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2024年のMSIは,Core Ultra搭載ノートや有機ELディスプレイに注力。新製品をまとめて紹介
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印刷2024/01/31 20:46

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2024年のMSIは,Core Ultra搭載ノートや有機ELディスプレイに注力。新製品をまとめて紹介

 MSIは,2024年1月上旬に行われたCES 2024に合わせて,ゲーマー向け製品を製品多数をまとめて発表した。目玉製品の1つである携帯型ゲームPC「CLAW A1M」は,すでに西川善司氏のレポートを公開済みだが,そのほかにもゲーマー向けノートPCやディスプレイ,PCパーツなど魅力的な新製品を多数披露していたので,まとめて紹介したい。

CLAW A1M
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 展示の半分を占めるゲーマー向けノートPCは,CPUにIntelの「Core Ultra」や第14世代Coreプロセッサ,AMDの「Ryzen 8040」シリーズといった最新プロセッサを搭載するのが見どころだ。Core UltraやRyzen 8000シリーズは,いずれもAI処理用のアクセラレータであるNPU(Neutral Processing Unit)こともあってか,MSIブース全体で「AI」を強く押し出す展示となっていた。

 Core Ultra搭載製品の最上位に位置するのは,18インチ級の薄型ノートPC「Stealth 18 AI Studio」だ。搭載CPUに「Core Ultra 9 185H」を採用するのに加えて,GPUは最高スペック構成でノートPC向け「GeForce RTX 4090 Laptop GPU」を備えるなど,現状最高のCPUとGPUを組み合わせられる。ディスプレイに,18インチサイズで,解像度3840×2400ドット,最大リフレッシュレート120HzのMini LED液晶パネルを採用するのも見どころだ。

Stealth 18 AI Studio
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 このほかにもCore Ultra搭載製品では,17インチ級の「Pulse 17 AI」と16インチ級の「Pulse 16 AI」なども発表となった。いずれも最高スペック構成の場合,CPUにCore Ultra 9 185Hを,GPUに「GeForce RTX 4070 Laptop GPU」を搭載する。
 ディスプレイパネルのスペックは,サイズ以外共通で,解像度が2560×1600ドット,最大リフレッシュレートが240Hzとなっている。

Pulse 16 AI
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 続いては第14世代Coreプロセッサ搭載製品だ。最上位となるのは,メカニカルスイッチ採用キーボードを備えた大型ゲームノートPC「Titan」シリーズの新モデルとなる「Titan 18 HX」だ。

MSI製ノートPCのフラグシップモデルとなるTitan 18 HX
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 CPUは「Core i9-14900HX」,GPUにはGeForce RTX 4090 Laptop GPUの搭載が可能なほか,最大192GBものメインメモリや,PCI Express 5接続対応ストレージを搭載するなど,ハイエンドと呼ぶにふさわしいスペックを備えるのも見どころと言えよう。

Titan 18 HXの冷却機構。冷却ファンと大型のベイパーチャンバーで,Pコアを最大5.2GHzで動作させられるという
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 ディスプレイは,18インチサイズで,解像度3840×2400ドット,最大リフレッシュレート120HzのMini LEDパネル,または解像度2560×1600ドット,最大リフレッシュレート240HzのIPSパネルの2種類を用意する。

 また,同じ18インチ級ノートPC「Raider 18 HX」は,Titan 18 HXと,搭載CPUやGPUなどのスペックで共通する部分が多い製品だ。内蔵SSDのスロット数がTitan 18 HXよりも少なく,ディスプレイパネルも解像度3840×2400ドット,最大リフレッシュレート240HzのIPS液晶パネルのみといったところが大きな違いだ。

Raider 18 HX
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そのほかにも第14世代Coreプロセッサ搭載ノートPCでは,「Vector」「Crosshair」「Sword」という計3シリーズもラインナップしており,それぞれ17インチ級モデルと16インチ級モデルを展開する。

 Vectorシリーズの「Vector 17 HX」と「Vector 16HX」は,いずれもCPUにCore i9-14900HXを,GPUにGeForce RTX 4090 Laptop GPUを搭載可能なノートPCだ。
 ディスプレイパネルの解像度は2560×1600ドット,最大リフレッシュレート240Hzと,1920×1200ドット,最大リフレッシュレート144Hzの2種類を用意する。

Vector 16HX
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 CrosshairとSwordはミドルクラス市場向けの製品だ。「Crosshair 17 HX」と「Crosshair 16 HX」は,CPUが「Core i7-14700HX」で,GPUはGeForce RTX 4070 Laptop GPU,または「GeForce RTX 4060 Laptop GPU」の2種類を用意する。ディスプレイパネルは,解像度は2560×1600ドット,最大リフレッシュレート240HzのIPSパネルだ。

Crosshair 17 HX
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 一方の「Sword 17 HX」と「Sword 16 HX」は,CPUがCrosshairシリーズと同じCore i7-14700HXで,GPUはGeForce RTX 4070 Laptop GPUとGeForce RTX 4060 Laptop GPUに加えて,エントリー市場向けGPUである「GeForce RTX 4050 Laptop GPU」搭載モデルもラインナップする。

Sword 17 HX
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 Ryzen 8040シリーズ搭載モデルでは,17インチ級ノートPC「Katana A17 AI」と15インチ級ノートPC「Katana A15 AI」の2モデルが登場した。CPUは「Ryzen 9 8945HS」で,GPUはGeForce RTX 4070 Laptop GPUまで搭載可能だ。
 ディスプレイパネルの解像度は1920×1080ドットで,今回紹介する製品では数少ないアスペクト比16:9のIPSパネルだ。最大リフレッシュレートは144Hzとなる。

Katana A15 AI
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ゲーマー向けディスプレイも有機ELが主流に?


 続いてはゲーマー向けディスプレイの新製品を紹介しよう。ASRockASUSTek Computerと同じように,MSIブースでも有機ELディスプレイが目立っていた。
 とりわけ目を引いたのは,49インチサイズの量子ドット有機ELパネルを採用したウルトラワイドディスプレイ「MPG 491CQP QD-OLED」だ。パネルの解像度は,横が4K(3840ドット)を超える5120×1440ドットで,アスペクト比32:9,曲率1800R(=半径1800mmの円を描くカーブ),垂直最大リフレッシュレートは144Hzとなる。

MPG 491CQP QD-OLED。ウルトラワイドディスプレイは,映画的な映像の迫力を重視するアクションゲームや,フライトシミュレーションゲームなどに効果的だ
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 そのほかにも,ウルトラワイドディスプレイでは,34インチサイズの「MEG 342C QD-OLED」と「MAG 341CQP QD-OLED」の2モデルが登場した。いずれも解像度が3440×1440ドット,アスペクト比21:9,曲率1800R,垂直最大リフレッシュレートは175Hzの量子ドット有機ELパネルを採用する。基本的なスペックは共通するものの,MEG 342C QD-OLEDのほうがグレードは上位で,搭載する機能やインタフェースの種類が豊富だ。

MEG 342C QD-OLED
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MAG 341CQP QD-OLED
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 解像度3840×2160ドットのディスプレイでは主流といえる32インチサイズでは,「MPG 321URX QD-OLED」と「MAG 321UPX QD-OLED」,「MEG 321URX QD-OLED」の3製品が発表となった。いずれも解像度が3840×2160ドットで,最大リフレッシュレート240Hzの量子ドット有機ELパネルを採用するが,MSI製品は「MEG」>「MPG」>「MAG」の順に製品グレードが別れており,機能面などで違いがある。

MEG 321URX QD-OLED
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MPG 321URX QD-OLED
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MAG 321UPX QD-OLED
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 高リフレッシュレートのゲーマー向けディスプレイでも有機ELモデルが登場した。「MPG 271QRX QD-OLED」は,27インチサイズで,解像度2560×1440ドット,垂直最大リフレッシュレート360Hzの量子ドット有機ELパネルを採用する。

MPG 271QRX QD-OLED
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 なお,同じく27インチサイズで,解像度2560×1440ドット,垂直最大リフレッシュレート500HzのMini LED液晶パネルを採用した「MPG 272QPX Mini LED」も展示されていた。

MPG 272QPX Mini LED
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ケーブルが見えない自作PCを実現する「Project Zero」


 最後にPCパーツについても触れよう。MSIブースでは,マザーボードのコネクタをすべて背面に配置する「Project Zero」にまつわる展示を行っていた。これは,「COMPUTEX 2023」でASUSが行っていた「ケーブルが見えないPC」とも共通しており,ケーブルの配線をマザーボード背面で行うことで,目立たなくするというものだ。
 例を見ても分かるとおり,内部がかなりスッキリしており,見た目もエアフロー的にも優れたPCを作れそうだ。今後の展開に期待したい。

すべてのケーブルコネクタを背面側に配置する「Project Zero」対応マザーボード
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Project Zeroによる自作PCの例
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MSI日本語公式Webサイト

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