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印刷2008/02/21 19:43

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[GDC2008#12]Microsoftの基調講演 〜 XNAで行う「ゲーム開発と流通の民主化」

Liveサービス担当副社長John Schappart氏。独立系ゲーム開発者の自主販売をサポートする「Xbox Live Community Games」を発表した
 GDC2008の3日目の基調講演は,MicrosoftのLiveサービス担当副社長 John Schappart(ジョン・シャッパート)氏が行った。講演のタイトルは「A Future Wide Open: Unleashing the Creative Community」というもので,XNAでの開発およびXbox Liveを通じた流通を行うことでアマチュアゲーム開発を活性化させる,「Xbox Live Community Games」というアマチュア開発コミュニティ向けの新プロジェクトが発表された。

 Xbox Live Community Gamesとは,ゲーム開発を志す人専用のコミュニティグループである。Schappert氏は,アメリカで行われている大統領候補戦になぞらえてか,この発表にあたって「開発と流通の民主化」(Democratizing Game Development & Distribution)という標語を掲げていた。XNAとXbox Liveを使った開発/流通によって,少なくともエントリーレベルにおいては,意識の高い人なら誰でも成功のチャンスがあることをアピールするものである。今春には現XNA Creators Clubの会員の間でβテストが開始され,順調に行けば2008年末までには正式にサービスインされる予定とのことだ。

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XNAはXbox 360とGames For Windowsへの互換も可能にしているが,さらにはMicrosoftが販売するポータブルメディアプレイヤー「Zune」にも2009年中に対応する予定。Wi-Fiを使ったマルチプレイヤーゲームも可能になるらしい
 Xbox Live Community Gamesは,さらに門戸を広げたWeb 2.0的なサービスへの拡張が見られる。Create,Submit,Peer Review,Playの4段階で構成され,第1段階はクリエイター志望者がXNAでゲームを作ることから始まる。それを同サービスを利用して自主販売し,Xbox Liveのゲーマーズタグのように,開発者としての専用IDを取得することになるのが第2段階だ。第3段階では,「自分のゲーム」として出展したものにPeer,つまりほかの登録者達が,作品の採点やレビューを書き加える。第4段階のPlayというのは,その評価に応じて,より多くの人々にプレイしてもらえる環境ができあがるという仕組みである。多くの人に認められる作品を生み出し続ければ,それが登録者の履歴として残り,その才能を見出されてプロの道を歩むチャンスにめぐり合えるかもしれない,というのがMicrosoftの説明する“ゲーム業界の民主化”なのである。

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 自主販売とうたわれているとおり,Xbox Live Community GamesはXbox Liveでプロが作るゲームと同じように,金銭を徴収することになる。詳細はまだ決定していないものの,収益をMicrosoftと開発者がシェアすることになりそうだ。
 Schappert氏とバトンタッチしたXNAマネージャー Chris Satchell(クリス・サッチェル)氏は,「The Dishwasher: Dead Samurai」という横スクロール型アクションゲームを個人で製作した若者を壇上に呼び込み,その彼の人生をモチーフにした,コメディ調のドキュメンタリードラマ映像を披露。彼は皿洗いのバイトをしていた頃に,XNAでのゲーム開発にハマッてしまったらしいのだが,多くの人がお金を払ってでも楽しみたいと思うほどのクオリティを備えるゲームを開発できる魅力は,その映像から十分に伝わってきた。

 この基調講演が行われたアメリカ時間の2月20日より,これらの“コミュニティ・ゲーム”が期限限定で無料ダウンロードできるようになっている。The Dishwasherのほか,「Culture」「Little Gamer」「JellyCar」「Proximity HD」「Rocketball」「TriLinea」の6作品がラインナップされており,会場のムービーを見た限りでは,どれも個性的な作品ばかりだった。興味のある人は,Xbox Live Marketplaceにアクセスして試してみるとよいだろう。

 これら,独立系ゲーム開発者に対するサポートや取り込みは,もはやPCゲーム市場を越えて,コンシューマーゲーム機の現場でも積極的に行われている。Sonyは,Playstation Networkで「Flow」や「Everyday Shooter」というインディーズゲームを成功させているし,Nintendoは5月にも,低予算ゲームのダウンロードオプションを含めた「WiiWare」をリリースする予定になっている。ゲーム業界が,新しい血の流入を欲している証左ともいえよう。
 Schappert氏が基調講演の終わりでまとめたように,これらの独立系開発者の中から,いずれはPeter Molyneux(ピーター・モリニュー)氏のような大物が現れる可能性は十分にある。果たして,「ガレージでゲームを開発していた頃」のようなゲーム開発黄金期は,再び到来するのだろうか。
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