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MSI,ノートPC向け新GPU「GeForce GTX 960M」を採用したゲーマー向けノートPC「GE62・72」を3月13日発売
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印刷2015/03/12 20:00

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MSI,ノートPC向け新GPU「GeForce GTX 960M」を採用したゲーマー向けノートPC「GE62・72」を3月13日発売

 2015年3月12日20:00,MSIの日本法人であるエムエスアイコンピュータージャパン(以下,MSI)は,同日にNVIDIAが製品情報リストに追加したノートPC向け新型GPU「GeForce GTX 960M」を採用したゲーマー向けノートPC「GE62 2QD Apache」「GE72 2QD Apache」など,2015年春モデルとなるゲーマー向けノートPC計15製品を3月13日に国内発売すると発表した。
 本稿では,事前に開かれた新製品発表会の情報から,GE62シリーズとGE72 2QDに重点を置いてレポートしよう。なお,GE62 2QD Apacheについては別途レビュー記事を掲載しているので,そちらもぜひ参照してほしい。

17.3インチ液晶パネル搭載のGE72 2QD Apache(左)と,15.6インチ液晶パネル搭載のGE62 2QD Apache(右)。液晶パネルや本体サイズ,重量などを除けば,仕様はほぼ同一である
画像集 No.002のサムネイル画像 / MSI,ノートPC向け新GPU「GeForce GTX 960M」を採用したゲーマー向けノートPC「GE62・72」を3月13日発売

「GeForce GTX 960M」搭載のMSI製ゲーマー向けノートPC「GE62 2QD Apache」レビュー。GPUに見るべきものはないが,PC自体はまずまず



新筐体にGeForce GTX 960Mを搭載

4K液晶モデルはGeForce GTX 970Mを採用


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GE62 2QD Apache
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他社のゲーマー向けノートPCとサイズを比較したスライドで,薄型軽量化をアピール
 まずはおおまかな特徴から説明しよう。GE62 2QD Apacheは,15.6インチサイズ・解像度1920×1080ドットの液晶パネルを採用し,先述のとおりGeForce GTX 960M(以下,GTX 960M)を搭載する製品だ。

 従来のGE60シリーズよりもやや薄型軽量化された新筐体を採用しているのも特徴の1つ。GE60シリーズが,サイズは383(W)×249.5(D)×37.60(H)mm,重量は約2.6kgであるのに対して,GE62 2QD Apacheは383(W)×260(D)×27(H)mmで重量約2.4kg。重さは微減程度だが,10mm以上もの薄型化を実現しているのはなかなか優秀ではないだろうか。

 GE62シリーズには,上位モデルに当たる「GE62 2QF Apache Pro 4K」もラインナップされている。15.6インチサイズで解像度3840×2160ドットの液晶パネルと「GeForce GTX 970M」を採用するのが特徴だ。さすがに4K解像度ともなると,GTX 960Mでは釣り合いが取れないというところだろう。サイズや重量はGE62 2QDと変わらない。

GE72 2QD Apache
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 一方のGE72 2QD Apacheは,GTX 960Mと17.3インチサイズで解像度1920×1080ドットの液晶パネルを採用する製品だ。
 新筐体を採用する点はGE62シリーズと同様で,従来モデルのGE70シリーズが418(W)×269(D)×39(H)mm,重量が約3kgであるのに対して,GE72 2QD Apacheは419(W)×280(D)×29(H)mm,重量は約2.7kgと,10mmの薄型化と300gの軽量化を実現している。
 なお,GE72シリーズに4K解像度モデルは用意されていない。

GE72 2QD Apacheの左側面(左)と右側面(右)。厚さが30mmを切ったこともあって,大型のゲーマー向けノートPCとしては薄く見える。主なインタフェース類は左側面にあり,3ポートのUSB 3.0やHDMI 1.4出力,mini DisplayPort出力などを備えている
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GE72 2QD Apacheの底面を見ると,右下の奥寄り,GeForceロゴマークの下に四角いメッシュのプレートがあった。ここにサブウーファーが内蔵されている
画像集 No.005のサムネイル画像 / MSI,ノートPC向け新GPU「GeForce GTX 960M」を採用したゲーマー向けノートPC「GE62・72」を3月13日発売
 本体サイズや液晶パネル以外の要素は,3製品とも共通となっているので,まとめて紹介しよう。
 今回の新型筐体で目に付く特徴の1つが,4.1chスピーカーの搭載である。従来のGE60・70シリーズは,Dynaudioとの協業により開発された出力2Wのスピーカーを4基内蔵しているのが特徴であったが,GE62・72では,本体底面に出力3Wのサブウーファーが追加された。これによって,低音域の再生能力が向上しているとMSIはアピールしている。

 また,3Dサウンド技術を手がけるフランス企業A-Voluteのサウンド設定ソフト「Nahimic」が搭載されており,バーチャルサラウンドや音声の明瞭化,マイクのノイズリダクションといったサウンドに関するさまざまな機能や設定が可能だ。
 GE62・72は,ゲームのプレイ映像配信ソフトである「XSplit Gamecaster」(以下,XSplit)がプレインストールされており,同ソフトの無料ライセンス6か月分も付属しているのだが,NahimicはXSplitの起動を検出して,自動でマイクの設定を調節するといった機能も備えている。ゲーム用途を重視した機能を備える点が,Nahimicのウリであるようだ。

GE62 2QDのSteelSeries製キーボード。カラーLEDを内蔵し,SteelSeries製品共通の設定ソフト「SteelSeries Engine 3」によって,光り方を変えられる
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 そのほかに,SteelSeries製でカラーLEDを内蔵したキーボードや,SteelSeries製品共通の設定ソフト「SteelSeries Engine 3」の採用,[Fn]+[F7]キーでPCの省電力設定を切り替えられる「SHIFT」機能など,従来のGE60・70が備えていた特徴がそのまま採用されているようだ。

 スペックも見てみよう。搭載CPUはいずれも「Core i7-4720HQ」で,標準構成のメインメモリ容量は8GB×1のシングルチャネル,内蔵ストレージは記憶容量128GBのSSD(M.2,またはSATA 6Gbps接続)と記憶容量1TBのSATA 6Gbps対応HDDとなっている。ただ,メモリやストレージの構成は,販売店によって異なる場合があるので,SSDを複数内蔵してRAID構成にした製品を販売する店もあるかもしれない。

 3製品の主な仕様と,税込のメーカー想定売価をにまとめておいた。GTX 960Mを搭載する2機種は19〜20万円前後とのこと。円安の影響でPCや部品の価格が値上がり気味となっていることもあってか,価格性能比に優れるとは言い難いのが残念だ。

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GeForce GTX 950M搭載のGE60・70シリーズ

GeForce 940M搭載のGP60・70シリーズも発売に


 MSIの2015年春モデルとなるゲーマー向けノートPCには,ほかにも既存の筐体を使用したGE60・70シリーズ計6製品と,GP60・70シリーズ計6製品が発表されている。簡単にまとめて紹介しよう。

GTX 960Mを搭載するGE60 2QE Apache Pro
画像集 No.008のサムネイル画像 / MSI,ノートPC向け新GPU「GeForce GTX 960M」を採用したゲーマー向けノートPC「GE62・72」を3月13日発売
 GE60シリーズは,15.6インチサイズで解像度1920×1080ドットの液晶パネルを採用する4製品がラインナップされている。GE60シリーズの最上位モデル「GE60 2QE Apache Pro」がGTX 960Mを,それ以外の5製品は,やはりNVIDIAが製品情報リストに追加した(いわゆるサイレントローンチ)GPUである「GeForce GTX 950M」(以下,GTX 950M)を搭載するのが特徴だ。CPUはCore i7-4720HQ,または「Core i5-4210H」となっている。
 GE70シリーズは,17.3インチサイズで解像度1920×1080ドットの液晶パネルを採用する2製品が登場した。こちらは,GPUがGTX 950M,CPUはCore i5-4210Hのみとなっており,GTX 960Mを搭載するモデルはない。
 税込のメーカー想定売価は,GE60の下位モデル「GE60 2QD Apache」(型番:GE60 2QD-1031JP)が15万円前後,GE70の下位モデル「GE70 2QD」が17万円前後とされている。

GeForce GT 940Mを搭載する「GT60 2QE Leopard」
画像集 No.009のサムネイル画像 / MSI,ノートPC向け新GPU「GeForce GTX 960M」を採用したゲーマー向けノートPC「GE62・72」を3月13日発売
 GP60・70シリーズは,MSIのゲーマー向けノートPCではローエンドに位置付けられている製品だ。搭載GPUは,GTX 960M同様にサイレントローンチされた新型GPU「GeForce GT 940M」で,そのためゲーム用途にはいささか非力なものとなっている。
 ただ,GT60シリーズは15.6インチ・1920×1080ドット,GT70シリーズは17.3インチ・1920×1080ドットの液晶パネルを採用し,CPUはいずれもCore i5-4210Hを採用するなど,GPU以外のスペックはそう見劣りするものではない。ゲーム用途がメインではないが,どうせ買うなら多少はゲームも動かせる単体GPUの載ったノートPCが欲しいという人向けの製品だろうか。
 税込のメーカー想定売価は,GP60シリーズの下位モデル「GP60 2QE Leopard」が13万円前後,GP70の下位モデル「GP60 2QE Leopard」が14万円前後とされている。

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