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ハロー!Steam広場 第15回:壁画の中にFire in the hole!
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「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー Steam 広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者の独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,ゲームの疲れをゲームで癒す上級Steamerにジョブチェンジできるかも。
ハロー!Steam広場 第15回は,特殊部隊を指揮してテロリストの鎮圧を目指すストラテジーゲーム「Breach&Clear」をメインに紹介しよう。このほか,オリジナルの魔法を駆使して戦う一人称視点のアクションRPG「Lichdom:Battlemage」や,壁画の中で虐殺の限りを尽くす横スクロールアクション「Stones of Sorrow」もあるので,さっそくチェックしよう。
特殊部隊を指揮してテロリストの鎮圧を目指すストラテジーゲーム「Breach&Clear」
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今回は,特殊部隊を指揮してテロリストの鎮圧を目指すストラテジーゲーム「Breach&Clear」を紹介しよう。なお本作は,スマートフォン向けにリリースされた同名タイトルの移植版となる。ちなみにBreachとは,建物や室内へ突入するために,ドアや窓などを突き破る行為,Clearは安全確認を意味する。
悲鳴が聞こえた部屋の扉を探偵が体当たりでぶち破る行為もBreachなのだ(たぶん)。
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ゲームを始めるには,まず自分の部隊を作る必要がある。プレイヤーが指揮する部隊は4人のメンバーで構成されるので,さっそくメンバーを作成していこう。
最初に決めるのは,所属する特殊部隊だ。「SEALS」や「KSK」「S.A.S」など,実在する(またはしていた)特殊部隊が6つ用意されており,どこに所属するかで隊員のビジュアルが変わってくる。S.A.Sに関しては,猛烈な「コレジャナイ感」を感じるのだが,外観は装備アイテムでも変えられるのでとりあえずは良しとしておきたい。
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部隊が決まったら,次にメンバーの顔と名前,そして最後にクラスを決めて作成完了となる。クラスは全部で6種類用意されているのだが,部隊メンバーは4人までなので,どれを選択するかが重要になってくる。迷うようならとりあえず,部隊全体をサポートする「FIRETEAM LEADER」と,負傷した味方を治療する「MEDIC」は入れておきたいところ。
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部隊を作成したらさっそくミッションを受けよう。プレイヤーが最初に選べるのはアフガニスタンでのミッションのみで,ここでの任務をすべて終えることで次のロケーションが開放されていく流れだ。
アフガニスタンでは,扉の多い室内での戦闘がメインなので,突入から鎮圧までの基本的な動きを身につけることができる。
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ミッションがスタートしたら,まず突入ポイントを選択しよう。突入ポイントは予めいくつかが決められており,各ポイントに1人から4人までのメンバーを配置することが可能だ。また,配置する際に突入方法を決めることができ,ショットガンなどを利用することで,扉の向こう側にある脅威を一方的に排除できる。これは本来,鍵の掛かった扉の錠を破るための手法なのだが,このゲームでは勝手が違うようだ。
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隊員を選択して移動させたい場所をクリックすると,その地点までのルートが表示される。ここで特徴的なのが移動中の隊員の向きを,ルート上で細かく設定できることだ。これをうまく設定しておけば,いきなり飛び出してくるテロリストにも即座に対応できる。
逆に,向きを意識しないでルートを決めてしまうと,後ろ向きのまま安全確認の済んでいない部屋に突入するといった暴挙にでる隊員が現れるので,気をつけたい。
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部屋に突入した最初のターンで,その部屋にいるテロリストを鎮圧できるのが理想だ。そのためにも,フラッシュグレネードや,フラググレネードといった各役割ごとに与えられたスキルは惜しみなく使っていこう。
ターンが終了するとリプレイを見ることができる。いくつかに分かれて行動している時に,そのターンで確認できなかった別働隊の動きをチェックしたり,かっこよく突入が決まった時に,リプレイを何度も見てニヤニヤしたりと,使いどころはさまざまだ。
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ミッションをクリアすると,経験値と報酬がもらえる。隊員がレベルアップすると能力ポイントが5ポイントもらえるので,好きな能力に振り分けていこう。報酬として手に入れたお金は,装備などを購入するのに使うので,ある程度貯まってきたらショップを覗いてみると良いだろう。
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こうしてさまざまなミッションをクリアして部隊をどんどん強くしていくことが,本作における目標の1つとなる。ほかにも,最短ターンでのクリアを目指したり,1人の隊員のみでテロリストを鎮圧したりなど,楽しみ方は色々とあるので,この手のストラテジーゲームが好きな人はぜひ遊んでみて欲しい。
「Breach&Clear」Steamページ(14.99ドル)
オリジナルの魔法を駆使して戦う一人称視点のアクションRPG「Lichdom: Battlemage」
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アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回は,CryENGINE 3を採用した一人称視点のアクションRPG「Lichdom:Battlemage」を紹介しよう。
本作は,黒魔術によって支配された世界が舞台となっており,プレイヤーは次々と襲ってくるモンスターに,魔法のみで戦うことになる。
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プレイヤーが操作するバトルメイジは,さまざまなアイテムを組み合わせて魔法を作る術を心得ており,完成した自分だけの魔法に一喜一憂するのは本作における醍醐味の1つだ。レアアイテムを使って作成した魔法が,かなり微妙だった時のやりきれない気持ちもきっと醍醐味の1つ。
魔法を作るためのパーツとなるアイテムの中には,攻撃力や命中率,クリティカル率などを上昇させる特殊効果が付与されているものがあり,より強力な効果が付いたアイテムを求めてダンジョンを探索するといったトレジャーハント的な要素も用意されている。
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ゲームは,謎の遺跡内部からスタートし,基本的には一本道。道中には黒魔術で蘇ったアンデッドたちがうろついており,これらと対峙した際は,スロットに登録した3つの魔法を駆使して戦うことになる。
右クリックで単体魔法,左クリックでシールド魔法,右+左クリックで範囲魔法が発動できるほか,ホイールのスクロールで魔法の属性が切り替えられる。また,戦闘において特に重要となるのがシールド魔法によるジャストガードだ。
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ジャストガードは,相手の攻撃が当たる直前にガードをすることで発動し,ダメージを0にするだけではなく,暴発したシールド魔法が周囲の敵にダメージを与えてくれる。近接タイプの敵はこれだけで倒せてしまうほど強力なので,積極的に狙っていきたい。ちなみにスペースキーで回避も可能なので,範囲魔法の詠唱で両手が塞がりガードが出来ない時や,敵に囲まれた時などに使うと良いだろう。
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本作は4つのテスト段階に分けられており,現在プレイできるのは“Pre-Alpha 1”という初期のバージョンになる。ロードマップによると8月26日にフルリリースが予定されており,その際の価格は39.99ドル。現在配信されているPre-Alpha版は19.99ドルなので,少しでも興味があるのならば,早いうちに購入しておくとお得かもしれない。
Pre-Alpha版「Lichdom: Battlemage」Steamページ(19.99ドル)
壁画の中で虐殺の限りを尽くす横スクロールアクション「Stones of Sorrow」
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「こんなゲームをリリースしたい」という開発者に対して,ユーザーが賛成か反対かを投票できるサービスがGREENLIGHTだ。今週登録された作品の中で特に気になったのは,壁画の中で暴れまわる横スクロールアクション「Stones of Sorrow」だ。
プレイヤーが操作するのは,壁画に描かれた古代人の1人で,自分を裏切った兄の頭蓋をその手に持った斧で叩き割るまで,虐殺の限りを繰り返していくのだ。
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ダンジョンは自動生成されており,プレイする度にマップの構造が変化する。また入手したお金でその場限りのアイテムを購入するなどローグライクな要素も取り入れているようだ。
またお金は,ゲームオーバーになった時にさまざまなオプションと引き換えることができる。より強くなって復活したり,すべての攻撃がクリティカルヒットするようになったりと,金額が高くなるほど強力な効果が手に入るようだ。
スクリーンショットだと,いまいちプレイフィールが伝わりにくいタイトルなので,以下のムービーもチェックしてほしい。
ちなみに現在GREENLIGHTページでは,DEMO版のリンクが公開されているので,どんなゲームなのか興味がある人はダウンロードして遊んでみよう。
「Stones of Sorrow」GREENLIGHT紹介ページ
- 関連タイトル:

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