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インディーズゲームの小部屋:Room#310「Paper Sorcerer」
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印刷2013/12/18 10:00

連載

インディーズゲームの小部屋:Room#310「Paper Sorcerer」



 最近,朝起きると寒くて布団から出られない筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第310回は,Ultra Runaway Gamesの「Paper Sorcerer」を紹介する。本作は,本の中の迷宮に封印された悪の魔法使いとなり,手下の魔物を召喚して敵と戦いながら,迷宮からの脱出を目指すという3DダンジョンRPGだ。つい先日も,あと30分……のつもりが,気付いたら1時間半も経っていたので敵のスタンド攻撃を受けたのかと思ったよ……。

画像集#003のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#310「Paper Sorcerer」

 その昔,高い塔の上に,一人の魔法使いが弟子と共に住んでおり,邪悪な魔物を使って周囲の土地を脅かしていた。そこで王は,腕が立ち,忠誠心にあつい4人の臣下を集め,彼らに強力なアーティファクトを与えて魔法使いの討伐に送り出した。
 困難を乗り越え,ついに魔法使いを追い詰めた4人がアーティファクトを発動すると,まばゆい光と共に,魔法使いとその手下はことごとく1冊の本の中に封印された。しかし,それはすべての始まりに過ぎなかった……。

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 プレイヤーの分身である魔法使いが閉じ込められたのは,“Librum Claustrum”という本の中の迷宮だ。目を覚ました魔法使いはほとんどの力を失っていたが,そこに言葉を話すネズミが現れて,自分に力を貸せばここから出ることもできるという。
 ネズミの助けを得て牢屋から脱出した魔法使いは1体の手下を召喚し,これを最初の仲間とする。呼び出す魔物は,ワーウルフ,ミノタウロス,スケルトン,ゴブリン,トロルなど,12種類から選択可能だ。

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 それぞれの魔物は,近接攻撃が得意だったり,攻撃や回復魔法が使えたりといった具合に異なる特徴を持っており,ゲームを進めると1体ずつ仲間にできる魔物が増えて,最大3体の魔物を加えた4人パーティで冒険できる。ただし,一度決めた魔物は基本的にあとから変更できないので,慎重に選ぼう。

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 開発元であるUltra Runaway Gamesが自ら紹介しているように,本作は「Wizardry」や「Dungeons&Dragons」,そして「Shadowgate」のエッセンスを受け継いだRPG&アドベンチャーで,戦闘はおなじみのターン制が採用されている。

 Shadowgateと言えば,「ざんねん!!わたしの ぼうけんは これで おわってしまった!!」のファミコン版が有名だが,個人的にはMacintoshで遊んだ白黒画面のゲームであり,その雰囲気を再現したかのような本作のグラフィックスには思わず胸が熱くなる。まあ,本作がモノトーン調なのは,本の中の迷宮が舞台だからという理由もあるかもしれないけど。


 さらにゲームを進めると,サンクチュアリと呼ばれる拠点に行けるようになり,ここで新たな装備やアイテムを購入したり,トレーナーでスキルを上げたりできる。このサンクチュアリの主とも言うべき存在が“本の精霊”と呼ばれる女性で,冒頭で魔法使いを助けてくれたネズミは,実は彼女の化身だったのだ。
 ここまで,詳しく触れてこなかったが,戦闘システムにもちょっとひねった仕組みがあり,ボス戦の難度も高めで,なかなか遊び応えのある本作。年末年始にじっくり楽しみたい一本だ。

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 そんな本作は,DesuraやGamersGateにて4.99ドル(公式サイトでは5ドル)で発売中。デモ版もあるので,ちょっぴり「Wizardry #4 ワードナの逆襲」っぽい設定に興味を持った人は,まずはそちらをお試しあれ。また本作はSteam Greenlightを通過したようなので,Steamユーザーはそちらでの発売を待つのもアリかもしれない。

■「Paper Sorcerer」公式サイト
http://www.ultrarunaway.com/

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