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ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D公式サイトへ
  • 任天堂
  • 発売日:2011/06/16
  • 価格:4800円(税込)
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印刷2011/07/23 00:00

レビュー

13年前に完成していたはずの名作が,3DSリメイクでさらにパワーアップ

ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D

Text by 御簾納直彦


ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D
 任天堂は2011年6月16日,ニンテンドー3DS用アクションアドベンチャー「ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D」(以下,時のオカリナ3D)を発売した。本作は1998年に発売されたNINTENDO64向けの同名タイトルをリメイクしたもので,裸眼立体視やジャイロセンサー,タッチパネルといった3DS独自の機能に対応しただけでなく,グラフィックスのリファインも行われている。64版「時のオカリナ」をプレイしていない人はもちろん,すでに遊び尽くしたという人が再度プレイしても十分楽しめるほどの仕上がりだ。
 発売から日数が経っているため,すでにクリア済みという人も多いと思われるが,「一度クリアしたし……」という理由から,購入をためらっている人もいるのではないだろうか。そこで今回は,そんな人を後押しできるように,時のオカリナ3Dの魅力を紹介していくので,興味のある人はぜひ読んでほしい。

「ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D」公式サイト



13年前に完成していた「誰でも遊べる本格3Dアクション」


ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D
 まずは,「ゲーム名はよく知ってるけど,実際にはどんなゲームなの?」という人のために,基本的な情報をお伝えしておきたい。
 時のオカリナ3Dのオリジナル版である64版「時のオカリナ」は,ゼルダシリーズの中でも屈指の名作として知られているタイトルである。それまでは2Dグラフィックスだった従来作とは打って変わって,3Dグラフィックスのアクションアドベンチャーへと進化した同作は,当時としてはまだ数えるほどしかなかった箱庭3Dアクションの先駆け的な存在だった。
 シンプルでありながら奥深いアクションや,工夫しがいのある個性的なアイテム類,確かな達成感をプレイヤーに与えてくれる謎解きやボス戦の面白さはそのままに,箱庭タイプの3Dアクションアドベンチャーとして見事に生まれ変わったゼルダに,世界中のファンが熱狂したものだ。

子供時代のリンクでなければ通れない道や,青年時代のリンクでなければ使えないアイテムなどがあり,それらがプレイヤーの行動範囲に大きな影響を及ぼしている。シンプルなものからヒラメキが必要なものまで,さまざまな謎解きがプレイヤーを待ち受けている
ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D

 また,10年以上も前のゲームであるにも関わらず,Aボタンを押すだけで状況に応じた多彩なアクションが繰り出せる操作性や,3D空間で照準を合わせることの難しさをサポートするZ注目機能,跳ぶべき場面で自動で跳ぶオートジャンプなどを盛り込み,「誰でも遊べる本格3Dアクション」を実現していた点には,あらためて驚かされる。
 今でこそ,ワンボタンで多彩なアクションが繰り出せるゲームデザインや,FPS/TPSでのオートエイムといった機能が当たり前になってきているが,それをシリーズ初の3D作品でサラッと実現しているあたりは,さすが宮本 茂氏を始めとする同作開発チーム,といったところだろう。

本作には,無駄な操作や無駄なアイテムがほとんどない。最近のゲームに慣れているゲーマーからすると,物足りなく思える部分もあるかもしれないが,ゲーム内容そのものは非常に濃密である
ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D


3DSならではの要素がゲーム性を見事に向上


通常画面とサブ画面が上下に同時表示されるようになり,プレイアビリティは確実に向上している。64版をプレイしていた人なら,あまりの便利さに驚くことだろう
ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D
 そんな時のオカリナが3DSでリメイクされ,どのような変化を遂げたのか。分かりやすいところでは,まずグラフィックスのリファインが挙げられるだろう。3DSリメイクに際して,モデリングやテクスチャなどが一から作り直されているほか,家の装飾や背景の細部も丁寧にブラッシュアップされている。キャラクターの動き(フレームレート)もよりなめらかになっている印象だ。

 また,ゲームの2画面化に伴い,3DSのダブルスクリーン構成に合わせ,通常画面とサブ画面が,上下に表示されるようになったことも見逃せない。これには,一度に確認できる情報量が増えたという単純なメリットもあるのだが,サブ画面を通じたアイテムの使用/装備が,劇的にスムーズに行えるのだ。タッチによる操作や,一度に装備できるアイテム数が増加したことなども,全体的な操作性の向上に一役買っており,プレイアビリティは64版から大きく向上している。

 そして,3DS用タイトルには欠かせないのが,裸眼立体視による映像表現だ。正直なところ,筆者はそれほど裸眼立体視を重視しているわけではない。むしろ,タイトルによっては,裸眼立体視がプレイの妨げになってしまうと考えているくらいだ。
 しかし,本作の明るく,デフォルメされた3Dグラフィックスは相性がいいのか,裸眼立体視による臨場感あふれるグラフィックスを,積極的に堪能したくなった。もちろん,常に裸眼立体視でプレイしているわけではないのだが,イベントシーンや美しい風景に出会えたときには,裸眼立体視による没入間を満喫している。「立体視には興味がない」と考えている人も,ぜひ一度は奥行き感のある絶景を確認してみてほしい。

裸眼立体視を用いてのプレイに関しては,どうしても好みが分かれてしまうだろう。筆者はあまり忙しくないシーンで3D機能をオンにし,ボス戦などのバトルシーンではオフにしてプレイしている


ジャイロセンサーによる操作は相性抜群

この新鮮なゲーム体験は一度は試してみるべき


 3DSならではの要素といえば,ジャイロセンサーの存在を忘れるわけにはいかない。本作では,一人称視点のときやフィールド移動時に,実際に3DS本体を動かして周囲を見渡せるのだ。個人的にはこの機能を利用して,ダンジョン内でギミックを見つけたときや,頭上にいる敵を発見したときに,素直に喜びを感じた。このリンクとの一体感は,ゲームへの没入感を確実に高めている。任天堂公式サイト内にある「社長が訊く」の,時のオカリナ3Dインタビューで,任天堂の取締役社長 岩田 聡氏が「発見密度の高いゲーム」と本作を表現していたが,本作におけるジャイロセンサー機能は,レベルデザインの妙と相まって,まさに発見密度の高いゲーム体験を提供してくれる。

想像以上に精度の高いジャイロセンサーによる操作。人によっては,スライドパッドよりもジャイロセンサーを用いた操作のほうが遊びやすい,という人もいるのではないだろうか

 さらに本作では,パチンコや弓を使う際に一人称視点になるのだが,このときにジャイロセンサー機能を使うと,かなり直感的なエイムができる。スライドパッドなどのゲームゲームしたインタフェースになじみのない人にとっては,むしろこちらの操作のほうが遊びやすく感じるのではないだろうか。


完成度の高いゲームを忠実にリメイク

3DSならではの要素も良い方向に機能した秀作


3DSというハードに関連した仕様変更が,ことごとくゲームの質を高めている。基本的なゲーム内容は64版と同じながら,確実にゲームの面白さが増している点はお見事
ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D
 プレイアビリティの面ではかなり優しい本作だが,ゲームの随所にさまざまな謎解きが用意されているため,やみくもに遊んでいるだけではクリアは難しい。それゆえ,本作を「とにかく難しいゲーム」と思っている人も多いのではないだろうか。そういう筆者も,実は64版は未クリアであった。
 「じゃあ3DS版も難しいんじゃないの?」と身構えてしまう人がいそうだが,そこは安心してほしい。本作では,強敵を倒すためのコツや謎解きのヒントを映像で見せてくれる「シーカーストーン」というオブジェクトが登場するのだ。「シーカーストーン」はリンクの家の前や,時の神殿に設置されているので,「まずはクリアだけでもしてみたい」という人はぜひ活用してみよう。一方やり込み派の人には,本編クリア後に楽しめる高難度の「裏ゼルダ」が用意されているので,一度は挑戦してほしい。


 ずいぶんと昔のゲームであるにも関わらず,まるで3Dアクションアドベンチャーのお手本のように完成度の高い「ゼルダの伝説 時のオカリナ3D」。単なるベタ移植でもそれなりの評価を得られたはずだが,2画面液晶や裸眼立体視,ジャイロセンサーといった3DSならではの要素を無理なく落とし込み,ゲームの魅力を向上させている点は素晴らしい。まだまだ普及しているとはいえない3DSだが,本作はすべての3DSユーザーにオススメできる秀作である。そしてまだ3DSを持っていない人は,今後3DSを手に入れたときに,ぜひ本作の購入を検討してみてほしい。ゲームに詳しい人であればあるほど,13年前に産声を上げ,3DS元年にリメイクされた本作の“凄み”が理解できるはずである。

ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D

「ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D」公式サイト

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