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ASUSが投入する“謎のゲーマー向けスマートフォン”とは? ももち&チョコブランカ選手など6人のレビュワーによる第一印象を聞いてみた
「ASUS製品で“謎のゲーマー向けスマートフォン”と言えば,アレしかないでしょう?」とネタバレしまくっている気がしないでもないが,そこはあえて触れないでいただきたい。
ASUSでは,今回の公募に加えて,ASUSのファンコミュニティである「A部」からもレビュワーを選出。さらに,ASUSがスポンサードしているプロチーム「Fudoh」を運営する「忍ism」代表でプロゲーマーでもあるももち選手,チョコブランカ選手を加えた計6名のゲーマーにより,“謎のゲーマー向けスマートフォン”のレビューを展開していく予定であるという。
そんななかで,某月某日の夜,ASUS Store Akasakaにて,選ばれたレビュアー向けに“謎のゲーマー向けスマートフォン”の説明を行うイベントが行われ,筆者はそれを取材できた。残念ながら製品そのものについては言及できないし,写真も掲載できないのだが,イベントの様子と実機に初めて触れたレビュワーたちの話を紹介したい。
“謎のゲーマー向けスマートフォン”の説明イベントは,レビュワー6名に対して,スマートフォン本体だけでなく関連周辺機器の特徴や使い方を説明するというものだった。国内で一般の人が触れるのは初めてということで,参加者は熱心に説明を聞いたり,実機を手に取って試しながら質問をしたりと,初めて触る製品に興味津々という様子だった。
“謎のゲーマー向けスマートフォン”では,端末だけでなく多くの周辺機器がラインナップされる予定のようだ。ゲーム用途向けの周辺機器を多数ラインナップして,多様な使い方を提案するのがASUSの戦略であるようで,スマートフォン単体では実現できない使い方が楽しめそうである。
“謎のゲーマー向けスマートフォン”を実際に体験したレビュワーに,簡単に話を聞いてみた。
●ももち選手&チョコブランカ選手
“謎のゲーマー向けスマートフォン”を体験したももち選手は,画面表示の美しさや操作感の良さに感銘を受けた様子。「ゲームに特化したものだと,これだけ違うのかと感じた」そうだ。操作感の良さは,チョコブランカ選手も同様に評価しており,「普段のiPhone(iPhone 7 Plusとのこと)と変わらない感覚で操作できた」と好印象を受けたという。
また,チョコブランカ選手は,ワイヤレス伝送を生かした使い方の広がりに注目しているとのこと。「オフラインイベントで簡単に(映像を)ディスプレイに飛ばせれば,参加者の皆で楽しめるのでは」と,イベント運営にも関わるプロゲーマーらしい視点で評価していた。「ゲーマーだからこそ,乗り換えてみたい」(チョコブランカ選手)と,期待も大きいようだ。
●masamsr1さん
筋金入りのZenFoneファンというmasamsr1さんは,現在,2018年5月に発売となった「ZenFone 5」(ZE620KL)を普段使いのスマートフォンとして使っているという。Gameloftのレースゲーム「Asphalt」シリーズのファンで,「アスファルト8:Airborne」を熱心にプレイしているほか,「PUBG MOBILE」や「SimCity BuildIt」などもプレイしているそうだ。
そんなmasamsr1さんが,“謎のゲーマー向けスマートフォン”で驚いたのは,やはり優れた性能とのこと。ZenFone 5はミドルクラス市場向けのスマートフォンなので,ハイエンドのスペックを有するゲーマー向けスマートフォンでは,驚くほどの性能差を感じたそうだ。
また,masamsr1さんも,使ってみたい周辺機器としてワイヤレストランスミッタを挙げていた。ワイヤレストランスミッタに対するゲーマーの評価は,なかなか高いものになりそうである。
●NorioShimizuさん
そんなNorioShimizuさんも,“謎のゲーマー向けスマートフォン”の性能が高いことには感心していた。また,プレイ中における通知表示のオン/オフをゲームごとに設定できたり,画面表示の最大フレームレートを設定できたりといった,ゲーマーに役立つ機能を備えていることも高く評価していた。
一方,普段使いの端末では,バッテリー駆動時間の短さに悩まされることが多いそうで,今回の新端末におけるバッテリー性能がどうなのか,試してみたいという。また,使ってみたい周辺機器では,端末に合体させるタイプのゲームパッドや,ディスプレイと接続するためのドッキングステーションを挙げていた。
●lemonnn117さん
普段プレイしているスマートフォンゲームは,3DグラフィックスのMMORPGやアクションRPGが多く,10月18日に正式サービスがスタートした「ヴェンデッタ」(VENDETTA)のように,最新のゲームをいち早くプレイするのが好みであるという。
最新のハイエンド端末であるiPhone XSを使っているだけに,“謎のゲーマー向けスマートフォン”を触っても性能差を感じることはなかったそうだが,iPhone向けに最適化されたゲームのAndroid版をプレイしても,違和感を感じることはなかったとのこと。「ゲーム機用のスマートフォンが欲しかった」そうで,“謎のゲーマー向けスマートフォン”はその候補になり得る製品のようだ。
そのほかに,端末をはめ込むとニンテンドー3DSのように2画面を使えるようになるドックも気になったとのこと。移動中にゲームをプレイしながら,もう1画面でWebの攻略情報を見るのに役立ちそうと,MMORPGファンらしい視点で評価しているそうだ。
●pottalさん
よくプレイしているゲームは,「Fate/Grand Order」(以下,FGO)や「ドールズフロントライン」,そして「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」(以下,デレステ)とのこと。
普段使いのスマートフォンと,“謎のゲーマー向けスマートフォン”を比べてみると,やはり画面の明るさや美しさが,まず印象に残ったそうだ。
また,ZenFone ARではHDMI出力経由でディスプレイにデレステを表示することもあるのだが,グラフィックス表示がカクつくことがあるという。その点,この端末ではカクつくようなこともなさそうで,最高品質でも楽しめそうと期待を示していた。pottalさんは,自分が所有する端末でFGOの周回速度比較を行い,結果をTwitterで公開していたりするのだが,“謎のゲーマー向けスマートフォン”でも試してみたいとのことだ。
使ってみたい周辺機器では,まず2画面タイプのドックを試したいとのこと。「周回しながらTwitterを見たり,ほかのゲームをプレイしたりもできそう」と,2画面ならではの楽しみ方ができるかどうかが気になるそうだ。また,低遅延のワイヤレストランスミッタや,端末をはめ込んでPC風に使えるドックなど,外部のディスプレイと組み合わせられる周辺機器にも期待を示していた。
実機の写真を見せられないという,もどかしい紹介になってはしまったが,まもなく国内市場に投入されるゲーマー向けスマートフォンに対する期待が,レビュワーたちのコメントからも伝わってくるのではないだろうか。周辺機器を組み合わせたプレイという,今までのスマートフォンではあまりなかった楽しみ方にも期待が持てる。
11月7日からは,「#ProjectROG」のハッシュタグを付けて“謎のゲーマー向けスマートフォン”に関する質問をTwitterに投稿すると,レビュワーたちが回答してくれる(かもしれない)という取り組みがスタートするとのこと。正式発表前ということもあり,明快な答えは得られないかもしれないが,謎の新製品に興味のある人は,#ProjectROGのハッシュタグをウォッチしておくと,面白い情報が得られるかもしれない。
ASUSTeK Computerのスマートフォン製品情報ページ
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