［E3 2011］“最高のFPS”の続編の実機デモが公開に。期待が高まるばかりの「Call of Duty: Modern Warfare 3」

　現地時間2011年6月6日，Activision Blizzardは，Microsoft主催の「Xbox 360 E3 11 Media Briefing」にて，Call of Dutyシリーズの最新作「Call of Duty: Modern Warfare 3」（以下CoDMW3）の実機デモを披露した。

　Media Briefing最初の紹介タイトルとなったCoDMW3の実機デモは，「コントローラが接続されていません」というジョークからスタート。会場を笑いに包むと，シーンは特殊部隊員たちが潜水する場面に切り替わった。ここでは個人用の潜水艇のような乗り物で海中を進んでいたが，速度計など細かい部分まで描写されており，グラフィックスも非常に美しい。


　しばらく進んだところで，ターゲットの潜水艦を発見し爆薬を設置。何らかの装置を破壊し，動きを封じたところで海面に出ると，ニューヨーク・マンハッタンの巨大ビル群が目の前に広がっていたのだが，そこは攻撃を受け，至るところから煙が上がっていた。アメリカ本土が攻撃されているという非常事態に陥っているわけだ。


　さてここで特殊部隊員たちは，潜水艦への潜入を開始する。ここで初めて銃撃戦のシーンが映り，アサルトライフルの照準を合わせ，次々と敵を倒していく場面が描かれる。ムービーを見た限り，従来シリーズと同様の軽快なシューティングを楽しめそうな印象だった。
　最終的には司令室を制圧するのだが，ここではドアを爆破し室内に突入する際，画面がスローモーションとなり，確実に狙いを定めつつ敵を撃ち倒していくという，映画的ともいえる演出がなされていた。その後，隊員2人が同時に自爆装置を起動し脱出。隊員たちはゾディアックボートで撤退していった。


　シーンが再び海上に戻ると，そこには艦船や追撃してくる敵のボートのほか，空には戦闘機が飛んでおり，物々しい状況となっていた。脱出の途中には追撃してくるボートとの銃撃戦が発生し，派手な爆発エフェクトが確認できたほか，海上にあるオブジェクトを利用してジャンプするなど，ダイナミックなアクションシーンも披露された。最後は待ち構えていたヘリコプターにボートごと乗り込み脱出し，ステージクリアとなった。

　CoDMW3の舞台はアメリカだけでなく，イギリスやドイツなどの都市も戦場となるらしい。はたしてアメリカ以外の舞台では，どのような戦闘が繰り広げられるのだろうか。この，最高の販売実績を誇るFPSシリーズの最新作は，海外では2011年11月8日に発売される予定だ。さらなる新情報の公開を楽しみに待ちたい。