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「ファンタシースターオンライン2」の最新情報が公開。PS Vita版のプレイも披露された「ファンタシースターオンライン2放送局 出張版」レポート
最初の「PSO2 アップデート情報局」コーナーでは,PC版PSO2にて1月から順次実施されている冬の中規模アップデート「勇気ある先導者」の,今後の展開が明らかにされた。同アップデートのトレイラー第2弾の上映に続いて紹介されたのは,新スクラッチ「リリーパワンダーキャラバン」だ,このスクラッチには,東京ゲームショウ 2012のアンケートにて要望が多かったという「リリーパスーツ」や,砂漠をイメージしたオリエンタルな雰囲気のコスチュームが含まれるという。
また新種の輝石が追加され,「輝石錬成ショップ」にて従来の武器と組み合わせると,☆10武器が手に入ることや,2月下旬には,新たなインタラプトイベント「リリーパ族への伝言」が配信となることが明かされた。このイベントは,リリーパ族がジェスチャーで表現したことを,プレイヤーがロビーアクションを駆使して伝播していくという,これまでのイベントとは一風変わった内容となる。
さらに,上級プレイヤー向けの高難度コンテンツ「アドバンスクエストシステム」が登場することも判明。同コンテンツはシングルパーティ専用で,最大4人で戦うこととなる。
アドバンスクエストの受託には,専用アイテム「アドバンスカプセル」が必要となる。このカプセルは,基本的にクエスト中のドロップアイテムとして入手することとなるが,ゲーム内通貨でも購入できる。酒井氏は,「クエスト受託時,カプセルの数が少し足りない場合に購入するようなイメージ」と話していた。
なお,アドバンスクエストの第1弾では「砂漠」「森林」「火山」の3種類が配信されるが,たとえば森林では,火山のアドバンスカプセルがドロップするなど,違うエリアのアドバンスカプセルが手に入る仕組みになっているそうだ。
また,アドバンスクエストにはレベル56以上のエネミーが登場するが,クリアしていくと「アドバンスリスク」が上がり,登場するエネミーのレベルが上がっていく。その一方で,エネミーがドロップするアイテムのグレードが高まることにも期待できるので,腕に自信のあるプレイヤーはぜひ挑戦したいところだ。
ちなみにアドバンスリスクは,週1回,リセットされるので,もしエネミーが強すぎて手に負えない状態になってしまっても,調整できるとのことである。
続いて,「勇気ある先導者」の第3回アップデートにて行われる,各種バランス調整や,仕様改善が説明された。まず,PlayStation Vita版のサービスインに合わせ,レベル30までのバランス調整がなされる。具体的には,クライアントオーダー発生のタイミングや獲得経験値に調整が加わり,よりプレイヤーキャラクターの育成がやりやすくなるとのことだ。
さらに,ストーリー進行に関わる「捜索可能マター」の,同時複数検索ができるようになることが明かされ,発表済みの「ハンター」の戦闘バランスが調整されることもあらためて告知された。なお,今回のハンターの調整は,前衛職全般の調整の第一歩とのことなので,今後の展開にも注目したいところである。
そのほか,プレミアムセットのサービス追加や見直し,「エステチケット」にやり直し時間を付与するなど,利便性の向上にまつわる改善がアナウンスされたが,さらなる情報が,PSO2のプレイヤーズサイトにて公開されるとのことだ。
番組では,2月末より実施予定のアップデート「共に歩む者」の一部も公開された。このアップデートで登場する新ボス「クローム・ドラゴン」は,PS Vita版先行登場となっているが,酒井氏によれば,サーバーのPS Vita専用ブロックだけでなく,ほかのブロックにも登場する可能性があるとのことだ。
また,パーティメンバーなどに,すでにPSVita版でクローム・ドラゴンに遭遇したプレイヤーが存在する場合,一緒にプレイしたPC版プレイヤーにも,同ドラゴンの登場するインタラプトイベントが追加されるという。
新たなストーリークエストは,PC版とPS Vita版とで実装順序が異なり,PC版では外伝「アークス戦技大会!」が先行実装。名称からPvPコンテンツを想像する人もいるかもしれないが,実際は戦技大会にまつわるストーリーが展開する。一方,PS Vita版には,第9章「最初の決別」が先行実装となる。この新章には,新キャラクター「クーナ」が登場する。
そのほか,ACスクラッチ「ユニバーススターコレクション」には,“ユニバース”というキーワードから連想される集団の制服が登場するとのことである。
次のコーナーでは,「ファンタシースターオンライン2放送局」本編にて進行している,「キャラボイス実装企画」の進捗が報告された。この企画は,番組出演者が演じるボイスを,PSO2に実装するというもの。すでに収録を終えたとのことで,番組では,収録現場の模様が披露された。これらのボイスは春頃に無料配布される予定で,具体的な配布手段は追って公開される。
番組の後半は,PS Vita版のディレクターを務める菅沼 裕氏を迎え,2月28日にサービスインとなる,PS Vita版PSO2が紹介された。1月15日から26日にかけて実施された,PS Vita版のクローズドβテストには,約4万5000人が参加し,そのうち約65%が新規プレイヤーであったという。
このCBTにて寄せられた要望をもとに,サービスインのタイミングで調整される予定の項目も発表された。具体的には,3G回線への対応や,PS Vita本体のスリープによって発生する回線切断への対策,ショートログの実装やチャット周りのインタフェースの改善などが挙げられた。ちなみに「ヒューマンタイプ女性の胸が揺れるように」という改善(?)は,菅沼氏いわく「同日発売のゲームタイトルに対抗すべく」行うそうである。
またサービスイン後のアップデートでは,キーカスタマイズやロックオンターゲットの切り替え,右アナログスティックのカメラ操作の速度調整,チャットのコピー&ペースト,UI表示を消去したスクリーンショット機能の改善などが順次行われる予定だ。
このあと番組では,出演者達がPS Vita版をプレイすることに。ここでは,タッチパネルを使った操作,新武器やスクラッチ「リリーパワンダーキャラバン」のコスチューム,サービスイン時の改善項目に挙げられた新たなログ表示/チャット入力システムなどが披露された。
またPS Vita版の独自機能である「キャラクターポートレート」も紹介された。この機能は,PS Vita本体のカメラ機能を使用して,PSO2のキャラクターを写真に合成できるもの。当初はゲームのデフォルトキャラクターだけだが,ゲーム内で「ビジフォン」に登録することで,自分自身のプレイヤーキャラクターを加えることもできるという。
エンディングでは,菅沼氏が,PS Vita版PSO2がオンラインRPGの新しい姿を提供すると述べ,ぜひサービスインに期待してほしいと意気込みを述べた。また酒井氏は,PSO2の掲げる“境界を超えるRPG”がようやく実現するとし,PS Vita版PSO2は“RPGの未来”を提示するものであると表現して,番組を締めくくった。
「ファンタシースターオンライン2」(PC)公式サイト
「ファンタシースターオンライン2」(PS Vita)公式サイト
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ファンタシースターオンライン2
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