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Acer,4K+HDR+144Hz対応の液晶ディスプレイなど多数のゲーマー向け製品を海外イベントで発表
なお,いずれの製品も国内発売に関する情報は明らかになっていないが,イベントの特設Webページは日本語表示に対応しているので,国内展開に期待してもいいのではなかろうか。
4K+HDR+144Hz対応のゲーマー向け液晶ディスプレイ
Predator X27
ゲーマー向け新製品の目玉といえるのが,新しい液晶ディスプレイ「Predator X27」である。
Predator X27は,27インチサイズで解像度3840×2160ドット,最大輝度1000nitでHDR表示が可能な量子ドット液晶パネルを採用し,最大垂直リフレッシュレート144Hzに対応する,贅沢な仕様の製品である。NVIDIAのディスプレイ同期技術「G-SYNC」に対応し,本体額縁の下にTobii Technology(以下,Tobii)視線追跡デバイスを標準搭載する点も特徴となっている。
4KとHDR表示,垂直144Hz対応のゲーマー向け液晶ディスプレイとしては,
誰もが買えるような価格にはならないと思うが,国内展開が待ち遠しい液晶ディスプレイと言える。
Predator Z271UV
Acerからはもう1製品,湾曲型液晶パネルを採用するゲーマー向けディスプレイ「Predator Z271UV」という製品も発表された。メーカー想定売価や発売時期は未発表である。
Predator Z271UVは,27インチサイズで解像度は2560×1440ドット,曲率1800R(※半径1800mmの円を描くカーブ)の液晶パネルを採用する製品だ。最大垂直リフレッシュレートは165Hzで,G-SYNCにも対応するとのことである。液晶パネルの方式は明らかになっていないのだが,1msの応答速度を謳っているので,常識的に考えると,TN方式のパネルを採用している可能性が高そうである。
また,本製品もTobiiの視線追跡デバイスを標準搭載するとのこと。2017年のAcerは,視線追跡デバイスの採用を広く推し進めていくようだ。
Predator Triton 700
Predatorブランドの新型ゲームPCで,今回の目玉と言えるのが,ノートPCの「Predator Triton 700」である。厚さ約18.9mmという薄型ボディの採用と,独自設計の空冷ファン「AeroBlade 3D」を2基採用することによる優れた冷却性能により,高い性能を引き出せるという。
ただ,肝心の搭載GPUやCPUについて,Acerは詳細を明らかにしておらず,GeForce GTX 10シリーズのGPUと,第7世代Coreプロセッサを採用することしか判明していない。
北米でのメーカー想定売価は2999ドル(約33万3630円)となっているので,相当に人を選ぶ製品であるのは間違いなさそうだ。
Predator Helios 300
Predatorブランドからはもう1機種,新型ノートPC「Predator Helios 300」も発表となった。Acerによるクロックアップを施したノートPC用“GeForce GTX 1060”(※グラフィックスメモリ容量未公開)または「GeForce GTX 1050 Ti」をGPUに採用する製品だ。
17.3インチIPS液晶パネルを採用するモデルと,15.6インチIPS液晶パネルを採用するモデルの2種類がラインナップされており,メーカー想定売価は17.3インチモデルが1399ドル(約15万5635円)から,15.6インチモデルは1299ドル(約14万4510円)からとなっている。
そのほかにも,イベント内でAcerは,Microsoftの仮想現実(以下,VR)および拡張現実(Augmented Reality)向け技術「Windows Mixed Reality」(旧称:
これらHMDの発売時期や価格は明らかになっていない。
Acerの「2017 Next@Acer」イベントページ
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