえばOPを2人で共有した場合なら,片方のプレイヤーが近接攻撃でOPを溜めることで,もう一方のプレイヤーがそのOPを使っての遠距離攻撃に専念できるわけだ。また,OPゲージの最大値が2倍になるため,これまで以上に消費OPの大きなバレットを作成するといったことも可能となる。戦況に応じてエンゲージを切り替えれば,より幅広い戦略をとれるはずだ。

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 「2」発売に向けての展開としては,まず,3年後の世界における前作のキャラクターの姿を描くコミック版が「電撃マ王」誌で連載されるそうだ。このスライドに映されたラフ画はもしや,前作のあの人物の3年後だろうか……?
 また,アリサの1/7フィギュア化計画が進行中らしく,立体化のために板倉耕一氏が描き下ろしたイラストが本邦初公開された。

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 なお9月15日は,前作「GOD EATER BURST」のPSP the BESTの発売日でもあるが,なんとここで,「GOD EATER BURST」から「GOD EATER 2」へのデータ連動要素が用意されていることが明かされた。具体的にどういった部分で連動するのかは不明だが,前作を未プレイの人や,前作を途中までしかプレイしていないという人は,「2」の発売までに「BURST」をコツコツとプレイしておいたほうが良さそうだ。
 さらに同日,GOD EATERシリーズファンのポータルサイト「GE COMMUNITY」と,「GOD EATER 2」の公式サイトが同時オープンされた。
 GOD EATERシリーズの開発陣は,これまでもプレイヤーの意見や要望に耳を傾けてきたが,この「GE COMMUNITY」においても,そういった形で意見を募りたいと考えているらしく,富澤氏は「ぜひ積極的に書き込んでいただきたい」と述べた。

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 最後に,シリーズのファンに対するメッセージとして,吉村氏は「これまでのシリーズは駆け抜けながら作ってきました。ですが,『GOD EATER 2』に関しては,一度しっかり立ち止まり,『ユーザーが何を求めているのか?』『GOD EATERの魅力はどこにあるのか?』と考え抜きました。今回お見せしたのは,そのほんの一部になっています」と,さらなる新情報に期待をもたせるコメントを述べた。
 また,富澤氏は「今回のPVは,あくまで今回のキャラクター表現について想像を膨らませてほしい,という想いを込めたコンセプチュアルな映像です。アニメ的なキャラクター表現を期待して『GOD EATERは変わっちゃったんじゃないかな?』と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが,心配していただく必要はまったくありません」と断言。
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 前作のアニメーションパートはufotableが制作を担当して好評を博したが,今作のアニメパートについて富澤氏は「オープニングについては10月の『マチ★アソビ』にて紹介いたします」と述べた。「マチ★アソビ」といえば,ufotableの徳島スタジオが主催するアニメイベントである。ということは,今作のアニメーションを手がけるのもやはり……?

 このように,盛り沢山な新要素が一挙に紹介された今回の発表会。しかし,富澤氏や吉村氏の話しぶりから察するに,今作にはまだまだサプライズが用意されていそうだ。GEファンは,新情報の公開を気長に待ちつつ,「GE COMMUNITY」を通じて,今作に対する要望をどんどんスタッフへと送り届けてみてはいかがだろうか。

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