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[E3 2010]Electronic Entertainment Expo 2010,4Gamer取材班が注目タイトル/トピックをピックアップ
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印刷2010/06/29 14:19

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[E3 2010]Electronic Entertainment Expo 2010,4Gamer取材班が注目タイトル/トピックをピックアップ

A.I.


 数年ぶりのE3であった。以前,取材チームの一人として訪れたときには,まだ4Gamerはコンシューマゲームを扱っておらず,PCタイトルのみの取材であった。今年の取材では,驚くほど取材対象が広がったこともあり,個人的には“とんがったゲーム”が好きであるにも関わらず,カジュアルなタイトルの取材におされ,自分好みのゲームをこってり見てまわる時間が少なかったことは,正直心残りだったりする。

 そんなわけで,とくに思い入れの深いジャンルであるMMORPG(MMOG)からもっとじっくり取材させてほしかった3本を挙げる。ちなみに,「APB: All Points Bulletin」と「DC Universe Online」は,思いの外カジュアルな方向にまとめられたようで,筆者の興味の範囲からはちょっとズレてしまった。

「Jumpgate Evolution」PC
Gazillion Entertainment
2010年発売予定

「Black Prophecy」PC
10TACLE PUBLISHING
2010年Q4発売予定

画像集#021のサムネイル/[E3 2010]Electronic Entertainment Expo 2010,4Gamer取材班が注目タイトル/トピックをピックアップ
Jumpgate Evolution
 そもそもは「Ultima Online」が内包していたものを,CCP Gamesが抽出&改良して「EVE Online」として結実させた,“サンドボックス”“PvPオリエンテッド”“プレイヤードリブンエコノミー”といった要素。それらを強く意識して作られたタイトルとして取り上げておきたいのが「Jumpgate Evolution」と「Black Prophecy」だ。
 別にこの二つのみがそういったタイトルというわけではないし,舞台を宇宙に限る必要もないのだが,今回記事が載ったのはこのあたり。どちらもEVE Onlineのヘビー過ぎる部分を軽くして,戦闘もファストペースなものにするなどの工夫を凝らしているようだ。どんな手触りに仕上がり,どう受け入れられるのかが楽しみ。

画像集#022のサムネイル/[E3 2010]Electronic Entertainment Expo 2010,4Gamer取材班が注目タイトル/トピックをピックアップ
Black Prophecy


「Star Wars: The Old Republic」PC
LucasArts
2011年発売予定

 一方,「EverQuest」で世に広まり,「World of Warcraft」が成熟させた,いわゆるEQ型のMMORPGの枠組み(“サンドボックス”型に対比させると“テーマパーク”型といったところ)で作られている次世代のMMORPGが「Star Wars: The Old Republic」だ。
 「World of Warcraft」,というかBlizzard Entertainmentについては,“クリエイターの熱意”みたいなものにとらわれずに,ロジックを,そしてビジネスを最重視することで,ものすごい結果を出しているところが甚だしく格好良い。そしてこれまでのやり方や作品を見る限りにおいて,筆者はBiowareから,Blizzardと同様のフィロソフィーを感じるのだ。彼らはこの作品で何を見せてくれるのだろうか。

画像集#023のサムネイル/[E3 2010]Electronic Entertainment Expo 2010,4Gamer取材班が注目タイトル/トピックをピックアップ


noguchi


画像集#024のサムネイル/[E3 2010]Electronic Entertainment Expo 2010,4Gamer取材班が注目タイトル/トピックをピックアップ
 ゲーム業界から離れていた時期が数年あるが,気がつけばE3の取材は今年で6度目。2007と2008年はE3 Media and Business Summitなんて名称になり,規模を縮小していたが,今年のE3は2006年以前の形に戻りつつあった。
 とはいえ,以前ほどBGMが大音量で流れたり,やたらとノベルティが配られたりすることもなく,ゲームショウとして見れば大人しめ。また,業界関係者しか入れないため,入場者数もほかのゲームショウには劣る。だが,プラットフォームホルダー3社がそろってカンファレンスを行う点を考えると,プレゼンスの高さは世界一といえるだろう。とくに今年は,ニンテンドー3DSを筆頭に,Microsoft Kinect,PlayStation Moveが公開され,ハードウェアのE3だったという印象が強い。


「Microsoft Kinect」
Microsoft
2010年11月4日発売予定

画像集#025のサムネイル/[E3 2010]Electronic Entertainment Expo 2010,4Gamer取材班が注目タイトル/トピックをピックアップ
 E3の開幕二日前にシルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマンス付きでイベントを行うなど,Microsoftの力の入れ具合がたっぷりと伝わってきたのが,Xbox 360用モーションセンサー「Microsoft Kinect」だ。
 実際に体験してみると,手ぶらでゲームが遊べるという事実にあらためて感動。さらに,プレイヤーが入れ替わってもキャリブレーションの必要がない点にも驚かされた。
 Kinectは,“未来が感じられるデバイス”であり,“一度は体験してみたいデバイス”なのは確かだが,現状で発表されているタイトルの多くがミニゲーム集の域を出ていないのは残念なところだ。また,149ドル99セントという価格が一部通販サイトなどで出ており,いわゆるパーティーゲームを楽しむための追加投資として考えると決して安くはない。もちろん価格は正式発表ではないし,未発表の対応タイトルもあるだろが,現状では人気を後押ししてくれるだけの要素に欠けているという印象が強い。そんな不安を吹き飛ばす,今後の展開に期待がかかる。


「PlayStation Move&3D立体視対応ゲーム」
Sony Computer Entertainment
2010年10月21日発売予定

画像集#026のサムネイル/[E3 2010]Electronic Entertainment Expo 2010,4Gamer取材班が注目タイトル/トピックをピックアップ
3D立体視とMoveに対応するKILLZONE 3
 PlayStation 3用のモーションコントローラ「PlayStation Move」(以下,Move)は,「Microsoft Kinect」と比べてしまうとインパクトが弱いうえに,どうしてもWiiの二番煎じに見られがちだ。だが,3D立体視対応ゲームをMoveで操作すると,その印象がガラリと変わる。
 Moveで動かすことにより,立体感をより感じられるようになり,距離感がつかみやすくなるのだ。Xbox 360が立体視に対応してきたとしても,KinectよりもMoveのほうがバーチャル世界のポインティングデバイスとしては優秀といえるだろう。
 さらに,Moveにはバイブレーション機能が搭載されているので,なにかオブジェクトに触れたときに「ブルッ」と反応させるといった仕掛けが用意できる。光る玉がついたスティックを両手に持ち,黒いメガネをかけている姿はあまり格好がいいとはいえないかもしれないが,いままでにない体験ができるゲームの登場を予感させられた。もっとも,E3ではサードパーティ製のMove対応ゲームがほとんど見られなかった点は,若干気がかりではある。


「ニンテンドー3DS」
任天堂
2011年発売予定

画像集#027のサムネイル/[E3 2010]Electronic Entertainment Expo 2010,4Gamer取材班が注目タイトル/トピックをピックアップ
ニンテンドー3DSの展示ブース
 ほかのスタッフも触れているが,やはりニンテンドー3DSのインパクトは強烈過ぎだ。“裸眼で楽しめる3D立体視”と聞いていたときは,「どうせたいしたことない」とたかをくくっていたが,実際に見てみると,想像以上の奥行き感にビックリ。「nintendogs + cats」を実際に試してみたが,ゴールデンレトリーバーに向かって投げたフリスビーの飛びっぷりに素直に感動した。
 3D立体視の飛び出し具合を,写真や文字でお伝えするのには無理がある。伝えることを生業としている者としては敗北感を味わうが,あえて「実際に遊んでもらう以外にない」という言葉を選択する。いや,本当に凄いので,触れられる機会が来たらぜひ試してほしいのですよ。
 ちなみにニンテンドーブース内には,100台以上の3DSがズラリとならんでいたのだが,すべての本体に一人,アシスタントがついていた。しかも全員女性。3DSを実際に手に取ると,その女性と50センチほどの距離で真正面から向き合うことになるという展示方法にも驚いた。


松本隆一


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 2005年から欠かすことなくE3に参加しているからか,かえって大きな変化に気付かないのかもしれない。今回,久々に取材に来たメンバーに教えられて初めて気付いたのだが,試遊機のそばに説明員がいなくなったことに彼は戸惑ったのだという。
 ああ,そういえば,以前は聞いたことに答えてくれる担当者が必ずといっていいほどいたが,最近のE3は放置プレイが目立つ。もちろん,昔の説明係の多くは広報担当者で,質問に答えられないとポケットからアンチョコをひっぱりだしていたが,ときにはプロデューサーやディレクターなどが平気で立っており,もらった名刺を見てびっくりすることもあった。経費節減など理由は各社にあるのだろうが,事前にアポイントを取るなり,列に並ぶなりしないと開発者の話を聞けなくなっているというのが最近のE3だ。

画像集#029のサムネイル/[E3 2010]Electronic Entertainment Expo 2010,4Gamer取材班が注目タイトル/トピックをピックアップ 画像集#030のサムネイル/[E3 2010]Electronic Entertainment Expo 2010,4Gamer取材班が注目タイトル/トピックをピックアップ

 以前のように,ウィル・ライト氏が喫茶コーナーで休憩していたり,ピーター・モリニュー氏が来場者と雑談したりするのを見かけることはない。
 展示がシステマティックになり,開発者とメディアの垣根が高くなってしまった印象だが,救いといえるのは,会うことさえできれば彼らは昔のままだということだ。自分達の作っているゲームを知ってほしくてたまらず,軽く誉めると,こちらが誰なのか確認すらせず,どこがウリで,どこが新しく,またどこに苦労したかを熱っぽく話してくれるのである。そういう話を聞きたくて,長い列に並んでいるというところもある。

 メーカーのカンファレンスがストリーミング配信されるのも,変化といえば変化かもしれない。もちろん,昔から行われていたことだが,最近はそれをメディアではなくメーカーが直接やるようになった。つまり,メディアを飛ばしてメーカーが直接消費者に話しかけるようになったわけで,その流れはさらに加速するだろう。
 日本に居ながらにして,ロサンゼルスで何が起きているのかリアルタイムに分かるようになった時代,わざわざ会場に出かける必要があるのかという点を含めて,この側面ではゲームメディアのあり方を考えざるを得ない。

 ゲームの祭典は戻ってきた。会場は人でごったがえし,最新のムービーが大画面に映し出される。そして,そんな喧噪の背後では各社の,本当に死ぬか生きるかを賭けた熾烈な争いが繰り広げられている。“各社”の中に我々のようなメディアが含まれているのは言うまでもないだろう。

画像集#031のサムネイル/[E3 2010]Electronic Entertainment Expo 2010,4Gamer取材班が注目タイトル/トピックをピックアップ 画像集#032のサムネイル/[E3 2010]Electronic Entertainment Expo 2010,4Gamer取材班が注目タイトル/トピックをピックアップ

「Medal of Honor」PC/PS3/Xbox 360
Electronic Arts
2010年秋発売予定

画像集#033のサムネイル/[E3 2010]Electronic Entertainment Expo 2010,4Gamer取材班が注目タイトル/トピックをピックアップ
 Call of Dutyシリーズの驀進を食い止めるため,サブタイトルなしの,昔の名前に戻って仕切り直された「Medal of Honor」。第二次世界大戦から現代のアフガニスタンに舞台を移し,Battlefieldシリーズの持つプラス側のムードではなく,よりダークでシリアスな展開を目指したという本作は,Call of Dutyシリーズを強烈に意識したFPSだ。
 最近ちょっとトーンダウンしたようだが,Electronic Artsの関係者達も,折にふれて「打倒CoD」を口にしており,闘志むき出しの雰囲気。対するActivision Blizzardは,とくに反応は見せていないものの,開発中の「Call of Duty: Black Ops」のPC版で,前作で中止したデディケイテッドサーバーのサポートを再開するなど,それなりに気にしている雰囲気はある。個人的には,こうしたビッグネーム同士の対決はぜひ,どしどしやってほしいと思う。なぜなら,こうした競争で最終的に利益を得るのは,我々消費者だからだ。


「Bulletstorm」PC/PS3/Xbox 360
Electronic Arts
2011年2月22日発売予定

 「Unreal Engine 3」やGears of Warシリーズなど,押しも押されもせぬ独立系デベロッパのビッグネーム,Epic Games。このくらいの大御所ともなると,ドッシリ構えて,地球の平和や人類の未来をテーマにした壮大な作品を作るのかと思いきや,全然そんなことにならないのが欧米ゲーム業界の面白いところ。
 「Bulletstorm」は,敵をいかに残酷で無慈悲に殺したかによってポイントがもらえるという,とんでもないFPS。そのための手段が多数用意されており,プレイヤーはイマジネーションを働かせて,開発者が思いつかないような攻撃コンボを組み立てるのである。
 敵の股間を撃てば高ポイントだなんて,ほとんど子供レベルだが,予算と時間を惜しみなくかけ,そのアイデアをハイテンションでハイペースなゲームに仕上げてしまうところに,ある種の清々しさを感じる。

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「Portal 2」PC/PS3/Mac
Valve
2011年発売予定

画像集#035のサムネイル/[E3 2010]Electronic Entertainment Expo 2010,4Gamer取材班が注目タイトル/トピックをピックアップ
 E3アワードに「最もメディアを困らせたメーカー」というジャンルがあれば,間違いなく選ばれそうなのが,今年のValveだ。世界中が期待する「Portal 2」のメディアカンファレンスを直前で中止したのは仕方ないとしても,それをAperture Science名義のメールで通知したので,真に受けていいやらどうやら。Portal 2の代わりに「Half-Life 2: Episode 3」が発表されるだの,いや最新のSource Engineだのと,E3直前,妙な盛り上がりを見せたのである。
 ニュースの即時性を強く求められるウェブメディアの加熱する取材競争を軽く皮肉ってみたのか,単に面白かろうと思って“Aperture Science”と書いちゃったのかよく分からないが,PlayStation 3版の登場は確かにサプライズだった。もっとも,長期的に見れば,PlayStation Networkで「Steam」が展開されるかもしれない,というほうが業界的にはビッグニュースなのかもしれない。それにしても,Portal 2,難しそうだなあ。


Nobu


画像集#036のサムネイル/[E3 2010]Electronic Entertainment Expo 2010,4Gamer取材班が注目タイトル/トピックをピックアップ
 実はE3初参加の筆者。そして,初めてのアメリカ本土上陸。初めての長時間フライトと初めて尽くしで,もうE3開始前からヘロヘロだったわけだが,面白いニュースをお届けすべく,会場を歩き回っていた。
 さて,(少なくとも日本のプレイヤーにとって)大きなサプライズはなかったように思えるE3 2010だが,話題の中心といえば,やはり事前に発表されていたNintendo 3DSのお披露目だったのではないだろうか。残念ながら,みっちり詰め込まれた取材の都合で筆者は実物に触れられなかったのだが,裸眼で3D立体視? といぶかしんでいた人も,欲しくなったというから気になるところ。
 ほかにも,Sony Computer Entertainmentの「グランツーリスモ5」「Killzone3」など,PlayStation 3の3D立体視対応作品も続々と発表された。個人的には,3D立体視が主流になるとすれば,次世代機の登場以降だと思っているのだが,こうも3D立体視が連呼されると気になってくるものだ。
 それにしても,3D立体視が流行るほど,写真でお届けすることが難しくなっていくわけで,取材側としては悩みどころである。たまにauekiが(主にコンパニオン写真で)やっている,3D立体視画像とかも,万人が均しく見られるわけではなく,こういう部分への対処が近々,必要になってくるのかもしれない。


「Portal 2」PC/PS3/Mac
Valve
2011年発売予定

画像集#037のサムネイル/[E3 2010]Electronic Entertainment Expo 2010,4Gamer取材班が注目タイトル/トピックをピックアップ
 プロモーションムービーに魅せられて,前作「Portal」をSteamでの配信が開始されてすぐに単品買いした筆者である。「Portal」は,二つの空間をつなぎゴールを目指すパズルアクションゲームで,各所で高評価を得た作品である。ゲームのプレイ時間そのものは短いものの,期待以上の面白さで大満足だったのだが,その続編が発表されたとあっては黙ってられるわけがない。
 2010年3月に発売が発表されて以降は大きな話題もなく,E3 2010で何か発表があるんじゃないかとか,なさそうだとか言われたのだが……,SCEAのカンファレンスにおいて,あの機械的な声と初公開となるデモムービーが流れたときは,ちょっと興奮。デモムービーには,荒廃した前作のステージが登場し,それらが修復されていく様子など,前作プレイヤーには気になるシーンだらけ。発売は2011年とまだ先の作品だが,いまから楽しみな一作である。公開されたデモムービーは「こちら」の記事で確認してみよう。


「グランツーリスモ5」PS3
Sony Computer Entertainment
2010年11月発売予定

 延期に次ぐ延期で,なかなか発売日が決まらずにヤキモキしていたのだが,ついに2010年11月の発売が決定。もはや「その先の世代」レベルという高いクオリティは,プレス向け説明会のレポートどおり。今からプレイしたくて仕方ないのだが,あともう少しの辛抱だ。
 今回明らかになった数々のオンライン要素の一つ「マイラウンジ」は,見知らぬプレイヤーとのマッチレースが苦手という人には嬉しい機能かもしれない。レーサーではなく,ドライバーとしてフレンド達と一緒に,まったりと走るという発想は,リアルドライビングシミュレーターとして進化してきた本シリーズの出した,一つの答えのような気もする。
 それにしても,E3で公開されたTrailer Movieは気になるところだらけである。だってほらムービー後半に,レッドブルだし,ベッテルだし,なにか釜で焼いてるし! 何が飛び出すのか,8月に開催されるGamescomでの発表が今から楽しみだ。

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「リトルビッグプラネット2」PS3
Sony Computer Entertainment
2010年内発売予定

画像集#039のサムネイル/[E3 2010]Electronic Entertainment Expo 2010,4Gamer取材班が注目タイトル/トピックをピックアップ
 プレイヤーの想像次第で,無限にレベル(ステージ)が増えて行く,PS3用ソフト「リトルビッグプラネット」の続編,「リトルビッグプラネット2」のプレイアブルデモが,E3で初披露となった。
 海外では2010年に発売が予定されている本作だが,メインのジャンルといえる“アクションゲーム”以外に,ストラテジー/RTS/レースなどなど,さまざまなジャンルのゲームが,簡単に(?)作れるようにパワーアップしていることに注目したい。
 この追加要素を見ていて思い出すのが,1作めで多くのプレイヤークリエイターが作り出した,制作者の想像を越える(と思われる)作品の数々だ。なにせ,どんなアクションゲームのレベル(ステージ)が登場するだろうと思っていたら,用意されたオブジェクトを利用して,シューティングゲームやパズル,果てはオルゴールに計算機と,そもそもゲームですらないものまでが登場したのだから,世界には創造力が豊かな人がいるものだと感心した。もしかすると,ゲームの開発サイドもこれに刺激を受けて,ありとあらゆるタイプのゲームが作れるようにしたのかもしれない。
 ちなみに筆者は,もっぱら遊ぶ側。クリエイトも楽しいのだけど,気が付いたら明け方ということもあって,ちょっと自重している。


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