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印刷2011/10/21 14:00

イベント

今年は3D立体視とKinectに注目。「DIGITAL CONTENT EXPO 2011」が10月22日まで開催中。国際3Dアワード2011では「FF13」が部門賞を受賞

 2011年10月20日〜22日の期間,東京・お台場の日本科学未来館で「デジタルコンテンツ EXPO 2011」(DIGITAL CONTENT EXPO 2011,以下DC EXPO 2011)が開催されている。
 このイベントは,経済産業省とデジタルコンテンツ協会が主催しており,CGや3D立体視,VR(仮想現実),AR(拡張現実)といった,各分野の最新技術を利用したデジタルコンテンツ/アートが展示されている。また,これらに関連したさまざまなシンポジウム/セミナーも開催されている。

「デジタルコンテンツEXPO2011」公式サイト


開催日時 2011年10月20日(木)〜22日(土) 10:00〜17:00
開催場所 日本科学未来館 1階 企画展示ゾーン他
参加費 無料 ※一部プログラムでは受講料等が必要
参加方法 一部事前申込み
主催 経済産業省、財団法人デジタルコンテンツ協会
共催 日本科学未来館

日本科学未来館
住所:東京都江東区青海2-3-6
開館時間:10:00〜17:00
休館日:毎週火曜日


スクウェア・エニックス 野末武志氏
 開催初日となる10月20日には,「第1回 国際3Dアワード2011 Lumiere Japan」の表彰式が実施された。これは,国際3D協会 日本部会が,日本国内において劇場/イベント/放送などで,これまでに発表された3D映像コンテンツをさまざまな観点から審査し,優れた作品を表彰するというものだ。
 ゲーム関係では,スクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジーXIII」の3Dシネアドが,シネアド部門賞として選出された。
 登壇したスクウェア・エニックスの野末武志氏は,同社ではリアルタイム3D映像の制作を手がけてきたが,このシネアドでは劇場サイズに合わせる点に非常に苦労したと述べ,協力してくれたソニーPCLの石川智太郎氏をはじめとするスタッフに感謝の意を表していた。
 なお,栄えある第1回グランプリに輝いたのは,ソニーPCLが手がけた「A3D ayumi hamasaki ARENA TOUR 2009 〜A NEXT LEVEL〜」。表彰作品一覧は以下のとおりだ。


■劇場映画部門
攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D

■シネアド部門
FINAL FANTASY XIII 3Dシネアド

■イベント・展示部門
3D Sony Aquarium 2008

■テレビ部門:スポーツ
日テレG+LIVE IN 3D 「巨人 vs 広島」

■テレビ部門:音楽
倖田來未ライブ 3D 生中継 Dream music park in YOKOHAMA STADIUM

■テレビ部門:アニメーション
ヒピラくん

■テレビ部門:紀行・ドキュメンタリー
THE世界遺産3D GRAND TOUR 古都京都の文化財

■テレビ部門:番組シリーズ
Panasonic 3D Music Studio

■テレビ部門:ドラマ
TOKYOコントロール 東京航空交通管制部

■特別賞:震災ドキュメンタリー
3D東日本大震災〜津波の傷跡〜

■特別賞:モバイル3Dコンテンツ
東北2011 魂の祭 〜笑顔で泣く〜

■Lumiere Japan 2011 グランプリ
A3D ayumi hamasaki ARENA TOUR 2009 A 〜NEXT LEVEL〜

 ここからは,DC EXPO 2011の会場に出展されていた展示物の中から,いくつかピックアップして紹介しよう。

「PRIMA: 複数Kinectを用いた異時間インタラクションシステム」

 東京大学 廣瀬・谷川研究室が出展した「PRIMA: 複数Kinectを用いた異時間インタラクションシステム」では,Kinectを利用して空間記録と3次元再構成を実現するシステム「PRIMA」のデモが行われていた。
 会場では4台のKinectを使って,人物や大型サイコロなどのオブジェクトを全方位から3Dデータとして取得し,ディスプレイに表示する様子が実演されていた。また,こうしたデータをサーバーに記録しておき,現在のデータと重ね合わせることも可能だ。
 その場には存在しない過去の来場者がデモを実演している空間に入り込んでいくような,ちょっと不思議な体験ができる展示だ。

花といきもの立体図鑑

「触って遊べる3Dディスプレイ」

 NTTドコモからは,「触って遊べる3Dディスプレイ」が出展されており,会場では,3D立体視の映像を“触る”というデモが体験できた。
 具体的にどのようなものかというと,3Dディスプレイに表示されている恐竜をペンデバイスでなぞると,ペン先の部分では恐竜の骨格が透けて見える。これは,3Dディスプレイに内蔵された赤外線センサーがペンの位置を検出するという仕組みで実現している。
 また,しばらくすると恐竜が怒り出し,体験者を攻撃してくるのだが,その様子は3D立体映像による視覚だけでなく,ペンデバイスで攻撃を受ける“力覚”を得ることで,“触る”感覚を表現している。
 こちらは,ペンデバイスに磁石が取り付けられていて,ペン先位置に立体映像を表示させると同時に,3Dディスプレイ背面に配置したコイルに電流を流して磁界を発生させることで,ペンデバイスに対して反力を与えているという仕組みだ。

花といきもの立体図鑑

「立体視(S3D)コンテンツの評価システムと表現技術」

花といきもの立体図鑑
「DepthChecker」。視差や奥行きを手軽かつリアルタイムにチェックできるシステムだ
花といきもの立体図鑑
普通に観ると2D映像だが,専用メガネをかけると3D映像になる。3Dメガネをかけている人といない人が,同じ映像を同時に楽しめるというわけだ
 クオリティ エクスペリエンス デザインは,「立体視(S3D)コンテンツの評価システムと表現技術」と題して,2種類の技術を出展していた。
 「DepthChecker」は,立体視(S3D)コンテンツを手軽かつリアルタイムにチェックできるシステム。撮影現場などで,視差や奥行きの視差角を確認できる評価技術で,視差が離れ過ぎていたり,奥行きが出過ぎていたりするケースを,色によって指摘してくれる。
 表現技術のほうは,定量的な視差角分布の管理ツールと,人間の知覚特性の観点による表現手法などを用いて2D映像を3D映像に変換するデモが行われていた。
 簡単に説明すると,3Dメガネをかけている人といない人が,同じ映像を同時に楽しめるというもの。2D映像のうち視聴者が注目する部分に集中して3D効果を施すという仕組みで,専用メガネをかけている人は3D立体視で,それ以外の人は2Dで同じ映像を楽しむことができる。

 そのほか,過去の映像作品の3D立体視化や,自然な裸眼立体視を実現する技術のデモも行われていた。3D立体視変換のデモでは,注目を集める“人物”に3D効果を施す一方で,背景はほぼ2Dのままにしてあるとのこと。自然な裸眼立体視を実現する技術デモでは,複数の映像を組み合わせることで,ディスプレイの正面からでなくとも,きちんと立体に見えるようになっている。

「普通の液晶ディスプレイと市販のフライアイレンズを用いたインテグラルフォトグラフィ」

 神奈川工科大学 谷中研究室は,「普通の液晶ディスプレイと市販のフライアイレンズを用いたインテグラルフォトグラフィ」と題して,「拡張フラクショナルビュー」による裸眼立体視のデモを行っていた。
 従来,インテグラルフォトグラフィは,液晶ディスプレイの上に昆虫の複眼のような「フライアイレンズ」を重ねることで裸眼立体視を実現してきたが,ディスプレイの解像度に合わせてレンズを設計しなければならないという課題を抱えていた。
 しかし,拡張フラクショナルビュー方式では,特殊な凸レンズを通して撮影することにより,どのような液晶ディスプレイであっても汎用のフライアイレンズを使った裸眼立体視を実現できるというわけである。

「拡張フラクショナルビュー」のデモ。写真左のカメラと被写体の間にある特殊な凸レンズがキモとなっている
花といきもの立体図鑑


花といきもの立体図鑑
任天堂はニンテンドー3DSと「花といきもの立体図鑑」を出展していた。もちろん,裸眼立体視を体験できる
花といきもの立体図鑑
ソリッドレイ研究所は,大型マルチタッチディスプレイ「DuoTouch+」を出展。フレーム上部2か所に内蔵したセンサーで,タッチした部分を検出している
JVCケンウッドは「リアルタイム2D/3D変換器」などを出展。文字どおり,2D映像をリアルタイムで3D映像に変換する。主に業務用を考えているとのこと
花といきもの立体図鑑
アジア地域の優れたCGアートを展示する「ASIAGRAPH CGアートギャラリー」には,特別公募された「ロックマン」のコーナーも設けられていた

 DC EXPO 2011は,10月22日まで開催している。今回紹介した以外にも,さまざまな出展がなされているので,興味を持った人は,ぜひ開催期間中に日本科学未来館に足を運んでほしい。

「デジタルコンテンツEXPO2011」公式サイト


  • 関連タイトル:

    花といきもの立体図鑑

  • 関連タイトル:

    ファイナルファンタジーXIII

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